Nov. 7, 2007
第7話 憎しみの行方 A Civil War
監督/Daniel Sackheim 脚本/Rafael Alvarez、Rand Ravich
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チャールズは容疑者のローマンからの電話で、ロス銀行襲撃事
件のことを相棒に聞いて見ろと言われる。元相棒だったロバート
から話を聞くと、制服組は銀行から4ブロック離れた場所で
バリケートされていたので中には入れなかった事を知る。
ロバートは当時現場に居たとされていて武勇伝だとされていた
事件だったがウソだったことが判明する。
チャールズは朝食の際テッドに対して、夕べ夢を見た事を語る。 ピエロの夢でも見たのかという問いかけに、チャールズは
ソーラーパネルの夢だという。自分はソーラーファームに居て
太陽光で発電している夢だったという。テッドは太陽光エネル
ギーはビジネスとして大して儲けられないとするが、チャールズ はこれは夢のお告げだとして購入する事を語る。
事件の通報を受け、殺人事件の起きたFoor Martというコンビニ
にいく。先着していたロバートによると奧の冷蔵庫のケースの
中で遺体が発見されたという。ダニとチャールズは遺体を確認 にいくと、そこでは二人の男女が額を銃で撃たれて亡くなって
おり、壁にはオイルで"国へ帰れ"と書かれている事が分かる。
被害者の男女の持ち物からIDはなく、二人ともイラン系だと 分かる。
コンビニのレジ係のハワードは容疑者は三人組でいずれも20代
前半。そして覆面をかぶり銃を持っていたという。冷蔵ケース 辺りで騒ぎが起きたかと思えば、その中の一人が突然国へ
帰れと言ってここは俺の国だと怒鳴っていたのだという。その後 二発の銃声が聞こえたというものだった。
外では野次馬たちが騒然としていた。 この地区では80年代からイラン系の移民が急増し始め、今では
白人とイラン系の人口が半々だという。今にも人種間の抗争が 起きそうな程の雰囲気だった。チャールズはすぐに収めないと
大変なことになると語る。 するとコンビニにイラン系の女性二人が現れる。
母・ロヤとシャナズという女性は、兄のアミールが夕べここに
来ていた筈だとし、帰宅していないのだという。遺体を確認 させると、二人はアミールではなく、アミールの友人のラシェム
とダリアだと分かる。アミールが居ないという事は誘拐された
のかも知れないと語る。
チャールズたちは監視カメラ映像を見ると確かに三人組が 店内を襲っているのを目にする。
一度署に戻るロバートとチャールズとダニ。 エレベーターでチャールズは群衆を収めたロバートに感謝を 示す中、ロバートはロス銀行襲撃事件について言及すると、
ダニがその発言は見過ごせないとして食いつくが、ロバートは
話をするつもりはないとして彼女を突っぱねる。
LAPD署内にはFBIや国土安全保障省、市長にテロ対策班、
差別犯罪チームなどが揃っていた。しかしカレンは現在までの ところ特別な要請がない限りはウチのチームが殺人事件として
捜査を進める事を告げる。
二人は至近距離から撃たれていること。二人の被害者は共に ビジネススクールの3年生で、二人ともマリファナ所持で
逮捕歴があることが分かる。犯人は白人3名。目撃証言では
発砲事件が有った後に青かグレーのバンが店から急発進する のが目撃されているという。現場から居なくなったであろう
人物は被害者二人の友人でもあるアミール・ダルバーシで 事件発生時に店に居たと思われている事を語る。人種間抗争に
発展する前に速やかに解決を求める。
チャールズの元にテッドから電話が鳴る。 これから一緒にソーラーファームに見学に行く予定だったが
チャールズはいけなくなったこと。また父親の婚約者だという オリビアが今からそこに行くので対応して欲しいとテッドに
頼む。
店にいくと、チャールズはオーナーであるメリーアン・ファー
マーと面会する。チャールズはオーナーが若い女性である事に
驚きを見せる。6店舗所有しているというメリーアンはこの 店は一号店なのだという。
一方ダニはアミールの母と妹から話を聞く。 アミールはとても優秀で真面目な子だったという母。しかしダニ
はアミールの友達には逮捕歴が有る事を語る。母は友達とアミール は違う事を告げ、連絡が来ないという事は誘拐されたのだと語る。
メリーアンは遺体を目にすると、あまりの惨さに人にこんな事が 出来るなんてどんな人物なのかと疑う。チャールズは店内の防犯
映像を見てもらうと、メリーアンは見覚えが有る人物だとして
顔色を変える。なんと防犯カメラを壊したのは息子のジェフリー・
ファーマーだろうとの事だった。15歳で妊娠してオハイオから
出てきたというメリーアンは、この店で働き買い取っていった という。息子は成長したが高校に入り気持ちが離れて、イラン系
や移民系の人たちを嫌っていたとの事だった。残りの二人は 恐らく息子のサーフィン友達だろうと語る。みんな車で生活して
いたようだと告げる。
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