ミッシング
Missing

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第5話 秘密の城 The Three Bears

脚本/Adele Lim 監督/Paul A. Edwards
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ベッカがクロアチア・ドゥブロブニクで見たもの。それは亡く
なったハズのポールが逃走する姿だった。
ベッカはその日、息子とポールの夢で目覚める。CIAのパリ支
局のソファーの上で目覚めるベッカ。そんなベッカの元にアメ
リカにいるメアリーから電話が鳴り現状を聞かれる。メアリー
は力になりたい事を告げる中、ベッカは寧ろそっちで起きている
事を話して欲しいと頼まれ、メアリーはフィルから先週結婚生活
をやり直したいとの電話が有ったことを報告する。冗談じゃない
と言いたい所だが
一度愛した夫故になかなかそう突き放すこと
が出来ない
と語る彼女にベッカも何処か共感する。

一方ダックスを始めとしたCIAでは改めてポールが生きていた
事について協議し、ポールについて詳細に記録を調べる。
2001年に殉職したと思われていた男が生きていた事。プラハに
居た12年前から既に不正に手を染めており、マイケルの拉致に
関してもポールが関与している可能性が高いことを告げる。
相手はプロであり、CIAの監視の目をくぐり抜けて活動してい
る為にくれぐれも注意する様告げる。ポール捜索が優先事項だ
と言われ、ベッカは捜査から外されると共にマイケルの事を
後回しにされる事で激怒する。しかしダックスはベッカがもし
かするとポールと繋がりが有るかも知れない事を告げ、彼女を
泳がす変わりにバイオレットに監視するよう告げる。

一方マイケルとオクサナは城の中に幽閉されていた。
オクサナが
インスリンの注射を打とうとしているのを見て
マイケルは手伝う。先日の件でマイケルは自分が逃げようとした
あまりオクサナが殴られた事について謝罪する。そしてオクサナ
に対して何故君はココに連れて来られたのか?と尋ねる。
するとオクサナはモデルを目指していて、
ルハーシクからオデ
ッサ
に行く事になり、そこでオーディションをして最終選考の
5人まで選ばれたのだという。しかしそれがモデルのオーディ
ションではなく、本来の目的が分かったときには時既に遅く
トラックに乗せられ連れて来られたという。他にも多くの女性
がいたとのこと。それ以来考えることは辞めたと告げる。
そんな中、この城に居る男の一人がマイケルの写真を撮りに
来るのを知り、オクサナは恐らく別の場所に移されるのだろう
と語る。

ベッカはインターポールの捜査官で旧友のロッシと逢う。
一晩中CIAからポールの事を聞かれてウンザリだと告げる彼女。
ベッカは改めて夫の事に関して何も分かっていなかった事を
呟く。ロッシは
プラハに有るポールの口座に昨日入金した人物
がいる
ので防犯カメラの映像をこれから調べようと語る。
するとベッカはその映像の中で、一人の男がベッカに合図して
いるのを見る。恐らく私に会いたいとする合図だと告げると、
ロッシはダックスには話してから行動した方が良いのではない
か?と告げる。しかしベッカはそれを行わず口座のあるプラハの
ヴィシェラクラード銀行へといく。

受付の女性に自らをインターポールの捜査官と名乗り口座情報
の開示を求めるがそれは出来ないという。夫の口座を調べたい
事をベッカは告げると、妻の指紋認証が登録されていれば
見られるはずだという。するとネドベドという名義で登録され
ている事を知る。昨日
1115ユーロの入金が有ること。また貸金庫
が存在している
事を聞かされる。
貸金庫も指紋認証で開く事になっているとするが、
3つの指紋が
必要
だと分かる。
ベッカは銀行から離れると、ロッシに対して1115という数字
には意味が有る事を告げ、11月15日は私の誕生日だという。
3つの指紋が必要だとされているが、ミロシェ、ベータ、パベル
ネドベド
とはプラハに居た頃の私たち家族の偽名である事を
告げる。私たちには秘密の連絡方法が有ったとし、一番大きい
時計台に印を残しておく事になっている事を告げ確認に行くと、
私に二人きりで逢いたいとする印が書かれているのを話す。

