レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀
Leverage シーズン2

製作総指揮:ディーン・デヴリン
製作:エレクトリック・エンターテインメント

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http://www.fujitv.co.jp/leverage/





Jul. 15, 2009
第1話 再会した詐欺師たち The Beantown Bailout Job

脚本/John Rogers 監督/Dean Devlin
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ボストン保険で働くために面接をするネイト。
モネの絵の件で2500万ドルの損失から会社を守ったことなど
経歴としては十二分だったが、それ以降の経歴はどうしていた
のか?と問われ、個人のクライアントを極秘で助けていたのだ
と語る。面接官の男は復帰は大歓迎だとして早速オフィスに
案内しようとするとネイトは居なくなっていた。

その頃マット・ケリガンと娘のゾーイは車で移動中だった。
ゾーイは銀行員の父に対して警察に知らせるべきだとするが、
お前が考えているよりも事態が複雑なんだと語り、警察に説明
したがまるで取り合わなかった事を説明する。銀行員で無いと理解出
来ないのだと。そんな中突然ケリガンの車は制御を失う。

ネイトはBARへと向かう最中に突然目の前で車が横転するのを
目撃。ケリガン親子が乗っている事を知って急いでゾーイを
助け出す。運転席のマットの救出を近づいてきたフードの男に
托してゾーイを安全な所に避難させるが、フードの男はマット
を助けることなく後部座席に置いて有った
マットのブリーフ
ケースを持ち去ってしまう
。急いでネイトはマットを助け出し
に行くと彼を助けた後車は爆発炎上する。

病院に運ばれマットもゾーイも一命を取り留める。
病院にはケリガンの上司だというグレン・レアリーと共に
州警察の警部補だというボナートが来ていた。事故ならば市警察
の管轄ではないのか?とネイトは問うが、レアリーからは、
ファーストボストン銀行に勤務しているが、週末に経営破綻
することが決定しており、
政府が不良債権を買い取ってもらう
だけの状態
である事を語る。ケリガンは酒に溺れていたことを
告げ車の事故もそのせいではないかと告げる。
しかしみんな立ち去った後、ネイトに対してゾーイは車が突然
コントロールが不能になった事を説明する。元々今回のことは
最初から変だったと語る。

ネイトは劇場に行くとソフィーが出演する
"サウンド・オブ・
ミュージック"
を見に行く。するとそこには、パーカー、ハー
ディソン、エリオットも見に来ていて、レバレッジ集団が
半年ぶりに勢揃いする。
ソフィーはみんなが来てくれたことを喜び、劇が終わった後に
みんなで遭いましょうと語る。

劇が終わった後のバーで、ソフィーは落ち込んでいた。
劇の出来があまりに悪く、インターネットの論評では"ナチス
を応援したくなった"とまで書かれる始末。一同アルコール依存
症のネイトがバーに居る事に対して違和感を覚えるが、ネイト
によるとこの上のマンションの部屋を借りているのだという。
ソフィーが落ち込んでいるのを知ってパーカーは何かを盗めば
気分は晴れるとするが・・
この半年間、みんな何をしていたのか?という事になり、パーカー
はホープダイヤを盗んでまた元に戻して置いたという。
ハーディソンはホワイトハウスのシステムに潜入してメール
を読んでいたとのこと。エリオットはパキスタンに居たのだと
いう。一同ネイトに対して最高のチームを作ったのに対して
それを壊したことを非難するが、人助けの方法を教えただけで
俺は泥棒ではないと否定する。世の中にはまだ救われない人が
大勢居る
のだとしてソフィーは説得し、またチーム結成の可能性
を求めるが、互いに先に進むと決めただろうとし、俺はまとも
な生活に戻ったのだという。

ネイトは部屋に戻ると突然男によって襲われる。
背後から狙われるのを知って寸前で交わす中、ソフィーが
現れると男も逃走する。ネイトは追いかけるが逃げられてしまう。
戻って来たネイトに対してソフィーはまた強盗が戻ってきたのか
と思い頭を殴って気絶させてしまう。

ネイトが目を覚ますとみんなが部屋に居座ってて居た。
ハーディソンは防犯カメラの映像からネイトたちを襲った人物
について調べていた。一人で犯人を追うつもりなのか?とし、
昼間に助けた親子の件で、ブリーフケースを奪った男が
ネイトを再び襲いにきた事を告げる。男の消息を防犯カメラ
で調べていくと盗んだケースを路地裏のゴミ箱に捨てている事
が分かり、マットの空のブリーフケースだと分かる。

