ミッシング
Missing

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第4話 裏切りの過去 Tell Me No Lies

脚本/Meredith Lavender、Marcie Ulin 監督/Steve Shill
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ベッカはダックスと協力してベッカの息子・マイケルを捜す
事になる。ベッカはダックスから10年前に夫のポール
ウィー
ンで
殺害された当時の映像を見せてもらう。何度見てもポール
は帰ってこないぞと言われるが、ベッカは息子の事を見ている
のだという。

一方豪邸に幽閉されているマイケルは、釘と糸を使って日時計
を作り、場所を特定しようと試みる。父さんから教わった技術
だと同じ人質だと思われるオクサナに話す。母は、ポールが
亡くなった事はたまたまテロリストに巻き込まれただけだと
言っていたが、その言葉が信じられたのは、自分がさらわれる
までだという。バイクに乗り飛行場に来た母親の姿を見たとき
に自分の知らない隠された事情があるのだと悟ったという。
自分の両親は一体何者なのかと。オクサナは自分にはそういう
両親が居ないので、欲しいモノは全て自分の手で手に入れてき
たと語る。

ベッカはダックスとポールが殺害されたときのことを語り合う。
あの時CIAの職員は現場には立ち寄らせてもらえなかった事を
告げ、教官でも有るマーティンにマイケルをアメリカまで
連れてきてもらったという。資料によると車の爆破に使われた
のは500gのC4爆弾であり運転席側に仕掛けられていたものだと
いう。ベッカは何時になったらCIAは情報を提供してくれるのか?
と問う。一体誰がポールを殺害したのか。
マーティンはあの時ポール殺害は、
ロシアの情報機関による犯行
で、
ポールは任務中だと言っていたという事を話す。現地での簡単
な荷物の受け渡しだとし、マーティンがその任務を頼んだのだと
聞かされたのだと。
しかしベッカは当時その話を聞いて腑に落ちない点が有った。
ポールとの間にはつきあい始めて以降ルールが有ったという。
それは私たちの仕事に息子のマイケルを近づけないということ。
マーティンは無理に仕事を頼んだ私が悪いと告げる。8歳の子
の目の前で夫が殺害された事を告げ、ベッカはその時以降
マーティンとは逢っていなかった。

ベッカは当時の映像を見ると、マイクにサッカーボールを
手渡し、
爆破される車にいかない様にしていた男が居る事を
掴む。
手には火傷の跡。当時の旅行写真を見返すと、その
写真の中にも火傷の男が写っていて偶然ではないことが分かる。
CIAの情報網で調べもらうと、その男はオリヤディンという
元イスラエル情報機関"モサド"の諜報員だと分かる。しかし
今回の拉致事件との関わりは不明だった。しかしダックスに
よると、オリヤディンは親をロシアの収容所で亡くしている
事から、ロシア側に協力するとは考えられないという。
それならばマーティンが当時嘘をついていたのか。

その頃マイケルは豪邸を調べていた。
地下室に鍵がかかって開かない扉の部屋がある事を知る。
オクサナに対して逃げ道を捜していることを告げるが、逃げる
隙なんて絶対にないとし、相手を甘く見てはダメだと語る。

ドイツ・ベルリンへ。
マーティンの自宅がここに有った。彼と逢うのは10年ぶりだと
いうベッカ。彼はCIAを引退して小説家の道を歩んでいた。
伝説のスパイ・ニューマンの最高傑作!と書かれた本が彼の
家の豪邸内の本棚に多数飾られていた。
ベッカとダックスは、当時のポールの事件で真実を聞きに来た
事を語る。10年前のウィーンで何が有ったのかと。
マーティンは仕方なく真実を語る。
気を落とさないで聞いて欲しいと前置きした後、
ポールは魂
を売って私たちを裏切っていた
のだという。ポールは
各国
諜報員と繋がりが有り、KGBやシュタージとビジネスをしていた

こと。ユーロ圏は犯罪の規模も様変わりして大きくなり、
その犯罪に荷担していた事を告げる。10年前からそのような
噂は存在していたのだとし、CIAとして詳しく内偵していた
のだという。ベッカは絶対に違うというが・・・

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■10年前のウィーンでの爆発テロ事件の映像

ベッカは拒否していたけど、CIAと協力したお陰で随分と
捜査もし易くなった感じ。今まで何でそんなに頑なに拒否して
いたんだろうね。

テロ事件の際のホテルの防犯カメラの映像が残っていて、
そこにはマイケルを助ける様にしてボールを手渡す男の存在
が有る事を知る。

■マーティンから話を聞く

マーティンが住んでいるのはドイツ・ベルリンという事で、
今回はイタリアからドイツへと飛んだ。
豪邸に住んでいる様でCIAから小説家に転身。
後々ダックスもクビになったら小説家に転身するかみたいな
事を語っていたけど、一度諜報員として活動してしまうと
小説家みたいな目立つ仕事をして大丈夫なのかな。しかも
住んでいるのはアメリカではなくドイツだしね。

■マーティンから衝撃の告白

ポールは裏切り者の男で、色々と敵に情報を流していたり
してCIAを裏切っていたらしい。
愛しているものに気がつかれずに裏切るなんて出来るのかと
した際に、ベッカも息子に嘘をついていたじゃないかという
突っ込みをされていたけど、ベッカがマイケルに内緒にして
いた事と、ポールがベッカに見せていた裏切りは全くの
次元の違う例えのような感じがしてくるぞ。

■元CIA諜報員が恋愛する上でのルール

今回は結構ベッカとポールの回想シーンが有った。
恋人として生活していた頃の映像。そして妊娠が発覚した
時の事や結婚したときの映像。
マーティンがポールを信じてあげるべきだとしていたけど
全く当てが外れて、完全に裏切り者だったポール。
しかも今回の一連の流れに於いて息子も誘拐しているのでは
ないかとの疑惑まで浮かび上がる。

■クロアチア・ドゥブロブニク

10年前の事件に於いて、マイケルにボールを渡していた人物
がオリヤディンという男性だと知り、その人物と接触を試みる。
ベッカも流石にねじ伏せられてしまったけど、逆に相手から
情報を話す変わりに国外逃亡と新しい身分の与える様取引が
有った。残念ながら取引直前に殺され、殺した相手がポール
だったという、この手のドラマにはありがちな内容。

まぁ誰もポールが死んだなんて思っていなかっただろうけどね。

■豪邸から逃げ出せるのか?

マイケルは頭を使い色々と豪邸内を調べている。
オクサナの存在はくせ者でマイケルを監視している様だ。
地下室に有ったのは盗品だったりするのかな。
何故マイケルを生かしておくのか全くの意味不明。
まぁ一人はポールの息子だから生かしているってことなんだろう
けどね。

ベッカ・ウィンストン(Ashley Judd) 元CIA捜査官
ポール・ウィンストン (Sean Bean) CIA捜査官
ダックス・ミラー(Cliff Curtis) CIAバリ支局
アントニオ・ラシター (Joaquim de Almeida)
ジャンカルロ・ロッシ (Adriano Giannini) インターポール捜査官
マイケル・ウィンストン (Nick Eversman) 失踪した息子
マーティン・ニューマン (Keith Carradine) マイケルを連れて来る
ジェイミー・オルテガ (Gina McKee) ダックスの上司の女性
バイオレット・ヒース (Laura Donnelly) CIA職員・黒髪
フィッツパトリック (Jason Wong) CIA職員・アジア系
メアリー (Aunjanue Ellis) ベッカの友人、花屋

オクサナ (Tereza Voriskova) マイケルと共に人質?
アジモフ (Karel Roden) ボス

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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