ミッシング
Missing

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第3話 見えてきた影 Ice Queen

脚本/Paul Redford 監督/Steve Shill
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ベッカは寸前の所で息子・マイケルが飛行機に無理矢理連れ込
まれたのを知る。急いでダックスに連絡を取り離陸するのを
防ごうとしたが無駄に終わった。
ル・ブルジェ空港から離陸し
た飛行機は、
イタリア・ラヴェッロに着陸する。
すぐにCIAのパリ支局のスタッフはイタリアに渡り、飛行機内
の捜査を行うが、中から出て来たのは金髪の女性・スローン
操縦士の人たちだけだった。色々と話を聞くがマイケルなどと
いう人物は乗っていないと否定する。ベッカは確かにこの飛行機
だったとするが、一体どういう事なのか。

その頃マイケルはベッドの上で目覚める。
豪邸の一室で、特に拘束された訳ではなかったために、マイケル
はドアから外に出ようとする。バルコニーから外を見渡すと
豪華な屋敷であることが分かり、外には一人の男が銃を片手に
コーヒーを飲んでいるのを目撃する。何で僕をこんな所に連れて
来たのか?と問うが全く話そうとしない男。言葉が通じないのか
と思い、わざと言葉に反応するような言葉を投げかけると、
言葉は通じていたので意図的に話をしない事が分かる。マイケル
は僕を誘拐したのは人違いであり、僕にも実家にも金など無い
事を訴える。敷地から出ていこうとすると、遠方から威嚇射撃
されてしまう。イタリアにいるアジモフの元に境界線から出よう
としたので
マイケルに威嚇射撃した事を告げると、アジモフ
は二度目は膝に当てるよう指示
する。

イタリア・ミラノ。CIA支社
ダックスはスローンの事情聴取の映像を見る。
彼女はイギリスの弁護士で有り、何故イタリアに来たのか問う
質問をすると、人権擁護に関わる仕事をしていて、国際団体、
財団の代理人をしていて、この度それらの運用資金のために
チャリティオークションを主催するために来たのだという。
フランスに一度立ち寄ったのは何故なのか?と問うと、パイロッ
トの一人が胸の痛みを訴えたからで、若い男など飛行機には
乗せていないと否定する。
それを聞いたダックスはベッカに対して今すぐにアメリカに
帰国する様告げるが、その時インターポールの捜査官を名乗る
ジャンカルロがCIAにやってきて、ベッカの身柄の引き渡しを
要求する。彼女はイタリアで殺害を行っており、重要な容疑者
で、CIAには捜査権はなく地元警察の権限であると語る。
ダックスは引き渡しをするものの、すぐにヴォイオレットらに
ジャンカルロの事を調べるよう告げる。

ジャンカルロと接触したベッカは確かにあの飛行機に息子が
乗せられる見た事を告げ、スローンはラヴェッロに居るので
直接問い詰めると語る。

マイケルは建築学科を志望していたために、屋敷の見取り図を
書いて回る。そんな中、マイケルの前に女性・オクサナが居る
事を知る。彼女は腹部に注射を打とうとしていた。彼女に対して
何故僕はココにいるのか?と問い、一体どういう事なのかと
問うが、親の関係で連れて来られたのであり、彼らは貴方を
連れてきて事を間違えては居ないと語る。

イタリア・ラヴェッロ。
ベッカは早速スローンに話しかけに行く。確かに自分は貴方た
ちの飛行機に息子が乗せられるのを見た事を告げ、息子を取り
戻す為に絶対に諦めないと告げる。
スローンはアジモフに接触すると今すぐ彼女を始末すべきだと
提言する。
ローマでの作戦の失敗、そしてパリでの倉庫も彼女
によって潰された
のだとするが、アジモフは彼女はCIAであり
下手に手を出すと、逆に面倒なことになるとして、始末する事
はしないと告げる。それよりも今回の取引を成功させるよう
スローンの命令する。

ベッカはジャンカルロに接触すると、彼女は違法な商売に手を
貸しており船には武装した護衛が居る事を告げ、船には何かが
有るという。チャリティオークションの参加者リストを手に入
れて欲しいと語る。そんな中、メアリーという女性が君の安否
を調べて欲しいと大使館やCIAに電話しまくっている事を聞かさ
れる。ベッカはアメリカの友人であることを告げ、自分が電話
して彼女を落ち着かせると言うが、彼女は何とイタリアにまで
来ている事を知る。

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■マイケルをさらったのはアジモフ?

