ザ・ミドル 中流家族のフツーの幸せ
The Middle (2009年シーズン1)

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第6話 親の心、子も客も知らず The Front Door

脚本/Russ Woody
監督/Michael Spiller
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アクセルの事を母・フランキーは起こしに行く。
なかなか起きないアクセルに対して、布団をまくし上げてベッ
ドから落として強引に起こす。やり過ぎだと思われるが、実際
には朝6時55分から何度となく息子を起こしに来て、結局スクー
ルバスが出発する時間になっても一切起きようとしなかったの
である。しかも昨夜食べたサンドイッチの皿を部屋の外に置き
っぱなしにしている事に対して、いつもシンクに持って来て
片付けるように言っているでしょと語る。母親とはまるで家庭
では警察官のようだった。しかし
懲りない10代の息子と戦うには
助っ人"相棒"が必要
だった。マイクに相談すると、俺がアクセル
に言うことを聞かせてやるとして、部屋を訪れる。フランキー
の手前息子を蹴り上げてでも言うことを聞かせるというが、
部屋に入ると、マイクはアクセルにママを怒らせるなと告げ、
パパの為にもちゃんと言うことを聞けと語る。

出社するフランキーは社長から、社員達に話が行われる。
社長は容赦なくヘボ社員たちと告げ、この会社は歩合制なので
車を売ることが出来なければ通りに立ち尽くすことになるぞと
告げられる。何のことかと思えば
犬の着ぐるみを着て販売
促進のために宣伝活動をさせられる
との事だった。

そんな中社長はフランキーをオフィスに呼び出す。
フランキーに対してどんな考えでセールスをしているのか?
と問われ、本来首にしたいところだが、
女性は女性から車を
買いたがるもの
だとし、
働く女の模範になるか、それともやっぱ
りダメで終わるのか
、フランキーの奮起を促し、客を掴めと
告げられる。女性が着ぐるみを着ることになれば格好悪いぞと。

母は帰宅すると、ブリックが角砂糖を使って
ピラミッドを作って
いた
。課題は明日が期限なのか?と問うと来週だという。
母はいつも前日になってブリックが課題のことを語るので、今回
は初めて1週間の猶予があると大喜びする。ブリックからもっと
角砂糖が欲しいと言われ、喜んで用意すると告げる。
一方スーが帰宅する。スーは
学校で取った写真が出来上がった
とし、まだその仕上がりを見ていないので母に見て欲しいという。
フランキーはスーには可能性に満ちた子だと思っているが、ど
うしても毎回写真にはそれが現れないと感じていた。一緒に
写真を見てみると、不機嫌そうにしかめっ面をしているスーの
写真が写されていた。また取り直してもらえば良いとするが、
次に撮った写真がこれ以上悪かったらどうするのかと問う。
平常心ではなく、今年はウキウキとした事を思い浮かべながら
カメラの前に行けば良いという。例えば好きなアイドルを思い
浮かべたりしてみたらどうかと告げると、スーは良いアドバイス
をもらったと考えてニコニコ顔になる。母はスーにまさに
その顔があれば大丈夫だという。スーは今からこのニコニコ顔
を保つと言い出す。

父は帰宅すると息子が皿をキッチンに無造作に置いているのを
見て激怒。ちゃんと片付けるように言ったのにとして、マイク
は息子の部屋に行くと、ちゃんと言われたとおりにしろとして
ゲーム中の息子のパソコンの電源を切る。ここで一歩でも引くと
息子はこれから先家のことは何もしなくなると考えていたマイク
だが・・・

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シットコムの中でもこの「ザ・ミドル」はなかなか面白いな。

アクセルは毎回のように家の中では裸で過ごしていて、出来な
い男っぷりが板に付いているし、スーの冴えないっぷりは
顔に表れているし、不思議少年、ブリックは相変わらず二度
繰り返し返事を囁かないと気が済まない性格をしている。

親子の対決も相変わらずバカっぽいところがあるが、男同士の
憎めないバカ対決がなんとも言えない所が有る。

父は威厳を保ち子供に舐められない為に我慢比べの決意。
入り口のドアが壊れてしまい、父親が直すか息子が直すかで
揉めると、どちらもそれを拒否して我慢比べ。
元々は父が母に直すように言われていた為のもので、父は息子
にそれを押しつけようとしていると反論している。

田舎町の良さは鍵をかけなくても安全な所だとする辺りの
皮肉さとシュールさがとても面白く出来ていた。
最後は鹿がブリックの作ったピラミッドを食べに来るなど、
なんとものどかな物語だった。

一方母親は相変わらず売れない車のセールスマン。
仲良しの職場のボブと静かなる競争が行われているけど、
最終的には自分らしさを貫くことが実はウリになるという事を
実感していく。

スーの写真ネタは相変わらず。
三度写真を撮り直してもいずれもダメダメ写真。
二度目の写真は口内炎を気にしていた時に撮られたものだと
して、凄い顔になっていたな。でもそんなスーの写真を最後
にはオフィスに飾っておく母の姿。

ブリックはピラミッドを製作する。
母は会社から毎日角砂糖を盗んでくるというもの。
しかしブリックの課題はピラミッドを作るモノでは無く、
別にあったという事で、結局無意味な努力に終わってしまった。

最終的にはアクセルを着ぐるみの中にいれることで一件落着。
着ぐるみの中は暑いと言っていたけど、スーたちは入り口の
ドアが開けっ放しな状態に対して、もの凄く寒そうに厚着して
いる辺りが違和感が有った。着ぐるみの中はまるで死体の尻の
穴に頭を突っ込んでいるかのような臭いだとするも、一体
どんな臭いなんだろうか。

フランキー・ヘック (Patricia Heaton) 母、車販売
スー・ヘック (Eden Sher) 長女、取り柄のない子
マイク・ヘック (Neil Flynn) 夫、採石場現場責任
アクセル・ヘック (Charlie McDermott) 長男・15歳、アメフト
ブリック・ヘック (Atticus Shaffer) 次男・奇抜な子
ボブ (Chris Kattan) 車販売

ドン・エラート (Brian Doyle-Murray) 車販売・社長
ピーター・ミラー (Peter Breitmayer) "ピート"、車販売員
--- (Bob Clendenin) Car Lot P.A. (voice)

オーウェン・エラート (Derek Waters) 着ぐるみの中
ウェイン (Michael Boucher) 客
--- (Scott Ward) Conservatively dressed man
6歳の頃のアクセル (Jeffrey Wallace) 父とアイス対決
3歳のアクセル (Riley B. Smith) 父とオムツ対決
--- (Shellita Boxie) Customer
ブラッド・ボッティグ (Brock Ciarlelli)
--- (Aedin Mincks) Soccer kid
--- (Scott Sperber) Car salesman

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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