レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀
Leverage

製作総指揮:ディーン・デヴリン
製作:エレクトリック・エンターテインメント

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951
http://www.fujitv.co.jp/leverage/





Jan. 20, 2009
第8話 5000キロの彼方 The Mile High Job

脚本/Amy Berg 監督/Rob Minkoff
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リバレッジ本部に相談に来る夫婦・ジェームスソン
二人は
ジェノブロウ社が化学肥料を垂れ流しにしてその水を
飲んだ娘・アシュレーが肺や心臓に腫瘍が出来て亡くなった事
と関連し、訴えを起こそうとするも、当初は医師も証言して
くれる事になっていたが、相手は専門家を使って封じ込めに
かかり、弁護士からも勝ち目は無いと言われたという。
自分たちは
アレンに対して、決して罪からは逃げられないという
事を思い知らせて責任を取らせたいのだという。しかし証拠が
全て握りつぶされ、化学肥料によって汚染されるリスクを会社
が承知していたかどうかの決定的な証拠が必要だという。
調査報告書は読む前に相手の弁護士に妨害され、企業秘密扱い
にされたという。

カリフォルニア州・ロサンゼルス
午前4時10分。ジェノブロウ社に向かうのは、ソフィーとネイト
とエリオットとパーカーだった。
ハーディソンはこの日約束の
時間になっても現れず
、四人だけで会社のオフィスに忍び込もう
としていた。
ソフィーが入り口の守衛達の気を引く間に、三人は裏口から
上手く忍び込むが、ハーディソンが居ない事もあり、オフィス
に入る為のカード情報を盗むことが出来ず、エレベーターにさえ
乗ることが出来なかった。仕方なく三人は非常用階段から30階の
オフィスまで自力で上がると、ドアを爆破させて侵入する。

オフィスに入るとなんとか会社が危険を認識していたとする資料
を捜そうとする。すると突然ハーディソンから通信が入る。
ハーディソンは停電したとの言い訳を使い、悠長に本部から
無線で連絡してきたのである。

しかしタイミング悪くオフィスにはアレンがやってくる。
急いで一同隠れると、アレンは電話の中で、環境保護庁からの
召喚状が届く前に、
ケイマン諸島にいき資産を運び出したい
事を語っていた。一時間後の飛行機でケイマン諸島にそれを
運ぶというアレンは信用出来る人物を監視役として同行させる
様電話で指示を出す。

それを聞いていたネイトたちは、この会社が農業部門の存在を
消し去り、賠償を逃れる為の工作をしている事が分かる。
なんとかしてその飛行機に搭乗し、資産を奪い取ろうと告げる。

LAXターミナル(ロサンゼルス国際空港)にやってくる4人。
ハーディソンはネット経由でチケットを確保したという。
ネイトとソフィーが夫婦役でファーストクラスに搭乗し、
エリオットは空港保安官として乗り込むという。パーカーは
気がつかれたりはしないのかと尋ねるが、通常空港保安官は
100便に1人程度しか搭乗しないものだという。パーカーには
キャビンアテンダントとして搭乗してくれとネイトは語る。

ハーディソンはこの日、ケイマン諸島行きのC.A・ベッキー
保健所職員として電話し、フィジェットというオタクの猫を
預かっている事を告げ、引き取りに来ないと処分する事を告げる。
ベッキーは急遽搭乗を辞める中で、パーカーは彼女の荷物を
すり替えて、C.Aの制服をかすめ取る。
一同飛行機に搭乗する中で、ハーディソンには、改めてジェノ
グロウ社にいき、決定的な証拠を探し出せと指示する。

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悪徳企業が隠蔽している事実を解き明かし、なんとか被害者
たちに賠償させようとネイトたちは動き出す。
オフィスに侵入するも証拠よりも先に、彼らが資産をケイマン
諸島に運ぼうとしている事実を知り、ネイトたちはその資産を
奪うために飛行機に乗り込む。

ドラマとしてはハーディソン頼みの展開だった。
もちろん各々のパートはきちんと機能しているので誰が欠けて
もやりづらい事は明らか。
ただやっぱり企業に潜入するにも何をするにも今の世の中の
犯罪に対して立ち向かうには、ハッカーの存在は欠かせないと
いう事なのね。

パーカーのキャビンアテンダントの制服姿を見せるのが目的
なんじゃないかとする流れが有りつつも、男達はキャビンアテ
ンダントに密かに詳しい辺りが笑える。
ハーディソンの事をオタクだなんて言って居られる立場か
みたいなツッコミが出来そう。

パーカーの無表情さは相変わらずだけど、キャビンアテンダント
としての仕事をこなしているときにも無情なまでに感情を
排除し、他人に気遣うことなく動いているところが一貫して
凄い。
機内放送も相当投げやりなものの言い方だったけど、これで
よく不審に思われないものだと思う物があるしね。
これと対照的にハーディソンもまた、ジェノグロウ社に忍び込み
社員として溶け込んでしまっている辺りが、適当すぎるけど
それなりに面白いやりとりなので許してあげたくなる。

最初から面倒くさいことせず、ハードディスクを持ち帰れば
良いんじゃないかという気がするし、そんな事よりもパソコン
をそのまんま持って帰れば良いと思う所も有ったけど、まぁ
良いか。

ネイトとソフィー。
10年前は追いつ追われつの関係だった二人。
ソフィーは相当ネイトにご執心のようだけど、ネイトはやっぱり
子供の件とか妻の件を引きずっていたりするのかな。

エリオットの元海軍特殊部隊のダンとのトイレでの闘いも有る
意味凄かった。

飛行機のクライマックスはもう何でも有りだった。
ブラックボックスはオレンジ色だったとか、どうでも良い
感じだけど、携帯をUSB端子にさせとかアダプターを見つけろ
という場当たり的な展開はかなり無理がありすぎたぞ。

ネイサン・フォード (Timothy Hutton) 元保険調査員、アルコール依存症
ソフィー・デヴェロー (Gina Bellman) 2ヶ国語を物真似
エリオット・スペンサー (Christian Kane) 武術に長ける、銃嫌い
アレック・ハーディソン (Aldis Hodge) 機械オタクでハッキングのSP
パーカー (Beth Riesgraf) セキュリティーを抜ける泥棒

マリッサ・デヴィンス (Sara Rue) ジェノブロウ社・経理
アレン・ホールドマン (Michael Kagan) ジェノブロウ社
モニカ (Sandi McCree) キャビンアテンダント
シェリル (Angela Oh) ジェノブロウ社
マーク・ジェームスソン (Bob Jesser) アシュレーの母
ステイシー・ジェームソン (Lucia Sullivan) アシュレーの父
--- (Tom Ohmer) Captain
--- (Grace Eboigbe) Flight Attendant
--- (Joel Clark Ackerman) Co-Pilot
--- (Jeremy Roenick) Security Guard
スティーブ (Dave Kuhr) ジェノブロウ社
ダン・アーリック (Tony Donno) ジェノブロウ社・警備責任者
--- (Lu Johnson) Business Passenger
--- (Andrew J. Lee) Japanese Tourist
--- (Owen Martin) Flight Attendant
--- (Bryan Scamman) Annoying Man
--- (Heidi Shepherd) Confused Passenger

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