レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀 Leverage 製作総指揮：ディーン・デヴリン 製作：エレクトリック・エンターテインメント http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951 http://www.fujitv.co.jp/leverage/

Feb. 3, 2009
第10話 セカンドチャンス The 12 Step Job

脚本／Amy Berg、Chris Downey 監督／Rod Hardy
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食べ物を食べながら運転してやってくる男性・ジャック・ハー
リー。McTeagueキャピタルインダストメントの投資マネージャー
をしている彼は、会社に着くと、ジミー、ステイシー、トッド
そしてパムに話しかける。秘書のパムは現在オフィスが大変な
事になっているとし、全部資料を見せろと捜査機関の査察が入っている
のだという。ジャックは急いでその場から逃げる。

レバレッジ本部には、ジャックから被害を受けたとするミシェル
という女性が来ていた。彼女は恵まれない人に食料を配るフード
バンクで働く女性で、寄付金の管理を主に担当していたという。
投資マネージャーのジャックと逢い彼から投資で金を増やして
もらうという約束だったが、突然口座から金が消えたとの事だ
った。食料品倉庫を拡張するために小切手を切ろうとした際に
口座の金が無くなっている事に気がついたという。このままだと
私が刑務所に行く事になると泣きつく。ジャックはとても熱心
で優しい人だったが、彼の上司に連絡すると、投資ファンドの
方では入金された形跡は無く、ジャックが不正していたとする
証拠は無いのだという。ネイトはそれを聞いて恐らく事務所が
改ざんしたのだろうと告げ、私たちが何とかするという。
ミシェルはネイトに何故貴方はこんな仕事をしているのか?と
尋ねると、恐らく貴方がしている事と同じだと語る。
ネイトはミシェルを見送る中で、酒を飲んでいる事に気がつく
ソフィー。

ネイトはみんなで今回の件でブリーフィングを行う。
ハーディソンやエリオットは明細書が有るので事務所を訴えれば
良いだけのことで我々の仕事ではないのではないか?とするが、
相手は大手の事務所故に、街の弁護士が立ち向かっても勝てる
ハズは無いという。

ハーディソンはジャックについて調べる。
するとジャックはマリーナにマンションを所有し、今のところ
ネット上に彼がアクセスした痕跡はないという。恐らく金は
全て現金化しているハズで手元に持って居るのだろうとし、
過去の足取りを捜そうという。ジャックのカードの明細を調べる
と、バーやストリップ、そしてポルノのPPVを見ている事が
判明。そしてタコスの店によく行っている事が分かる。
まるでファミリーサーカスのビリーが酔ってエロオヤジになって
いるような人だとパーカーは呟く。もう彼は国内から
逃亡しているのではないか?とするが、パスポートを使った
形跡は無く、ネイトによると依存症の人物は冒険はしないもの
だとし、慣れた行動範囲で生活をおくるものだと語る。
ネイトはパーカーにマンションに侵入してジャックに関する情報
を入手しろと告げ、私とソフィーは買い物先を見て回るという。
ハーディソンとエリオットは彼のたまり場を捜してくれと告げる。
たまり場とはストリップ劇場のことだった。ハーディソンは
1ドル札が無いとして、ネイトに換金を求めるが・・

そんな中ハーディソンとエリオットは12番目のバーに来ていた。
思わずエリオットの車にフローズンドリンクをこぼしてしまう
ハーディソン。エリオットが激怒する中で、目の前でジャック
が女性に鍵を手渡そうとしているのを目にする。それを拒絶され
るのを目撃する中、更にジャックの元にはメキシコ系のギャング
と思われる三人組がジャックを痛みつけて金を返せと返済を
迫っていた。ハーディソンとエリオットはジャックを救出する
中、ジャックは車で一人逃げ出してしまう。エリオットは
ネイトに連絡すると、ネイトはエリオットの車を補足している
事を告げ、電柱に激突して既に駐まっていると告げる。
エアバックが開いた状態で、ジャックは寝ていた。
車を調べるが金が有る形跡はまるでなかった。金の在処を知っ
ているのは本人だけ。彼を罠に掛けようというネイト。

ジャックは目覚めるとベッドの中に居た。同じ部屋にはネイト
の姿が有った。事情を聞くと、ここはセカンドアウトリハビリ
施設だという。
ソファーはタナー博士(権威有るカウンセラー)として潜入し、
ネイト(トム)、パーカー(ローズ)は依存症患者として施設で
ジャックと同じグループセラピーの組みに入り、彼に接近する
事になる。
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ネイサンらはボランティア活動をしている女性から金を騙し
取ったファンドマネージャーの男・ジャックからお金を取り
戻そうと作戦を練り決行する。しかしこの男性には自分たち
以外にも、メキシコ系、チリ系、北朝鮮系のギャング団から
金を持ち逃げしている事が分かり狙われている事を知る。
更に調べていくとジャックは思ったほど悪人ではない事が
判明する。

犯人像に関してはよく分からんって感じのつかみ所の無い
人物だったけど、依存症患者として厳重な施設に入れて、
金のありかを告白させようとする流れの中で、患者として
紛れ込むパーカーやネイトの事情に触れていくというのが
メインの流れだったようだ。

パーカーが何故盗癖が有るのか。
そしてネイトがアルコール中毒患者として、壊れゆく様の中
になんとかしてソフィーが立ち直らせようとして尽力を
つくしていくという姿がドラマとしての見所。

よく分からないのはジャックは良いやつなのに何故そんな
危ない橋を渡ろうとしていたのか。
会社に責任は無くジャック本人ばかりがギャング団に狙われて
いるという事から、彼が単独で悪い金に手を付けていたという
事なのだろうか。

ネイトがあっさりとこれまでの段取りを無視してジャックから
告白させるというのも面白いのだか安っぽい内容なのか
分からない物が有った。

ただこれまであまり描かれなかった子供の件で苦悩している
様子が描かれた感じがする。
二人がグループセラヒーの場で語る内容が何処まで本当の事
なのか気になるものが有ったしね。

抗うつ剤を飲ませられたパーカーが妙にハイテンションだった
所も面白かったかな。酔っ払ったようにハグしてきたり、
なかなか施設から出たがらなかったり・・・
アメリカでは2千万人が飲んでいる薬だと言っていたけど、
アメリカはあらゆる意味で薬の服用量が多い気がする。