ミッシング
Missing

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第2話 因縁の再会 The Hard Drive

脚本/Grant Scharbo 監督/Steve Shill
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二週間前から息子のマイケルと連絡が取れなくなったベッカは
単身パリの乗り込み、少ない手がかりを頼りに息子を捜しに
いく。CIAを指揮するオルテガはかつてCIAの諜報員として働い
ていたベッカが海外で問題を起こす前に、部下のダックス
CIAパリ支局の職員達にベッカに対する警戒態勢を取るよう指示。

そんな状況の中でベッカは橋の上に居ると突然
何者から背中を
撃たれて川の中へと転落
する。一瞬気を失うが、マイケルを
助ける為すぐに気を取り戻し、散乱した息子の写真を拾って
なんとか岸にたどり着く。

パリでカフェのオーナーを勤めているシルヴィ
ベッカはかつての仲間であるシルヴィの元を尋ねる。
シルヴィはここに貴方が居る事を見られたら不味いことになる
としてすぐに出て行くよう告げるが、今はCIAの任務として来て
いるのではなく、息子が拉致されたので探しに来ただけだと
告げる。しかしシルヴィはヨーロッパの治安組織の多くが
貴方の行方を追っていると告げる。CIAには10年以上前に辞めた
事を告げ、今はアメリカでフラワーショップを開いて子育て
をしていた事を告げるベッカ。しかしシルヴィはルシエに見つかれば
確実に殺されるとし、貴方に手を貸せば私の命も狙われる
のだと告げる。それに私は既にお婆ちゃんの立場であり、孫に
逢えたのは一度だけだという。この世界で子を持つことは相応
しい事とは言えない事を語る。ルシエからはなるべく遠くに
離れるべきだと告げ、銃を渡される。

ベッカはフランス警察官の目の前に行くと、突然彼らから銃を
取り上げ、今すぐに
ルシエの元に連れて行きなさいと要求する。
ルシエはまさかベッカが出頭してくるとは思わなかったとし、
私の部下を殺した罪で起訴する事を告げられる。しかし
起訴す
れば私は法廷で貴方のことも全て暴露する
と語る。そんな事を
する前に君の身に何かが起こるはずだとしてルシエは一歩も
引かなかった。ルシエはベッカの子供が誘拐されている事を
知っていた。ベッカは取引しないか?と告げ、私が貴方を殺す気
ならばとっくの昔にそのようにしていると告げる。私は貴方の
部下であるバードドライブの行方を知っているという。
彼は貴方の汚職の証拠の全てを握る人物だと告げ、しかし私
には貴方の汚職のことなど全く眼中になく息子さえ助かれば
それで良いのだと語る。子供を助けるためならばどんな事でも
するというベッカ。見返りはハードドライブの引き渡しという
事で話がつき、ベッカは釈放される。

CIA支局のバイオレットフィッツパトリックはベッカの行方を
捜していた。パリの防犯カメラを分析しているとルシエと一緒
に映るベッカの姿が確認される。一体ベッカと
フランス諜報局
副長官
のルシエとの繋がりは何なのか。ダックスはその繋がり
を捜し出せと部下に指示。

一方ベッカはジャンカルロと再び接触する。
ジャンカルロはイタリアでベッカが殺人を犯しているので
追われている身である事を告げる。しかしベッカは犯人から撃
たれたという事は少しずつ核心に迫っている証拠だという。
マイケルの事を何年も前から監視する写真が見つかっている
事を告げると、ジャンカルロはベッカにインターポールに掛け
合うべきなのではないかと告げる。

ダックスはオルテガに対して
ベッカのCIA時代の情報が少なすぎ
るとクレームを入れこれでは捜しようがない事を告げる。しかし
オルテガは問題が起きる前に早く彼女を欧州から追い出せと言う。