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半年ぶりに再会したメンバーたち。
ネイトは自らの子供の復讐を果たしたことで、レバレッジ家業
からは足を洗ってまっとうに生きようとしていたが、
目の前で悪人によって一つの家族が被害を受けている事を知る。
助けたはずのネイトも襲われたことで、ハーディソンたちは
自然とネイトを助ける為に動き始める。再結成を否定しつつも
今回に限りチームを組もうと告げる。

やはりネイトの心を揺り動かすのは子供の被害者を登場させる
というのが一番の効果的なことなのかも。

どういう形でチームが再会するのか楽しみだったけど、まさか
のソフィーの演劇・劇場で顔を合わせるというのが笑える。
ソフィーが劇に起用されたことも謎だけど、一人ずつナチスの
手から劇場で逃走を図るという「サウンド・オブ・ミュージッ
ク」の展開とは逆に、メンバーたちがその劇にたぐり寄せられ
てくるというのもまた皮肉なものがある。
なんだかんだ言ってソフィーの劇を見るのがみんな癖になって
いるのではなかろうか。

空白の期間、色々と気になる事は多かったけど、ネイトの
肖像画は一体何処に保管されていたんだ?って感じのネタ。
みんながネイトの家に居座ってしまうというのもこのメンバー
らしさが現れて、みんな家族のようになっているんだなと
思わせた。更にソフィーに彼氏が出来ているという辺りは
ちょっぴりショックが有るかもしれない。ネイトの心を揺さぶる為の
駆け引きならば良いんだけどね。

さて事件は計画倒産をするだけでなく、マフィアが資金洗浄
に使っていた事実などのすりあわせのために、倒産前に銀行の
金を根こそぎ奪い、その事実を知ったケリガン一家が狙われて
しまうというもの。

マフィアの存在をちらつかせつつ、実際に行動を主導していた
のは銀行家の男性だったけど、あんまり怖そうな人ではなかった
ので安心して見ていられた。
演じているのは映画俳優のCharles Martin Smithだった。
何と言っても卒業後の旅立つ前日のことを描いた映画「アメリ
カン・グラフィティ」
で不器用な学生・テリー・フィールズを
演じたり、「アンタッチャブル」での捜査官役は記憶に残るところ。

エリオットの力強さがまたパワーアップしている感じで、
一瞬にして三人の大男を倒すところが凄かった。
エリオットが撃たれるシーンに於いても、ネタ的には前振り
されていたのですぐにそのトリック性が分かったけど、
ハーディソンとパーカーにからかわれている所が笑えた。
ロンドンを拠点とする詐欺師としてソフィーが扮していたけど
あっさりとエリオットを射殺する際に、ロンドンでは当たり前
のことで、カミソリを使うと語っていたところが笑えたな。

ハーディソンとパーカーは相変わらずコンビ。
半年間ハーディソンはパーカーを探していた事を語っていたね。
妙な宗教家に扮して居た二人だった。
パーカーの登場シーンで名前を聞かれて、名字をいわずに
パーカーだと言っていたけど、その内名前が明らかになった
りするのかな。

ちなみに今回のトリックは回転木馬詐欺という名前が付いて
いるようだ。



・Andrew Garrett Langeの"Not Sure Yet"

ネイサン・フォード (Timothy Hutton) 元保険調査員、アルコール依存症
ソフィー・デヴェロー (Gina Bellman) 2ヶ国語を物真似
エリオット・スペンサー (Christian Kane) 武術に長ける、銃嫌い
アレック・ハーディソン (Aldis Hodge) 機械オタクでハッキングのSP
パーカー (Beth Riesgraf) セキュリティーを抜ける泥棒

グレン・レアリー (Charles Martin Smith) ファーストボストン銀行
ブランドン・オヘア (Kevin Chapman) マフィア
パトリック・ボナンノ (Robert Blanche) 州警察・警部補・組織犯罪
--- (Carolyn Crawford) Teller
マット・ケリガン (Leigh Guyer) 父親、銀行員
トミー (Eric Newsome) ボストン保険の面接官
ゾーイ・ケリガン (Madeleine Rogers) 娘
--- (Andrew Garrettson) Doctor
--- (Caity Jayne) Bank Clerk
--- (Josh Turner) Southie Thug
--- (Rian Turner) Mail Cart Guy

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