第21話 楽園に迫る死の商人の影 EVAN
脚本/Paul Diamond 監督/Rob Cohen

秘密の取引の情報を得て捜査を行うと、意外な人物に遭遇する
という話し。

ソニーの過去に迫る話しかな。

マイアミバイスに努める前の相棒との葛藤を描いた話しであり、
またしても酷な展開を用意した。

相棒三人のウチ、一人がゲイの告白をした事から、三人の関係が
おかしくなり、その男が自殺してしまう。ゲイの事を差別と偏見
の目で見つめていたもう一人の相棒との数奇な再会を通して、
和解と悲劇を描いた。

こういう葛藤を描くと、どうしてもマイアミ・バイスは肝心の
捜査の件が疎かになってしまう。
もう少しこの捜査の件が常識的な捜査を行っていれば名作らしい
雰囲気のある話しだったと思う。
今回もなんだか不自然な捜査だった。
というのも犯人が目の前に居るにもかかわらず逮捕せずに、
何故か全員が撤退してしまうのだ。

明らかにドラマは死を持って償えとばかりの展開を用意しており
マイクが犯人の拳銃の前に飛び出して亡くなったのと同じように
エバンもまた犯人の前に飛び出した。

アメリカのドラマの中で相棒に対する関係を描いた話しで
こんなに軽薄な関係を描いたのも珍しいかも知れないな。

guest
Al Israel (ガズマン) 武器商人
Christopher Murney (ウィルソン) AFT/武器取締り局
William Russ (エバン・フリード) 囮捜査官

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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