ベッカは町の校外にあるのどかな牧場で暮らしていたハードド
ライブに逢いに行く。
12年ぶりの再会。彼は馬の世話をして
いた。ベッカはルシエの件で証言して欲しい事を告げるが、
彼はヤツが刑務所に入るまでは何も喋らないと語る。
元々
ハードドライブを助けたのはベッカであり、この場所に
匿ったのもベッカだった。12年の間にハードドライブはこの土地
に根付き家庭を持っていた。

フィッツパトリックは
ルシエが黒い人物である証拠を見つけ出す。
過去に於いて汚職の原因を証言しようとした情報提供者と
その家族が殺される事件が有り、その黒幕がルシエで有った
こと。その際ベッカはフランスの諜報員を2人殺害していた。
恐らくベッカはルシエと取引しており、彼の汚職を知るバード
ドライブを引き渡す条件で息子の安全を要求したのではないか
と推察。しかしルシエは二人とも殺害するつもりだろうと
語る。

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■CIA諜報員としての過去

ベッカはCIA職員時代には色々と欧州の各地で問題を起こして
いた様で、欧州各地の治安組織が動いている事を知る。
ベッカを狙う人物は多数居るという事だろうけど、息子の事を
長年追ってまで執着している人物というのもそうそういるもの
ではないという感じかな。

■フランス諜報員・副長官ルシエ

なんか結構深刻そうにレストランの女性・シルヴィと会話して
いたので、もっとルシエとは手厳しい敵かと思ったけど、
なんか弱すぎる。
ルシエのオフィスへの侵入に関しても、ベッカは外の塀を
よじ登っていたけど、職員を見ていると諜報機関という感じが
全くせず、観光施設なのかとばかり思ってしまう。

■また捕まりまた逃がされる

一話の時にはベッカはダックスによって捕まり、そして逃がさ
れたけど、今回はルシエに一度は捕まり、釈放されるという
ワンパターンさ。

■ハードドライブ

名前ではなくコードネームとかアダナなのかも知れないが、
ネーミングセンスが皆無というか、もう少し気の利いた名前に
してあげれば良いのに。
何でも記憶しておけることでそういう名前が付いたみたいだが、
元々はルシエのお膝元にいた記録係だったようだ。

一応ベッカが助けて住むところを提供したみたいだけど、CIA
はフランスでも証人保護プログラムみたいな事が出来るのだろ
うか。家族まで作っているしね。

■取引は不調

なんでマスクを取って顔を見せろと要求しないのかと小一時間
な展開だったけど、明らかに替え玉のマイケルだろうなと思い
萎えるものがあった。

■母親となると強くなるのか、それとも・・・

守るべき人が居ると強くなれるというけど、諜報員の場合
それがネックとなる事は明らか。
愛情や不安が先走ってしまい、冷静に判断が出来なくなると
いうもの。

■ダックスにも家族が居る

妻はキャンディス。子供達はシドニーとステイシーというらし
い。電話の会話だけだったので、どういう人物なのかは分から
ないけど、なかなか家には帰れず苦労している感じだ。

ベッカ・ウィンストン(Ashley Judd) 元CIA捜査官
ポール・ウィンストン (Sean Bean) CIA捜査官
ダックス・ミラー(Cliff Curtis) CIAバリ支局
アントニオ・ラシター (Joaquim de Almeida)
ジャンカルロ・ロッシ (Adriano Giannini) インターポール捜査官
マイケル・ウィンストン (Nick Eversman) 失踪した息子
マーティン・ニューマン (Keith Carradine) マイケルを連れて来る
ジェイミー・オルテガ (Gina McKee) ダックスの上司の女性
バイオレット・ヒース (Laura Donnelly) CIA職員・黒髪
フィッツパトリック (Jason Wong) CIA職員・アジア系

ハードドライブ (Lothaire Bluteau) 牧場経営、元フランス諜報員
シルヴィ・デビュー (Cyrielle Clair) レストラン経営
ソフィー (Sophie Knittl) ハードドライブの妻
--- (David Bowles) 警察官
--- (Juan David) Agent
--- (Alejandro Martinez) Security Officer
アデル (Ana Braun) 8歳、長女
オードリー (Thalia Pandelides) 6歳、次女・ヌイグルミ

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