どういう流れなのか全く分からないけど、ロシアの方に
マイケルは連れて行かれてしまったらしい。飛行機に乗せられ
た事は明らかだけど、その飛行機に乗っていなかったというのは
どういう事なのか。アーノルド・シュワルツェネッガーの映画
で飛行機から湿原地帯に飛び降りる映画が有ったけど、あんな
感じだったのか。それとも同型の飛行機が同時に上空に飛んで
いてすり替わったのか。

■メアリーがイタリアまでやってくる

連絡もなくやってきてしまうという辺りかなりウザったらしい
所も有ったけど、まぁドラマとしてはそのお陰で盛り上がった
のかな。ただ彼女の存在がベッカにとってウィークポイントに
なってしまう事は明らか。殺されなかっただけ良かったけどね。

ただベッカもここまで来たならば早い段階で自分がCIAで有った
事を明らかにしても良かったのではないかという気がする。

■メアリーは全てを知る

夫のフィルに浮気された上に、その浮気相手の方が僕のことを
分かっていると言われ失意のメアリー。しかしメアリーはベッカに
冷たくされると今度はベッカにくってかかり、貴方は冷たい人間であり、
何かを隠している事を指摘される。素晴らしい母親だが友達として
は最低だと言われるも、なかなか現状を話せないもどかしさを感じる。

■マイケルの流れとは全く関係のないオークション

今のところこの流れがマイケルの流れと繋がるとは到底思えな
いエピソードだった。組織がベッカを殺害しない理由としても
一応CIAの職員なので殺害すると後が面倒だとしていたけど、
それ以上に生かしておくと面倒くさそう。っていうかマイケル
の事を何故誘拐しなければならないのかが全くの意味不明。

■マイケルに近づく女性

オクサナという女性がマイケルに近づいてきた。
マイケルと同様に人質になっているのか。それとも人質だと
いう事でマイケルに信用させて取り入ろうとしているのか。
話を聞いている限りでは、後者の方の展開だったけど、
マイケルがどんな鍵を握っているのかがポイントですね。

■ボートでのチェイスシーン

「007」の様な感じの展開だったけど、なかなか迫力は有った
のかな。

■CIAは信用出来るのか

ベッカが何故CIAを信用しないのかは、恐らく過去に従事して
いた事でも知り尽くしているのだろうね。ただ相手が組織だと
すると大人数で動いた方が心強いし、単独で動くと情報収集に
も限界が有る。しかし逆に内通者が居る場合、簡単にベッカは
相手によって踊らされる可能性が有る。

ベッカ・ウィンストン(Ashley Judd) 元CIA捜査官
ポール・ウィンストン (Sean Bean) CIA捜査官
ダックス・ミラー(Cliff Curtis) CIAバリ支局
アントニオ・ラシター (Joaquim de Almeida)
ジャンカルロ・ロッシ (Adriano Giannini) インターポール捜査官
マイケル・ウィンストン (Nick Eversman) 失踪した息子
マーティン・ニューマン (Keith Carradine) マイケルを連れて来る
ジェイミー・オルテガ (Gina McKee) ダックスの上司の女性
バイオレット・ヒース (Laura Donnelly) CIA職員・黒髪
フィッツパトリック (Jason Wong) CIA職員・アジア系
メアリー (Aunjanue Ellis) ベッカの友人、花屋

オクサナ (Tereza Voriskova) マイケルと共に人質?
アジモフ (Karel Roden) ボス
スローン (Victoria Smurfit) 組織の構成員、杉本彩
--- (Karel Dobry) Coffee Man
--- (Nikola Navratil) Blonde Assassin
--- (Howie Lotker) Staffer
--- (Jim High) Auctioneer
--- (Jan Nemejovsky) Silver-haired Man

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