Lie to me 嘘の瞬間
(aka ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る)

企画 - サミュエル・ボーム
制作総指揮 - サミュエル・ボーム、ブライアン・グレイザー、シ
ョーン・ライアン、デヴィッド・ネヴィンズ
エグゼクティブ・プロデューサー - スティーブン・マエダ
オープニングソング - 「Brand New Day」、ライアン・スター





第13話 真実の代償 Sacrifice

脚本/Josh Singer、Dustin Thomason 監督/Adam Davidson 
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中東系アメリカ人のワリードは学校に行くために、巡回バスに
乗ろうとするが、定期は期限切れで運転手に降ろされてしまう。
その直後にバスは大爆発を起こす。

シークレットサービスの仕事をしている彼氏・
カールと一晩を
過ごしたリア。カールの元に電話が鳴ると
テロが起きたとの
報告
を受ける。
捜査関係者はみなテレビで、犯人からの犯行声明を見ていた。
アルカイダによる爆破テロで、これははじまりに過ぎないとい
う。
バス爆発の容疑者として、
ジャマール・バダという19歳の学生
が容疑者としてあげられていた。60年代にイラスム教に改宗
した両親だが、既に亡くなり、ジャマールは北東地区のモスク
に通っていた。ジャマールの接触者としてサッカースクールの
コーチの身柄を拘束しているというFBIの
レイノルズ捜査官
ジリアンはリアと共にモスクに集う信者たちを調べるという。

一方爆破テロを知ってカルの元妻である
ゾーイエミリー
連れてカルの研究所を訪れる。送っていく最中に連絡を受けた
という。司法省も必ず世論やマスコミの標的になるとして、
大変な事態が予想された。エミリーはボーイフレンドの
ダン
元に連れて行ってくれれば良かったのにとつぶやく。

カルは容疑者で
サッカーコーチに会うという。
容疑者のジャマールのサッカーを教えていた人物で、既に
彼のことをFBI副長官の
メスラーが尋問していた。コーチの兄
はアルシャバブに属しており、ソマリアでは中心的人物にいる
ことをネタに、先日はFBIが危険人物として尾行していたアフ
ガニスタンの男と逢っている事から犯行を疑う。
そんな折りに、カルは取調室に勝手に入っていく。自分は長官
から許可を得たというカル。今の彼に見える表情は恐怖心だけ
で、メスラーのやり方では怖がらせるだけで真実は見えてこない
事を語る。

一方リアとジリアンは、モスクの長である
イマームに逢い、
モスクに集まる信者達と直接面接する機会を設けて貰う。
録画機を用意しながら、リアは信者達の反応を試すために、
神聖なモスクの中で、顔に被っていた衣裳のスカーフを取って
肌を露わにする。その方法を使って不自然にも怒りの表情を
見せる人物、三人を特定していく。

カルはコーチに対して質問を続ける。
モスクに居る容疑者の写真を見せると、男は何かを知っている
様な素振りを見せる。しかし容疑者とされるジャマールの話
になると、とても悲しそうな表情を見せる。カルは、ジャマー
ルが自爆テロを起こしたのであれば誇らしい顔を見せるはずで
あり、コーチはこの事件に関係はないという。ただし何かを
隠しているはずだという。するとソマリアから出国する際に、
子供達を不法にアメリカに入国させていた事を語る。子供達
に今よりも良い暮らしをさせる為にやったことだと語る。

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■アルカイダとの戦いは依然として続く

アメリカで爆破テロが起きる度に、イスラム・中東系が疑われ
てしまうという構図は相変わらず。互いにリスペクトして、
相手に不信感を持つような行動を取れば、善人でも反米の
勢力に加わることだって有るわけで、その辺は難しいところ
だね。資本主義・民主主義を守るためにアメリカの全世界的
警察の姿は、大変難儀なものだな。

