ロスト / LOST (シーズン6) http://www.movies.co.jp/lost/ 5 Sep. 2010 第9話(112) 長く仕えし者 Ab Aeterno 脚本／Melinda Hsu Taylor、Greggory Nations 監督／Tucker Gates -------------------------------------------------------- ベンはサンたちに対してリチャード・アルパートはアドバイザ ーだと告げ長い間仕事をしているのだという。ジャックは アルパートに昔からこの島である男に仕えてきたのだろうと 本人に指摘する。 するとアルパートは、その男は全ての物事には理由があると 言っており、彼には計画があり私もその一部だと言っていたが そんな彼は死んだことで、私が計画の一部だったという事も ウソだということが分かったという。だから生きている価値は ないのだという。僕には生きている意味がないのだという。 ロシアの病院で入院するイラーナの元にジェイコブがやってくる と、早くに来られなかったことを謝罪する。君の力が必要だと いうジェイコブは守って欲しい人が6人いることを告げる。 そんな過去が有ったイラーナはみんなの前で、私はジェイコブ から島でのジェイコブの後継者を守ることを約束したことを 告げる。その候補はサンとジャック、ハーリーだという。 フランクはこの後はどうすれば良いのかと問うが私にも分からない というイラーナ。彼らをテンプルに連れて行った後はリカルドゥス に聞けと言われておりどうすべきかを知っているのだという。 それは誰の事なのかと問うとリチャード・アルパートの事だった。 アルパートは僕がこの先に何をすべきかなど知っているハズが ないと語る。ジェイコブの言う事は全てウソであり、僕には 最初から分かっていたのだという。ここにいる君たち全ては 既に死んでいるのだという。この島は君らが思っているもので はなく、地獄なのだという。気が触れてしまったのではないかと 一同アルパートの発言に耳を疑う。ジェイコブに頼るのは辞めた 方が良いと告げ、"他の人"を捜した方が良い事を語ると、アルパ ートはその場から出て行ってしまう。 イラーナは追いかけようとする中、ジェイコブはアルパートが次 に何をすべきか知っていると言ったのだとするが、ジャックは そのアルパートがジェイコブの事を否定している事を語る。 ベンは"他の人"を信じろと言っていたことを告げると、ジャック はその人物が誰なのかと問う。するとサンはロックの事だという。 正確にはロックではないとするが・・・ そんな中突然ハーリーはスペイン語で誰かに語りかける。 それを見たジャックは今、ジェイコブと話をしていたのだろう と問うが、ジェイコブではないという。ジャックには全く関係 のない人だと。ベンは12才の時からアルパートの事を知っている が全く年を取っていない事を語ると、なんでそんなになった のだろうかと一同考える。 --- 過去 --- カナリア諸島・テネリフェ島、1867年。 リカルド(アルパート)は妻のイサベラが病床に伏せていること を知り何とか医者を呼んでくるという。イサベラはお金の足しに して欲しいとして十字架のネックレスを手渡すとリカルドは 急いで馬を走らせる。 医者の元にたどり着いたときには外は大雨が降っていた。 医者に対してリカルドは往診に来て欲しいと頼む。エルソコロに 住んでいる妻が病気だとすると、半日はかかる上にこの雨では いけないという。薬はあるが高価なものだという。リカルドは 有り金の全てとネックレスを渡すが足りないと言われる。 しかしリカルドは医者から薬を奪おうとすると、医者は押された 拍子に頭をぶつけて血を流して死んでしまう。 リカルドはそれでも薬を手にすると急いで妻・イサベラの元に 馬を走らせる。しかし到着した時には彼女は既に息絶えていた。 リカルドは逮捕され、刑の執行を待つ状態だった。神父のスアレス は牢獄にいるリカルドに食事を運ぶ。リカルドが聖書・ルカ伝 を読んでいること。しかもスペイン語ではなく英語で書物を 読んでいる事を知り、勉強しているのかと問うと、彼は妻と 共に新世界に行くつもりだったのだと語る。告解をすることになる と、ラテン語で神の許しを求める。しかしスアレスは殺人に 対して赦免を与えることは出来ないという。リカルドは事故に よるものだと訴えるが、罪を償うしかないのだという。明日には リカルドは縛り首になるのだという。地獄で悪魔が待っているの だと・・・ しかしリカルドの元にウィットフィールドがやってくると、私の 言っている言葉(英語)が分かるのかと問う。分かるという彼に 対して新世界に興味があるのかと告げると、ウィットフィールド はスアレスに対して金を払い、この男はマグナス・ハンソ船長 が買ったのだという。 ブラック・ロック号がポーツマスから出港、海に航海に出る。 イグナシオやリカルドは囚人・奴隷として船底で手足を繋がれ 連れて行かれる中、嵐に遭い難破の危機に陥る。 そんな中、島が見えるが、その島を見たものたちは巨大な像が あるのを知って悪魔が守る島だと語る。 嵐が収まり一同気が付くと、船は島のジャングルの中に有った。 ピアースがやってくると、ハンソ船長は亡くなったという。 ウィットフィールドがやってくると、囚人たちを次々と殺害 していく。