LOST シーズン2

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第38話(13) 詐欺の手口
The Long Con

脚本/Leonard Dick、Steven Maeda
監督/Roxann Dawson

今回はソーヤーが主役の話。

過去の話では、ソーヤーが詐欺を仕掛けた女性・キャシディに
恋をする。
最初はすぐに詐欺師だと分かってしまうが、それに食いついて
きたキャシディ。どんな行動に出るのかと思えば、彼女もまた
ソーヤーと共に詐欺師となる道を選ぶ。
凄いのがすべては前振りだという点か。
ゴーディが出てきたところで、こういうオチも想定内だった
けど、とても切ない話であると共に、生まれながらにして
詐欺師といっていたけど、ソーヤーは本当の詐欺師にはなれない
事を描いた話ではないか。

島での話は、ハッチの中に厳重に保管してある武器を巡って
いろいろと主導権争いが起こる。
冒頭ではロックとジャックがこの武器を使うためのイニシア
チブを持っている。二人の腹の探り合いが何ともいえぬ
緊迫感。

一つの事件をきっかけにドラマは動き始める。
菜園に居たサンが覆面をした何者かに襲われる。
幸い大事には至らなかったが、島を二分して敵対する例の敵かと
思わせ、自警団結成の必要性を臭わせる。この事件において得
するものは誰なのかを考えたときに、軍隊を作ろうとしている
ものが兵隊を集めるのに必要だとわかり、アナ=ルシアが疑われる。

ドラマとして旨かったのは、すべての意識をこの軍隊の方向へと
導いていたことだろうか。
結局すべてはソーヤーとチャーリーが手を組んだことだった。
どちらからすり寄っていったのだろうね。
チャーリーはロックの事を嫌っているという面白い部分を抽出した
し、ソーヤーの動機は何だったのだろうか。やっぱり冒頭で
ジャックに頭を押さえつけられていたし、過去の話の中でも
ゴーディにやられていたし、主導権を握りたいって所なのか。
ちょっとリスクが大きいと思うけどね。
額を大きく腫らしていたサンが可哀想だったな。

ハーリーとサイードがちょっと良い感じ。
ココナッツあれだけ割って何しようとしたのでしょうか。
薪割りみたいなものか?
聞こえてくるムーディな音楽も良かったけど、島の位置のヒントに
なるわけでもなく、結局本当に気を紛らわすだけのものだった。

出演者
マシュー・フォックス (ジャック) 外科医
エヴァンジェリン・リリー (ケイト) カナダ人女性。
ジョシュ・ホロウェイ (ソーヤー) トラブルメーカー
ドミニク・モナハン (チャーリー) 元バンドのベーシスト
マギー・グレイス (シャノン) ブーンの義妹
ハロルド・ペリノー (マイケル) ウォルトの父
マルコム・デヴィッド・ケリー (ウォルト) マイケルの息子
ナヴィーン・アンドリュース (サイード) イラク人兵士
エミリー・デ・レイビン (クレア) 妊婦
ホルゲ・ガルシア (ハーリー) おっとり型
ダニエル・ディ・キム (ジン) 排他的一面を持つ。サンの夫
キム・ユンジン (サン) ジンの妻。社交的
テリー・オクィン (ロック) 冒険家

guest
Michelle Rodriguez (アナ=ルシア・コーテズ) 生存者
Adewale Akinnuoye-Agbaje (エコ) 生存者。黒人
Cynthia Watros (リビィ) 生存者。金髪の女性
L. Scott Caldwell (ローズ) 生存者。ハーリーと仲良し
Sam Anderson (バーナード) ローズの夫

Kim Dickens (キャシディ・フィリップス) ソーヤーが好きに
Beth Broderick (ダイアン・ジャンセン) ウェイトレス
Kevin Dunn (ゴーディ) 詐欺仲間
Finn Armstrong (アーサー) 欺された?
Richard Cavanna (ピーター) 欺された?

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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