ザ・ミドル 中流家族のフツーの幸せ
The Middle (2009年シーズン1)

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第12話 恐怖の隣人 The Neighbor

脚本/Jana Hunter、Mitch Hunter
監督/Lee Shallat Chemel
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人には誰にも恐れる者が有る。
蜘蛛で有ったり飛行機であったり死で有ったり・・・

ブリックの恐れる物は
スポーツ音痴であること。
体育の授業でキックベースが有るとして、行きたくない事を
告げる。ブリックにとっては一大事な事だったが、ラクロスの
時には感染症だとし、体力テストの時にはインフルエンザだと
して休んでしまった事も有り、フランキーは
今度こそ逃げずに
戦うべき
ではないかと告げる。フランキーはマイクにボールの
ケリ方を教えてあげて欲しいと告げ、その通り外でボールの
蹴り方を指導するも、ブリックの運動音痴ぶりは手に終えなか
った。母はキャンディを使い、上手く蹴ることが出来たら
キャンディをあげるとして、ブリックにボールを転がすもやっ
ぱり上手く蹴ることが出来ない。フランキーが試しにボールを
蹴ってみせると、とても上手く蹴ることが出来るが、ボール
が隣人のグロスナー家の敷地に入ってしまうと、突然練習は
終了だとして、家に入ってしまう。
この家に住む4人の子供、ロドニー、ウェイド、レオナルド、
デレク
はまるでフーリガンの様で、何か文句を言えば倍返し
で仕返しする事で有名だった。酷く恐ろしい隣人として、誰も
があまり触れずにいたのである。

新しいボールを購入してくるとフランキーは兄のアクセルに
対してブリックにボールの蹴り方を教えてあげて欲しいという。

そんな中、スーは血相を変えて帰宅する。
グロスナー家の犬が放し飼いになっていて、スーの靴を取って
逃げてしまったというのである。その後別の隣人に対しても
犬は襲いかかり、まるでテロリストの様相だった。
フランキーは新聞・郵便物を取りに行くにも、車に乗ってガレ
ージから出る始末。スーはあの家にはウンザリしているとして、
正式に抗議してきてと両親に告げるが、ご近所トラブルは後を
引くので関わらない方が良いという。角の家の住民も先日全焼
したが、あれはグロスナー家の仕業ではないかと噂されていた。

スーは学校で友人のカーリーとロッカールームに居ると、そこに
グロスナー家の長男ロドニーと、デリックがやってくる。
スーは今こそ抗議しなければならないと考え、正義感が恐怖を
上回り、犬をきちんと繋いでくれと語る。すると突然ロドニー
から対決するのか?と言われ、スーは承諾すると放課後スーの
家で対決だという。

スーが帰宅する中、ブリックは
"白鯨"を読んでいた。既に二度
目で大好きな寓話だという。するとアクセルは、ブリックに
対して
ボールの蹴り方を教えるので、白鯨の読書感想文を20ペ
ージ書いてくれないか?
と告げる。ブリックはその取引に応じる。

いよいよスーとカーリー、そしてグロスナー兄弟との対決。
スーは対決の儀式だとして、ラジカセを持って来て突然
Carl Douglas
"カンフーファイティング"の曲にのって二人で
カンフーのポーズを取り始める。しかしグロスナー兄弟は
そんな事も気にせず、スーを突き飛ばしたラジカセを持って
行ってしまうのだった。

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ヘック家は恐怖の隣人のグロスナー家と対決していく。
誰もが恐れてグロスナー家には近づかず、そこに住む子供
たちは、盗み、破壊、暴力のやりたい放題。母のリタも
娼婦なのか水商売なのかという感じでかなり見た目やばそう
な感じの人物だった。

スーが率先して対決しようとしていた。
スーが対決しようと考えていたその方法がなんなのかイマイチ
分からなかったけど、いきなり「カンフーファイティング」の
曲に合わせてカンフーの型を見せる辺り、それだけで怖がらせ
ようとしていたのだろうか。
高校時代の英語の教師が学生時代にアメリカに滞在していた
頃に、空手をしていると言っただけでアメリカ人からは結構
恐れられたと言っていたけど、まさに威嚇するためばかりの
パフォーマンスだったりね。

マイクは娘にばかり戦わせられないと考えて抗議にいく。
グロスナー家の母を演じているのがブルック・シールズだと
いう所が驚きだけど、近年のシルーズはこういう役がお得意
って感じ。ただあまりにインパクトがあり、女性ハルクって
感じの役所だったね。
マイクが偶然にも手を伸ばした際に下着にボタンが引っかかり
言い訳するにも説得力が無さそうな事態が訪れてしまった
けど、これに関しては大した仕返しもなく済んで良かったかも。

最終的にはフランキーが処理した。
賞味期限切れ安売りスーパーで見たリタの姿。
子供に手を焼いて金にも困っている様子を見ると、フランキー
もどこか憎めない部分が出てきてお近づきのためにプレゼント
しようとするも、そこはやはりグロスナー家って感じだった。
白鯨の船長のごとく、困難に立ち向かったフランキーの姿が
頼もしくもあり、ブリックのエピソードにも微妙に精通している
辺りが上手くできていた。

ブリックとアクセルの絡み。
アクセルがボールのけり型を教える代わりに読書好きのブリック
に読書感想文を書いてもらうというもの。
20ページに渡る感想文を奉仕するごとに渡していくという
ブリックの作戦。
その感想文を提出するとC判定だったとのこと。小学2年生だ
からそんなに買いかぶるなとするブリックは相変わらず笑える。

フランキー・ヘック (Patricia Heaton) 母、車販売
スー・ヘック (Eden Sher) 長女、取り柄のない子
マイク・ヘック (Neil Flynn) 夫、採石場現場責任
アクセル・ヘック (Charlie McDermott) 長男・15歳、アメフト
ブリック・ヘック (Atticus Shaffer) 次男・奇抜な子
ボブ (Chris Kattan) 車販売

ドン・エラート (Brian Doyle-Murray) 車販売・社長
ピーター・ミラー (Peter Breitmayer) "ピート"、車販売員
--- (Bob Clendenin) Car Lot P.A. (voice)
ブラッド・ボッティグ (Brock Ciarlelli) スーの彼氏
イーディ (Jeanette Miller) 叔母さん
ジニー (Frances Bay) 叔母さん

リタ・グロスナー (Brooke Shields) 母親
ケイト (Mandy Musgrave) アクセルの彼女、友人はベラ
ロドニー・グロスナー (Gabriel Basso) 息子
デリック・グロスナー (David Chandler) 息子
ウェイド・グロスナー (Parker Bolek) 息子
レオナルド・グロスナー (Gibson Bobby Sjobeck) 息子
カーリー (Blaine Saunders) スーの友人
ジャック・ミーナハン (Thomas F. Duffy) 隣人
--- (Aimee Carrero) Teenage Sales Clerk "FRUGAL HOOSIER"

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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