ミストレス Mistresses (イギリス・BBC) http://www.dlife.jp/lineup/drama/mistress_s1/

第5話

脚本／Richard Warlow 監督／Peter Hoar
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ジェシカは朝念入りに着替えて白いジャケットに身を包んで
出勤する。シボーンはハリーと一緒のベッドで朝を迎える。
シボーンに子供が出来たとの知らせを受けハリーとはまた良い
関係に戻っていたが、シボーンのお腹の子はハリーの子では
無い可能性が高かった。トルーディは子供を学校に送り届ける
中、リチャードと視線を交わすが、話もせずに別れる。
トルーディは先日彼と初めての夜を過ごした際に、同時に距離
を置こうと発言したためだった。

ケイティの診察室にジェマが来ていた。サムの母親であり、
夕べから息子が帰宅せず連絡も取れないのだという。家には
マリファナも置いて有り心配だとするが、ケイティはサムは
既に24歳で分別の出来る年齢である事を告げ、その内戻ると
語る。しかし今度のことは何かが違うというジェマは、私からの
電話を全て着信拒否にしているのだという。ケイティの方から
電話してみて欲しいとするが、ケイティが電話しても留守電に
なって繋がらない状態だった。先日ケイティはサムに、父親の
不倫相手が自分であった事を告白した為にサムは混乱している
事を知っていたのだった。

サリーはトルーディの元に歩み寄ると謝りに来たという。
私の故郷では率直に話すことが良いことだとされているのだ
という。悪かったとしながらも、アメリカでの医療費がどれだけ
高いのか分かるか?と問う。トルーディはそれを聞いて子供を
出しにしてまた金のことを言うつもりなのかと問うが、サリー
は息子には罪はないとし、辛いのは分かるが私の立場に立って
欲しいと語る。ポールが生きていたならば、約束通り貴方とは
別れていたハズだという。

ジェマが帰宅した後、ケイティはサムの携帯の留守電に心配して
いるとのメッセージを吹き込む。すぐに返信の電話が鳴ったか
と思うとトルーディからの電話で一緒にランチでも取らないかと
問われる。

一方ジェシカはサイモンから今日のランチ時には、アレックス
とリサの結婚式の写真を渡しに行く事を報告される。朝から入念
におしゃれしていたのはアレックスと逢う事を知っていたからだった。

シボーンの元にドミニクが近づくと、ドミニクは彼女に対して
僕の気持ちはずっと変わらないと告げるが、私の決意だって
変わらないと告げ、ドミニクと別れてハリーとの道を選んだ
事を示唆する。

ケイティはトルーディとランチしながら、サムには不倫のこと
を話したと報告する。それで上手く行かなかったと。トルーディ
は訴えられデモしたら大変だとするが、サムはそういう事を
する人ではないとし、取り乱しているだけのまだ子供だと語る。
一方トルーディはリチャードとは別れてしまった事を語る。
サリーとの件が片付かない限りどうしてもポールの事が頭を
よぎるのだという。

ジェシカとサイモンはランチの席でアレックスとリサに再会
し、結婚式の写真を手渡す。二人は新婚旅行から帰ってきた
ばかりだった。思い出ばなしをしながら一緒に四人でランチ
を取る。

一方ダガンは、ヘンダーソンからの依頼の案件について、
スタッフ会議を行う。とても難しい案件で長期間の仕事になり
そうだと。

アレックスとリサに対してジェシカは色々と質問をぶつける中
アレックスと化粧室にいく為に席を立つとジェシカも理由を
つけて食事の席から立ち上がる。ジェシカはアレックスを
その気にさせようとして、着ているシャツのボタンを外して
話しかけるが、アレックスは冷めた目をして、自分の事を
安売りしない方が良いと語る。
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■ケイティの場合

サムとの関係を正直に告白。サムとは当然絶縁関係になり、
その翌日には母親のジェマから相談を受ける。
大変な時期だとは分かるのだけど、ジェマがあまりに過保護
過ぎてかなり違和感が有った。わざわざ足を運んで話すこと
ではなく、電話で話せばいいのにね。

ジェマとケイティの間には、全て暗黙の状態で繋がっている
ものとばかり思っていたけど、ケイティとジェマの居る
前でケイティが不倫して、しかも安楽死をさせた事を訴えた
事でジェマは激怒した時点で、実は知らないのか?と思ったり
もしたけど、最後の会話を聞いているとやっぱり
ジェマとケイティは互いに知っていて、特にジェマの方から
依頼されての事って感じだった。

サムの訴えに対してケイティは言い訳していて、正直に話し
たのはあなたのためだとしていたけど、どう見てもケイティ
自身の罪悪感から起こした行動であり、サムに逆ギレして
くってかかる辺りは相当凄いなと思わせるものがあった。

サムとケイティが不倫や安楽死について会話している中で、
実はサムが裁判に持ち込むために会話を録音でもしているので
はないかと想いヒヤヒヤしたけどそれはなかった。

ケイティはとりあえず停職処分になってしまったけど、サム
とは縁を切るみたい。いや多分切らないだろうけど。

■トルーディの場合

サリーからストーカーの様につけ回され、今回はいきなり謝罪
の為にやって来る所から始まった。金の無心に来た事を否定し
つつも、会話を聞いてるとやっぱり無心に来たんじゃないかと
小一時間。
トルーディとしてはポールを立ちきる為にもサリーに金を渡して
少しでもリチャードと前進したいと考えている様子。
ポールの子供が室内の写真を見て、僕のパパだと語る辺りの
微妙な感覚。まぁ確かに子供に罪はないんだけどね。

一大決心して、30万ポンドほど小切手を切ってホテルで直接
渡そうとするも、ポールは生きていた!
どうやってアメリカから入国したんだろうかとか、死んだ人
の扱いになっているのは不便だなとか、知ってしまった以上、
遺族給金は全て返金しなければいけないのかと思う所も有る
けど、何よりもポールを罰したい想いが強い感じだね。

■ジェシカの場合

いろんな性的嗜好を考慮・体験した結果、アレックスこそパ
ートナーであり初めて愛する人と巡り会った感じがしている
ジェシカ。私の辞書にに不可能の文字は無いとばかりに、
不倫であっても相手を口説き落とす事を宣言する彼女。
年の割に可愛いのだけど、良い死に方はしないだろうね。
そして彼女を誘惑しようとするも、あんまり女性的なフェロ
モンを感じない。
一度はアレックスから拒絶されるも友達としてつきあうこと
になり、そこから再び駆け引きが始まりそうだ。


■シボーンの場合

妊娠したのを機に、ドミニクを遠ざけようとする彼女。
ドミニクの変態っぽさが今まで気味が悪かったけど、
そんなドミニクを利用していたシボーンもまたどうしようも
無い感じの女性であり、ハリーに対してついに本当の事を
ぶちまけた。ただ裏切られはしたけど、ハリーの事は本当に
愛している感じではあるね。ハリーは種なし状態だし、養子の
選択もありだと考えていただけに、結果的にシボーンを許して
いきそうな感じもする。ハリーにとって新たに別の女性との
関係を築いていったとしてもやはり、不妊の可能性が高いこと
が障壁となっていきそうだしね。