船員は5人しか居ないこと。食料も限界があること。 何故こんなことをするのかというリカルドに対して、ウィットフィ ールドは自由にすればいずれ俺を殺しに来るからだという。 リカルドを殺害しようとする中、船には突然黒い煙が現れて 船員たちを殺していく。 -------------------------------------------------------- 今回は島組とフラッシュ・サイドウェイ組に別れたのではなく、 アルパートの謎を知る為のフラッシュバックだった。 ジェイコブの謎にも一部触れた話だったけど、彼はいつから活動を していたのかは以前として謎。すでにこの島に於ける主導 権争いは1800年代から発生していた訳で、最初は黒服の男とジェイ コブは友人だったりするのだろうか。 くだらない意地の張り合いとか、そんなところから派生して、 権力者争いが起きているような感じもする。 アルパートが島に来たのは1867年のこと。 ジェイコブに取ってはこの時代からアルパートとの関係を 築いているというところが凄い。 船員は飼い犬に手を噛まれるかの如く、アルパートの釈放は 自らの災いとして降りかかる可能性があると聞いて 怖がっていたけど、ジェイコブと黒服の関係もそれに類似する ものがあるのかどうか。 霊能力といえばマイルズの仕業だったのに、ハーリーが 仲介役としての役割を果たしていた。しかしハーリーはスペイン語 を語っていたので、ジェイコブではなく、彼が話していたのは イサベラだった。 イラーナの役割りというのも今回描かれた。 彼女はジェイコブ側の味方のようだ。 6人いるとしていた候補者はこれまでメインとして扱われている キャラクターたちということなのか。 ジェイコブが死んだように、黒い煙の姿も次々と変わっている。 偽ロックは黒い煙は自分だと語っていたことがあるので、短剣を 渡していた黒服の男も自分が煙りが僕だと語っていた事から、 偽ロックが彼だということが分かる。 地獄から逃げる方法は悪魔(ジェイコブ)を殺すことだとして、 黒服の男は語っていたけど、ジェイコブを実際に殺したのは ベンだし、どういう関係なんだろうね。 ジェイコブも黒服の男もどっちもどっちという感じ。 問題は現代の社会に於いて、チャールズ・ウィドモアはこのウチ のどちらに属するのだろうかということかも。 ジェイコブの言葉にも一理あり、この島だけが悪意の闇を 閉じ込めていること。アルパートを島に寄越した人物たちは、 人は生まれつき悪であり、腐敗するものだと信じているとし、 ジェイコブは反対にそれが違うと証明する為に人を呼んでいる のだと語っていた。ということはウィドモアは 「人は生まれつき悪であり、腐敗するものだと信じている」側の 人間ってことなのかな。 アルパートは結局ジェイコブの言う事は信じられずに、黒服の男 と契約しようとしていた。それを止めたのはハーリーであり そしてイサベラだったけど、アルパートのエピソードもある意味 切ないね。 ・Main Title ・The Hollywood Studio SymphonyのEnd Title ジャック・シェパード (Matthew Fox) 外科医 ケイト・オースティン (Evangeline Lilly) カナダ人 ジェームズ・フォード (Josh Holloway) "ソーヤー" 詐欺師 サイード・ジャラー (Naveen Andrews) 元軍人 ジン・クウォン (Daniel Dae Kim) 韓国人 サン・クウォン (Yunjin Kim) 英語が話せる韓国人 ヒューゴ・レイエス (Jorge Garcia) "ハーリー" 宝くじが当たる チャーリー・ペース (Dominic Monaghan) 英国バンドマン s5は休み ジョン・ロック (Terry O'Quinn) 父親にダマされる クレア・リトルトン (Emilie de Ravin) 子供を出産 デズモンド・ヒューム (Henry Ian Cusick) 能力がある ベンジャミン・ライナス (Michael Emerson) 謎の組織「他の者たち」 ジュリエット・バーク (Elizabeth Mitchell) 敵?味方? "アザーズ" マイルズ・ストラウム (Ken Leung) ゴーストバスター シャーロット・ルイス (Rebecca Mader) 人類学者 ダニエル・ファラデイ (Jeremy Davies) 科学者 チャールズ・ウィッドモア (Alan Dale) 船を派遣した リチャード・アルパート (Nestor Carbonell) "他のもの" イラーナ・バーダンスキー (Zuleikha Robinson) フランクの仲間 ジョナス・ウィットフィールド (Steven Elder) 船員 ジェイコブ (Mark Pellegrino) 島を守る イサベラ (Mirelly Taylor) アルパートの妻 --- (Titus Welliver) Man in Black スアレス (Juan Carlos Cantu) 神父 --- (Davo Coria) Servant イグナシオ (Izzy Diaz) 囚人 --- (Santiago Montone) Prisoner --- (Jose Yenque) Doctor