ミッシング
Missing

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第6話 追憶のパズル A Busy Solitude

脚本/Patrick Macmanus 監督/Paul A. Edwards
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銀行からは2億5千万ドル相当のヘリオス社の株券が見つかる。
フィッツパトリックは地元の警察官から株券を受け取り、
CIAに合流するために飛行場へと向かう。

一方ベッカたちは、
チェコ・プラハ郊外に有るポールの山小屋
へとたどり着く。しかし当然ポールは用意周到にセキュリティ
管理して有り、入り口の扉の所で爆発の危機に遭う。
解除コードはベッカがポールと出会った場所の座標だった。
室内を見渡すとポールが工作員時代の10年前に手に入れていた
ものが多数見つかる。ベッカはまだまだポールの事なので
色んな所にトラップが仕掛けてあるハズだとして、ベッカの
協力の下でダックスたちは山小屋の捜索をする。

1992年のプラハ
ダックスは妊娠中のベッカと共に山小屋にいた。
赤ちゃんが産まれたときのためにベビー用のベッドを手作りで
製作。そんな中でもポールはマーティンからの任務が入った
として出て行ってしまう。数日で終わる簡単な仕事なので行って
くるとし、出産予定日は三週間後なので必ず立ち会うと告げる。

マイケルは逃げる経路を確認した後、インスリンを手に入れ
再びオクサナの元に戻る。インスリンを手に入れたので明日
一緒に逃げようと語る。

山小屋にはカレンダーの
7月18日に印が付いていた。ダックスは
この日に何か有るのか?と問うがベッカは、出産した日である事。つまり
マイケルの誕生日だった。
デスクの引き出しにはロシア、ウクライナ、トルコ、モスクワ
の路線図が入っていた。
ラベッロパリにも印が付いていた。
これは
密輸品のルートだとベッカは語る。
またマイケルの顔写真入りのヘリオス社の社員証が入っており、
誘拐された後に撮影された物だと告げる。

その頃ポールはフィッツパトリックの車を襲い、株券を奪い返
していた。

ロッシからヘリオス社CEOのビクトリル・アジモフの写真を見せられ、
ベッカを襲った人物だと分かる。そんな中で、戸棚を調べていたバイオ
レット
がセンサーに引っかかり警報音が鳴り響く。一同すぐに
外に出ると山小屋は一瞬にして吹き飛んでしまう。

ロッシはベッカにインターポールが保持しているアジモフの資料
を見せる。インターポールはアジモフ率いるヘリオス社を内偵
していた。アジモフは元ロシア諜報員でワイロと恐喝でロシア
経済界でトップにのし上がっていることが分かる。そしてCIAと
アジモフの接触リストの中にポールの名前が有る事を告げる。
ロッシはこれ以上インターポールとしてベッカに協力は出来ない
事を語ると、それではダックスと同じだと非難する。

1992年、ポールは妊婦のベッカの元から任務へと赴く際に
お腹の子に向かってこの借りは大きくなったら必ず返すと告げ
て出かける。

現場にダックスの上司・オルテガがヘリコプターに乗ってやっ
てくる。これ以上CIAはベッカに協力する事はないと告げ、
ベッカを連行しようとする。ダックスはオルテガの行動に対して
疑問符を投げかけるが、この件はCIAやインターポールも起訴
するために内偵しており、深入りしすぎであることを告げる。
イスタンブールでCIA職員が二重スパイの存在を調査していて
爆殺されている
ことや、その後も三人の諜報員が殺害されている
事から、
CIA内部でも信用出来るものはないという。オルテガは
自分が信じられるのは、自分自身と長年行動を共にしている
ダックスだと言われる。ベッカもポールと協力している可能性
は否定できない事を暗に示唆していた。
ダックスに対してロンドンにいる子供達と明日逢う予定だと
聞くと、オルテガは今から行って逢ってくるべきだと告げる。

そんな中、ベッカはヘリコプターの操縦士に銃を向けてヘリ
をジャックすると、ロシアのヘリオス社の車両基地へと向かう。

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■1992年プラハ

今回は現代と1992年のプラハでの出産時の思い出の回想シーン
の同時進行でドラマが描かれた。
出産当時のポールの様子を見れば、彼にとって息子がどういう
人物なのかが分かり、息子をどうしようとしているのかを垣間
見る事が出来るというもの。

■マイケルの逃走

いよいよマイケルは脱走を企てる。
オクサナのインスリン奪取がバレてしまい、危うく殺されかけ
た。そして盗んでいた携帯電話でメアリーに電話し、この場所
が現在7月18日の11時6分、東経30度の地点であることを伝える。
携帯電話を使っているところがまたバレて殺されかけるが、
オクサナが上手く助けた。

■ポールのマイケルへの借りを返す日

今日はマイケルの誕生日ということで、彼が逃走するのを助けた
という所なのだろう。ポールは敵というよりも、アジモフに
何らかの弱みを握られている感じがしないでもない。

■ヘリオス石油鉱業

ロシアは天然資源が豊富なので、石油系の富豪が多いよね。
サッカー界なんかをみても、スポンサー企業にロシアの石油系
メジャーが多い。
きな臭い会社で如何にも社会主義時代に財を築いてのし上がった
みたいな感じだけど、資本社会への参入にも積極的で、防護服
が必要な物質の運搬をしているようだ。核燃料関係のもの
だったりするのかな。
ただ倉庫はかなり安っぽい施設だったので、管理は相当杜撰
だったね。

■戦うママ、一人でマイケルが幽閉された城にたどり着く

悲しいけれどやっぱりあと一歩の所で列車は発車してしまった。
こういう時、列車に乗ってしまうと逃げられないので逆方向
にいくのが諜報員としての心得って感じがするんだけど、
まぁマイケルは諜報員でも何でも無いけどね。それでもやはり
血を引いているのか、小道具を作って逃げようとするところは
凄いね。

■ウィーンまで76km

ポールが最後に向かっていた先はウィーンのようだ。
欧州は大陸が地続きなのが羨ましいね。

ベッカ・ウィンストン(Ashley Judd) 元CIA捜査官
ポール・ウィンストン (Sean Bean) CIA捜査官
ダックス・ミラー(Cliff Curtis) CIAバリ支局
アントニオ・ラシター (Joaquim de Almeida)
ジャンカルロ・ロッシ (Adriano Giannini) インターポール捜査官
マイケル・ウィンストン (Nick Eversman) 失踪した息子
マーティン・ニューマン (Keith Carradine) マイケルを連れて来る
ジェイミー・オルテガ (Gina McKee) ダックスの上司の女性
バイオレット・ヒース (Laura Donnelly) CIA職員・黒髪
フィッツパトリック (Jason Wong) CIA職員・アジア系
メアリー (Aunjanue Ellis) ベッカの友人、花屋

オクサナ (Tereza Voriskova) マイケルと共に人質?
ビクトル・アジモフ (Karel Roden) ボス
ラビア (Jessica Boone)
--- (Claudia Vasekova) プラハの銀行員
--- (Karel Dobry) Coffee Man
--- (Nikola Navratil) Blonde Assassin
--- (Ivo Novak) Doctor
--- (Jarmila Vlckova) Nurse

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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