Lie to me 嘘の瞬間 (aka ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る) 企画 - サミュエル・ボーム 制作総指揮 - サミュエル・ボーム、ブライアン・グレイザー、シ ョーン・ライアン、デヴィッド・ネヴィンズ エグゼクティブ・プロデューサー - スティーブン・マエダ オープニングソング - 「Brand New Day」、ライアン・スター

第9話 虚構の崩壊 Life Is Priceless

脚本／Dustin Thomason 監督／Clark Johnson
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不況で失業率の高いフロストバーグの街。
ビル建設現場で崩落事故があり、対応に追われる。
FEMA対策本部が設置され、何故崩落が起きたのかを調べると
同時に生き埋めになっている作業員の救出が優先される。
カルはそんな現場にかり出される。
現場を指揮しているのはFEMAのスティーブンス、建設会社社長
のケビン・ウォーレン、市長のメレディス・ファロン、そして
建設局の役人・マーク・ボールウェア。
24時間以内に救出しなければ生存率は低くなると言うことで、
当時の作業員に話を聞くも、なかなか見つかっていなかった。
現在9名が救出され内2名は死亡、そして残り3名が生き埋めに
なっているという。生き埋めになっているのは、ジャレット・
ブラント、ブライアン・デンマン、クリント・キスカーの三名
だった。

当時三人と作業していたという男性・ジョー・スパリーから話
を聞く。
自分はトイレにいくために現場から外れた際に突然床が揺れ出
したのだという。しかしカルはその男の証言には、罪悪感が
無く、嘘をついている事は明らかだった。資料を見ると彼は
現場で怪我をした過去があり、三ヶ月の間失業していた。
色々と感情表現している顔を順次見せていくと、嫌悪感以外
の顔が識別できず、カルはアヘン系の鎮痛剤を使っているだろ
うと推察する。改めて話を聞くと、外で麻薬をやっていたとし
南東の場所にいたのは崩落する1時間前だと語る。
警察犬の捜索により、生き埋めの捜査が始まる。

一方研究所には学生たちに人気のコミュニティサイト"ネット
ワーカー"というサイトを運営している金持ちのジェイソン・
カシァニがやってくる。研究所のことを調べてやってきたとい
うジェイソンは、今度婚約することになり、恋人ナディアの
事を調べて欲しいという。45億ドルの資産がある為に、彼女の
愛情は本当なのかそれとも金目的なのか知りたいとし、彼女と
知り合った時には自分の立場を知らなかったと言っているが
それが本当なのか見極めて欲しいとの事だった。普段はFBIや
警察機関などに依頼されない限り仕事はしないことになって
いるとリアは語るが、イーライは小切手を見せられ、すぐに
断る事はしなかった。

一方事故現場では市長・メレディスの記者会見が行われる。
それを見ていたカルは、市長が何かを隠していると察知する。
話を聞くとこの街は不況なために、手続きを簡略化して、
建設会社に余分に雇うよう圧力を掛けた事を語る。何とか
新しい産業を誘致する予定だったとし、父親も市長だった頃に
同様の事をしていたとの事だった。

そんな中、三人の生存が確認される。
光ファイバーを通して地下に居る三人の生存を映像で確認する。
キスカーが足を負傷しており危険な状態だという。いきなり
部屋が潰れてきたとし、現在居る場所の床さえ抜けるかも
知れないことを語る。その話をするのはジャレット・ブラント
だが、カルは話をする彼の顔が普通は助けが来ると分かれば
安堵する物だが、口を結んだ動作をしているという事は恐怖を
感じているのかもしれない事を告げる。助かると聞いたのに
助けを信じていないのか。それとも助かりたくないのではない
か。もしかすると彼が故意にビルを崩落させた可能性も排除
出来ないと語る。
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■ビル建築崩落事故

こんな場所でカルの活躍する場なんて有るのかなと思ったけど
こういう所でも活躍出来てしまうんだね。
非常時だからより人間の表情も複雑な感じになりそうだけど、
上手いことドラマを作るものだね。

■作業員の嘘

最初に嘘をついたのは、三人が生き埋めにされている場所は
南東区画だと語った作業員。実際には彼は現場に居らず鎮痛剤
代わりに麻薬を摂取していた。感情むき出しにしている人間
の顔写真を見せるだけで見抜くのだから凄いね。

■生き埋めの三人

その中でもメインは、ジャレット。
地上にいるスタッフたちと交信する中で、不自然な表情を
見つける。もしかして職場環境に不満があり、破壊衝動が有
るのではないかとして、家庭での事情を聞こうとする際、
カルとジリアンの間で上手くコンビプレイを使った。
すぐに二人が演技していると分かったけどね。

結局分析の結果、ジャレットは多発性硬化症みたい。

■社長・ケビンとジャレットの妻・バレリー

この二人不倫かと思えば、ジャレットとバレリーは別居して
いたという。しかし最近また元鞘に戻ったとのこと。
上述した分析の結果、ジャレットは余命一年だと判明。
しかし妻を路頭に迷わせない為に何をしようとしていたのだ
ろうか?

■ビル崩壊の原因

ジャレットの手の震えで、ガスバーナーを落とした事で
地下のガスタンクに引火して爆発したらしい。その流れで落
ち着くかと思ったけど、地下にはメタンガスが発生している
かも知れない疑いが見つかる。

■怠慢な役人たち

建設局のマークはワイロを貰って検査をせず。
地下にメタンガスが発生していることを知っていたのは、
なんと市長の女性だった。

結局その流れを止められず大爆発してしまったけど、市長を
見つめる職員たちの目が何とも冷たかったね。

■アメリカの消防士

アメリカの消防士はヒーロー症候群が有り、他国よりも8対1
の確率で人が亡くなるのだという。助けることを優先するあまり
無理してしまう傾向にあるのかな。

■リアとイーライ

民間の仕事は受けないかと思っていたけど、金で引き受けた
のかな。ジリアンが決断したみたいなので問題は大事には
ならないと思うけど、やはりどんな事でも金にならないと
仕事は続けられないからね。