ナイトライダー　ネクスト  (Knight Rider NEXT / 2008年) http://www.fujitv.co.jp/b_hp/knight_rider_next/index.html

第1話 よみがえるナイト A Knight in Shining Armor

脚本／Gary Scott Thompson 監督／David Solomon
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在米外国領事館。
マイクはナイトインダストリーズ・研究開発部衛星監視室(SSC)
の一員として領事館に潜入する。
ターゲットはその中で受け渡しされるパッケージとデータだっ
た。
マイクは領事館に来る女性客に近づき、少しずつパッケージの
入ったケースを持つ人物に近付く。
一方地下保管室情報センターに潜入していたサラは、情報を
盗み出す最中に、不審者としてジャクソンらに捕まってしまう。
彼はサラに対してマイクは何処だ?と問う。

マイクはキットと密に連絡を取る中で、サラが危険である事を
聞かされる。地下室に銃を持った4人の男が居て、サラは捕ら
えられているという。
そして二分以内にパッケージを回収するよう言われるが、パッ
ケージの信号を見失い、仕方が無くサラを助けるために地下室
へと向かう。サラは自白剤が打たれようとしていたが、なんと
かマイクは警備の兵士たちを倒し、サラを救出する。

キットも敵に囲まれてしまうが、アタックモードに入り自ら
その場から脱出する。
サラとマイクは予定地で合流し、キットの車へと乗り込む。
サラはマイクに対して、敵の狙いはファイルではなくマイクを
狙っていた事を語る。

キットは今回の襲撃者について色々とデータベースで調べるが
何一つ分かる物がなかった。パッケージの流れに関しても完全
に行き先を見失ってしまう。

キットたちは逃げられたかと思えば、敵は戦闘機より追尾型の
ミサイルを発射する。熱感知システムをくぐり抜けるために
フレアを散弾し狙いを交わそうとするも、ミサイルはマイクを
狙っているものだと判明。なんとかミサイル追尾を回避する
方法を見つけなければならなかったが、本部に居るチャールズ
も回避方法を見つけられず、キットに直撃する。しかしキット
の装甲はそのミサイルの衝撃に耐えることが出来た。しかし
ミサイルは新型のナパーム弾であり、キットの車全体に熱と
してまとわりつき、一向に消える気配はない。このまま熱が
覚めずにいると、車体の危険よりも中にいるサラとマイクの
生命に関わる問題だった。

SSCのスタッフ、ビリーやアレックス、ゾーイは何とか回避方法
を見つけようとする。アレックスは優先させるべきはサラが
盗み出したファイルを転送することだと主張。火を消すために
は理論上600kmの走行スピードを保つ事だというビリー。しかし
その間にもファイルの転送や室内の温度を保つために使う燃料
消費が激しく、更には室内の酸素供給量が徐々に減ってきて
しまうのだった。
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いよいよ始まったナイトライダーネクスト。
いきなりミッションスタートの段階から始まってしまった感じ
で、イマイチ状況が掴めない。
しかもその殆どが機密扱いだということで、なんとも消化不良
な物語である。

マイクの記憶が何故無くなっているのか。
記憶がなくなる以前の彼とサラの関係など、少しずつ明らかに
されていくと思うが、取りあえずは関係をまっさらにして、
改めて新しい関係を築いていこうとするものが有るようだ。

キットとのやりとりは面白いのだけど、何だか物語全体が
妙に軽い一面も存在する。
トランスフォーマーよろしくとばかりに車の変形にこそ楽しさ
が存在しているし、ちょっと無理じゃないか?と思うところを
ドラマでは突いてくる。

人間が優秀なのか、車に搭載しているキットが優秀なのか。
肝心の解決方法に関しては、人間任せの所があるところは
やや不自然にも思えるし、逆に人間の役割を奪わない為の
措置でもあるような気がする。

サンダーバードのように、SSCの施設にわざわざキットが
出たり入ったりしているところを見ると、彼らを狙う組織が
有れば簡単に施設が見つかってしまうのではないかと思う
所があったり、今回の敵はアメリカ上空で戦闘機を使って
攻撃していることからもFBIとかアメリカ政府内同士の別の
ミッションでの争いのような感じのするネタでは有る。