レバレッジ 〜詐欺師たちの流儀
Leverage シーズン2

製作総指揮:ディーン・デヴリン
製作:エレクトリック・エンターテインメント

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/951
http://www.fujitv.co.jp/leverage/




Aug. 12, 2009
第5話 指揮官ソフィー The Three Days of the Hunter Job

脚本/Melissa Glenn、Jessica Rieder 監督/Marc Roskin
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BNIスタジオで撮影される"モニカ・ハンターの真相を追え!"
人気の真実暴露番組だった。
この番組で取り上げられる今日の題材は、スクールバスでの
事故で2人の子供を失った件で、運転手の素性を追うというもの。
運転手のレイ・ペニントンは蛇行運転をしていたとし、
精神疾患
の治療をしていた
のだとして、ゲストの精神科医・プラット博士
と話をする。

娘のサラは父・レイがガレージ内で責任を取って自殺未遂に
及んでいたのを見つけてすぐに救急車で運ぶ。

サラはレバレッジのネイトとソフィーに逢うと、この一件は
あくまで
車の事故だったとし、今まで父を責める人など居なか
ったのに、モニカ・ハンターが番組で有る事無い事話した事で
犯人扱いにされているという。父は確かに湾岸戦争に行き、
PTSDで抗うつ剤を飲んでいたことが有るが、それも14年前の
事で今では立ち直っているという。ネイトは被害に見合う金を
取り戻してやるというが、サラは金などはどうでも良いとし、
寧ろ
父の失った名誉を取り戻したい事を語る。
ソフィーはネイトに対して、今回は私がネイトとなって計画を
主導する事を語る。ネイトはソフィーが男性と別れた事を知って
仕事にぶつけるなと告げるが、ソフィーはそれを否定し、私は
チャレンジしたいのだという。ネイトは仕方なくソフィーに
任せる事を告げる。

しかし人の名誉などどう取り戻すのか。
レバレッジのメンバーたちで話し合う。ソフィーはテレビ局に
取材させるのだという。パーカーはソフィーがネイト役ならば
ソフィー役は誰がやるのか?と問うとパーカーがやってという。
ハーディソンは以前ソフィーが主導した計画では事務所を爆発
させることになっただろうとし、大丈夫なのかと告げる。

今回のメインはテレビ局で人気の暴露ショーの司会者・モニカ
で、8年間大人気の番組だという。
番組のパターンとして、

1) 相手に不利な資料を突きつける
2) 対象者の恥ずかしがる映像
3) 専門家の裏付け


これで番組に説得力を持たせている事を知る。事実には関係無く
犯罪者にされてしまい、例え番組が告訴してもテレビ局側で
もみ消してしまうのだという。ソフィーは
ガセネタを使って
番組を潰そう
とし、彼らが持って居るのか金と名声だが、彼女
欲しいのは、尊厳なのだという。硬派な記者からは彼女の存在
番組は完全に無視されているのだとし、尊厳を得られるネタを
与えるのだという。

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公共の電波での影響力を鑑みず、あることないこと真実のよう
に語り、真実をねじ曲げて語る人気司会者のモニカ・ハンター。
番組で告発されたバス運転手のレイは取り上げられたことで
犯罪者扱いされ、自殺未遂へと追いやられてしまう。娘は
名誉の回復を願ってレバレッジに依頼する。

スクールバスの事故を関して、車の事故だったというオチだけど、
結局二人の子供が死んでいる事実には変わりが無い。
誰が整備を行ったのか妙に気になるモノが有り、その整備のミス
を運転手が怠っていたとなると恨むのは筋違いではないのか?
という冒頭からの違和感を引きずったままのスタートだった。

メンバーの役割を変えたというのは面白い部分かな。
特にネイトとソフィーの立場が入れ替わり、ソフィーが恋人から
振られたことに対する気を紛らわせる為の道具として仕事を活用
していくというもの。かつて息子を失った事でアルコール依存症
になり仕事に思いをぶつけていたネイトにとっては、彼女に
仕事を与えつつもオーバーワークしないように見守っていた
というところか。

ドラマとしては面白かったけど、エリオットの影は相当薄く、
エリオットと指示を出していたソフィーはほぼ存在感が
足りなかった。

国防総省が絡んでくるということで、軍人になりすまさねば
ならないという事だけど、流石に軍の施設に容易に出たり
入ったりするのは違和感があったかも。

当初の作戦では現大統領はグアンタナモ収容所を閉鎖を公言
しつつ実際には民間人の多く住む地下に刑務所を作っている
と吹聴して、モニカを騙そうとした。
レバレッジのメンバーが言っても信用されないけど、それなり
の役職にある人物だったり、モニカが情報源としている人物
からの発言には説得力が有るという事を利用して信用させて
行く流れは面白く出来ていたかな。

一度目の作戦はうまくいったかに思えたけど、視聴率が取れない
ということで没。二度目の作戦はその流れを利用して、
3週間前に閉鎖された施設は実は破損事故が起こり、地下水に
毒素が流れ込み、毒性の強いもの故に、収容所だとしていた
施設は実際には各界のVIPのシェルターだということ。

二度目の作戦に於いて、下院議員のキャロウェイに対して
"デステニー"の存在を引き合いに出したり、パーカーを目の前
で車で轢いたりと、信用させる為のネタとしては笑える。
しかも常につきまとうエリオットの影が効果的だった。

軍事施設絡みということや政府の陰謀説が絡んできたので
パーカーがエリア51やネッシーや月面着陸が本当のことなの
かを知りたがるという辺りが笑えた。
ハーディソンが軍人に捕まった際に真っ先に助けないといけ
ないと語ったのもパーカーだったな。

ネイサン・フォード (Timothy Hutton) 元保険調査員、リーダー
ソフィー・デヴェロー (Gina Bellman) 2ヶ国語を物真似
エリオット・スペンサー (Christian Kane) 武術に長ける、銃嫌い
アレック・ハーディソン (Aldis Hodge) 機械オタクでハッキングのSP
パーカー (Beth Riesgraf) セキュリティーを抜ける泥棒

モニカ・ハンター (Beth Broderick) テレビキャスター
サラ・ペニントン (Ayanna Berkshire) レイの娘
カイル・アボット (Wayne Bastrup) 軍人
スティーブ (Bryce Flint-Sommerville) TV局プロデューサー
マーク・チェスラー (Peter Glass) 国防総省・中将
キャロウェイ (Benedict Herrman) 下院議員
サム (Joseph James)
デスティニー (Megan Keller) ヌードダンサー
クラウディア (Laura McGreevey) アナウンサー
--- (Adrienne Vogel) PA
カーペンター (Will Wallace) 兵士

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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