■二つの爆破テロ

一つ目は巡回バスを狙った爆破テロ。
二つ目はショッピングモールが爆破された。
被害は40名を越える死という事で、容疑者としては何れも
大学生のジャマールとラシードであり、彼らの人物像を探る
と共に、現場に有るべき監視カメラの映像の回収を急ぐ。

■カル一家も全員登場

妻・ゾーイ#10「人生の伴侶に一度登場している。
司法省の検事をしているってことで、カルとは現場でもよく
顔を合わせていきそう。演じているJennifer Bealsは、
「Lの世界」でリーダー格のベット・ポーター役を演じている。

娘のエミリーは度々登場するかな。
一度目のテロの時は平気な顔をしていたけど、二度目のテロ
の時には流石に血の気が引いていたね。
サッカーの仙台に所属していたマルキーニョスも二度目の余震
で帰国してしまったよね。

■リアのミス?

朝モスクで面談した男性・ラシードが二度目のシッピングモー
ルで自爆した件で、自分が見逃したせいだと落ち込む彼女。
その時カルも、1986年にイギリスのベルファストで容疑者を
釈放したせいでパブで乱射事件を起こしてしまったことを告白。

■リアの彼氏・カール・デュプリーの行方は?

朝は二人でイチャついていたのに、いつの間にかショッピング
モールに居たのね。彼、シークレットサービスをしている
みたいだね。カルは消息が分かるまでリアには言わないでおこ
うとジリアンに語る。

個人的にこの判断は正しいと思うのに、リアは相当不信感を
抱いていたね。リアがあの段階で行方不明である事を知った
としても何が出来るわけでもないし、不必要な心配を掛けた
くないカルの気持ちとか分からないのかな。

■犯人は元FBI捜査官の違法捜査の証拠によって明らかにされる

スクワイア捜査官のお陰で、モスクで盗聴された記録が
残されていた。その中に喧嘩する声が聞こえる。
ラシードの父・オマールのもので、彼はヨルダンから連れて
来た甥が犯人ではないかと疑っていく。

■募金箱に爆弾が仕掛けられていた

募金箱を二人の学生達は持ち歩いていたってことなのか?
なんで学校に言ったりナンパしている際にカバンの中に
募金箱が有るのか謎だけど、まぁ仕方がない。

カル・ライトマン博士…ティム・ロス(平田広明)
ジリアン・フォスター博士…ケリー・ウィリアムズ(加藤優子)
リア・トーレス…モニカ・レイモンド(皆川純子)
イーライ・ローカ―…ブレンダン・ハインズ(杉山 大)
ハイディ (Kristen Ariza) 女性スタッフ
エミリー・ライトマン (Hayley McFarland) 娘


ベン・レイノルズ (Mekhi Phifer) 捜査官
カール・デュプリー (Sean Patrick Thomas) FBI・SS、リアの彼
メスラー (Molly Price) FBI副長官
--- (Jonathan Banks) Bitcher
オマー・カーン (Anthony Azizi) ラシードの父
イマーム・アミール・ハダッド (Bernard White) モスクの長
シャリフ・ハムザ・アリ (Don Wallace) 
ハシナ・カーン (Anne Bedian) 妻
ゾーイ・ランドー (Jennifer Beals) カルの元妻。連邦司法省検事
ナビル・カーン (Karim Saleh) 甥
ワリード (Walid Amini) 学生、定期を切らす
ジャマール・バタ (Oren Dayan) 19歳、学生、バス爆破容疑
ラシード・カーン (Nick McDow) ショッピングモール爆破容疑

--- (Gary Kraus) Bus Driver
--- (Monyque Thompson Scott) Nurse
--- (Cindy Saavedra) Nurse
--- (Victoria Recano) Reporter
--- (Basilina Butler) Bus Bomb Survivor
--- (Matthew Del Negro) Agent Young
--- (Chad Olshavsky) Frantic Family Member
--- (Erin Pickett) Bus Passenger 
--- (Richard Schimmelpfenneg) Fireman


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