ミッシング
Missing

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第9話 約束の果て Promise

脚本/James D. Parriott 監督/James Strong
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アジモフが教会にいる事を知りベッカたちはそこに向かうが、
アジモフとその息子・マクシムによって追い詰められてしまう。
しかしマクシムが銃を向けたのはベッカに対してではなく父親
であるアジモフだった。そしてそこで合流したポールとの話の
中で
容疑者ゼロがマーティンである事を知る。
バイオレットを含め地元のオーストリア警察も教会を取り囲み
ベッカを容疑者として捉えようとしていた。しかし教会の地下
は想像以上に入り組んでいてなかなか捜索は難航する。

ダックスラビアと共に教会の地下道の地図を広げて捜索する。

ベッカはマーティンが容疑者ゼロで有った事をポールやマクシ
ムたちに語る。しかしマーティンはマジモフ以外にも多数の
組織を操っているという。そこにロッシもベッカたちの元に
合流する。

その頃、マイケルオクサナはマーティンと共に車で移動して
いた。ベッカが来るまで安全な場所に移動させるという彼。
ブルガリアの靴職人の元にいくという。良い偽造パスポート
を作る人物だという。

ベッカたちは急いで逃げようとするが、マクシムはこれ以上は
付いていかないとの事。もう終わりにしたいという。もしも
自分がアジモフの子供では無くベッカとポールの子であったの
ならばどんな人生を送れたかと呟く。

ベッカらが逃げる中でバイオレットはマクシムの元にやってく
る。ベッカたちの居場所を聞き出そうとする中でマクシムは
お互いにもう辞めないかと告げる。アジモフを殺したのは僕だ
と告げもうこういう生活に疲れたと語る。それを聞いた
バイオ
レットはマクシムを射殺する
と、すぐにダックスにアジモフと
マクシムの遺体が見つかったとの報告をする。

ポールとベッカとロッシは、外に出ると警察のバイクを盗んで
逃走しようという。ロッシは自分が気を惹き付ける間にバイク
を盗めと告げる。ロッシはこれが終わったら一緒になろうと
ベッカに告げる。
ポールとベッカがバイクに乗った頃に、バイオレットが地上に
出てくる。ロッシはバイオレットに話しかけようとするが、
バイオレットはロッシの胸目掛けて発砲する。バイオレットは
ロッシに銃を撃たれたので応戦して撃った事をダックスに報告
する。

マイケルはマーティンに対してオクサナを幸せにしたい事を告
げ、犯人の目的は何なのか、そして母親は犯罪者なのかと彼に
尋ねる。マーティンは諜報員の難しい所で、いつの間にかに
一線を越えてしまっている事はよく有る事で戻れなくなっている
だけだという。
少し行きすぎただけだと語る。

一方ポールはベッカにマーティンはトルコに向かっているハズ
だという。マクシムに連絡していた電話番号と、そしてアジモフ
の商売の半分は
イスタンブールを拠点にしている為に、ブルカス
に向かっているのならば確実にトルコに行くのだろうという。
ベッカは今日が
19日の水曜日である事を知ると、私たちが結婚
した日
ねと告げる。

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ベッカはポールと合流しこれまでの空白の10年間に対する真相
を聞かされる。容疑者ゼロを追う内に家族に危害が及ぶのを
防ぐために距離を取っていたこと。爆発した山小屋は家族のた
めに購入したもので、過去も今後もベッカを愛しているという。
そして容疑者ゼロが今まで家族のように振る舞ってくれていた
マーティンであった事は、二人にとっても衝撃でつらい事実と
してのしかかる。

バイオレットが冒頭から飛ばしすぎだろうみたいな感じだった
今回。
マクシムを撃ち殺し、そしてロッシには銃で発砲する。
正直ロッシを打つ必要はなかった気もするが、まぁそれはそれ
って感じもするし、ロッシの援護に来た貴族出勤のスーザンという
女性が実にきな臭い人物だと思いつつも最終話前の話でそんな
伏線を張ったらそれこそ収拾はつかなくなりそうなのでまず
あえないかなと思って見ていた。

バイオレットがようやく内部の密告者だと判明する。
ダックスがちゃっかりバイオレットと不倫しているような感じで、
今回彼の奥さんがアメリカに帰国するみたいだが、同情するにも
値しないこのキャラクター。バイオレットの正体を暴く際に彼
は格好良くスパイの鉄則を語り、情報が漏れている時は寝てい
る相手を疑えと語るものの、結局当事者である無能なあなたの
責任で漏洩していたんだと小一時間な話でも有った。

オーストリアからトルコへの舞台の移動。
地理的に全く知らないのでどういう経路でいけるのか分からない
けど、組織はベッカを本気では殺そうとしていない感じが至る
所でしてくる。逆に言えば引き延ばし感が強く、敵側が動きを
把握している割に意外とヌルい感じがしてくる。
そしてベッカを守るために男性たちが身を犠牲にして次々と
倒れてたり捕まっていく様は、それだけのキャラクターに値する
もののかみたいなものを感じてやや消化不良な感じがする。

一方マイケルとオクサナ。
オクサナはトルコに到着した際に自分を連れ去ったボーダンの姿を
見てマーティンを信じられなくなった様子。オクサナが敵と精通
している感じが今までずっとしていたので、今回の流れでようやく
その臭いが払拭されたという感じ。

さて次週のラストはどんな結末を迎えるのか。

ちなみにアジモフが列車で運んでいたものは核物質のようだ。
簡単に国境を越えられるのね。

ベッカ・ウィンストン(Ashley Judd) 元CIA捜査官
ポール・ウィンストン (Sean Bean) CIA捜査官
ダックス・ミラー(Cliff Curtis) CIAバリ支局
アントニオ・ラシター (Joaquim de Almeida)
ジャンカルロ・ロッシ (Adriano Giannini) インターポール捜査官
マイケル・ウィンストン (Nick Eversman) 失踪した息子
マーティン・ニューマン (Keith Carradine) マイケルを連れて来る
ジェイミー・オルテガ (Gina McKee) ダックスの上司の女性
バイオレット・ヒース (Laura Donnelly) CIA職員・黒髪
フィッツパトリック (Jason Wong) CIA職員・アジア系
メアリー (Aunjanue Ellis) ベッカの友人、花屋

オクサナ (Tereza Voriskova) マイケルと共に人質?
ビクトル・アジモフ (Karel Roden) ボス
ラビア (Jessica Boone) CIA職員
スーザン・グランザム (Laura Haddock) インターポール
ボーダン (Klaus Tange) マーティンの部下
マクシム (Nikola Navratil) アジモフの息子
--- (Ali Aziz Colok) Armed Guard
--- (Domingos Correia) CIA Agent

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