第22話 血の抗争!マフィア悲痛の暗殺指令 Lombard
脚本/Joel Surnow 監督/John Nicolella

マフィアのボス・リブリージが死去し、その息子が跡目を継いだが、
第1の部下であったロンバートは金のためならば何でもやるという
息子の下では働けないとして抗争が起こる話。

昔気質のマフィアと新世代のマフィアの対決。
その過程で裁判での証言を元に、リブリージが犯した罪を全て
暴けば命を守ると警察から取引を持ちかけられる。

ドラマとしての良さは、義理人情に厚いロンバートのキャラク
ターに有った。
堅気の息子と信頼関係を取り戻したいと願う一面と、昔から
お世話になってきたボスに忠誠を誓う姿、警察という国家権力
に協力せざるを得ない面を上手く綱引きさせて、彼自身の心の中
をかき回す展開だった。しかしそれは表面的なもので、彼の中
で流れている信念は揺るぎないものとして存在しており、
ラストへのサプライズへと続く。

流石御大Joel Surnowのシナリオと言った感じで、最終回に来て
なかなか面白い脚本を持ってきたと思う。

因みに今回の話しは密かに6話からの繋がりがあり、
ソニーがロンバートの身辺警護している際に、その事を吐露する
場面が有る。
6話ではソニーの昔馴染みのバーバラ・キャロが、このロンバート
の部下によって殺されている。その時の状況を語り合うシーンは
有る意味興味深いシーンの一つだった。

guest
Dennis Farina (アルバート・ロンバート) マフィアボス
John Santucci (チャーリー・フスコ) ロンバートの信頼する部下
Ned Eisenberg (フレデリコ・リブリージ) マフィアのボス
Michael DeLorenzo (サルバトーレ・ロンバート) アルバートの息子
Jon Bauman (オージー)
Peter Daniel Fonseca () ロンバートのボディガード

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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