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■ポールは生きていた

前回ポールが生きていた姿が見られたけど、今週は一度もそ
の姿が見られなかった。敵なのか味方なのか、今の所では
敵側である可能性が高い。
ポールが敵だとしたならば、なぜ家族三人の指紋が必要なのか
という所に疑問が出てくる。

■舞台はチェコ・プラハのヴィシェウラード銀行

銀行の口座が存在していた。夫のポールが開設した口座のようだ
けど、今回はその中でも貸金庫の中に何が入っているのかが
問題視される。
ポールがこの金庫の中身を欲しがっている為に行動を取ってい
るのか。
CIAもインターポールも管轄・権限の及ばない銀行なので、ベ
ッカは盗むことにする。
ただポールがあれほど必死になって貸金庫のものを狙っている
のにベッカはこんなに簡単に盗んでしまって良いのだろうかと
いう気がしないでもない。
中に入っていたのは、公売証書、写真、石油会社ロシア系の
ヘリオスの株券らしい。2億5千万ドル分の株券らしい。

■パベル・ネドベド

サッカー好きならば知らない人は居ないというくらい有名な
選手。元チェコ選手で華麗な姿を披露した選手。
日本代表もチェコ最強が歌われた時代に、チェコ・プラハで
親善試合を行っている。ネドベド自体は旬を過ぎた選手では
有ったけど、ネドベドの居るチェコと戦えたのは日本代表とし
ての財産かも。
マイケルは一話の段階でジダンのサインをもらって喜んで
いる姿があったけど、アメリカ人とはいえ、プラハでの生活
が長いからなのかサッカーが好きなのね。
アメリカというと四大スポーツの影響が大きくて、サッカー
不毛の地だと言われることも多いけど、近年ではサッカー人気が
高いのかな。

■三匹のクマ

原題は三匹の熊になっている。
イギリスの有名な童話が下地になっているのかどうかはよく
分からないが、三人の認証が必要だということ。
ベッカの指を切り取ろうとしたけど、マイケルの指は切り取ら
れる事はないのかな。
童話が下地になっているとしたならば、クマの家を訪れる少女
はオクサナだったりするのだろうか。

■CIAとの連携と単独行動

CIAとしてはポール確保が優先事項。
ベッカとしては息子の無事が優先ということでその思惑の違い
が今回現れた。
いつでもベッカとしては単独で動けるぞという事を示すかの
ようにしてCIAを振り回す姿があった。

■マイケルは脱走可能

今回オクサナの手引きで地下室から逃げ出す可能性が示唆された。
一度は逃げられる所までいき、外界の空気を吸っては見たけど
結局オクサナのために戻ることにする。
インスリンを沢山手にして今度は彼女と一緒に逃げようと企てる
もオクサナはマイケルをハメようとしているのか。
地下室には大量の武器なんかも有ったので、それを使う事は出
来ないのか?

■プラハに居た過去の映像

今回ベッカを襲ってきた人物は過去にポールが接触していた人物
だった。マイケルが子供の時の回想シーンが何度か描かれ、互いの
理想を示していた監視の目の届かない場所で静かに暮らすという
夢を語り合った歳の写真などが見つかる。
ポールは本当に悪い人物なのか。理想を手にするために金を得よう
としていたのか。

ベッカ・ウィンストン(Ashley Judd) 元CIA捜査官
ポール・ウィンストン (Sean Bean) CIA捜査官
ダックス・ミラー(Cliff Curtis) CIAバリ支局
アントニオ・ラシター (Joaquim de Almeida)
ジャンカルロ・ロッシ (Adriano Giannini) インターポール捜査官
マイケル・ウィンストン (Nick Eversman) 失踪した息子
マーティン・ニューマン (Keith Carradine) マイケルを連れて来る
ジェイミー・オルテガ (Gina McKee) ダックスの上司の女性
バイオレット・ヒース (Laura Donnelly) CIA職員・黒髪
フィッツパトリック (Jason Wong) CIA職員・アジア系
メアリー (Aunjanue Ellis) ベッカの友人、花屋

オクサナ (Tereza Voriskova) マイケルと共に人質?
アジモフ (Karel Roden) ボス
ラビア (Jessica Boone)
--- (Claudia Vasekova) プラハの銀行員

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