ナイトライダー　ネクスト (Knight Rider NEXT / 2008年) http://www.fujitv.co.jp/b_hp/knight_rider_next/index.html http://www.fujitv.co.jp/knight_rider_next/

第4話 ハード・デイズ・ナイト A Hard Day's Knight

脚本／Dave Andron 監督／Allan Kroeker
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マイクは前の任務の疲れがとれていない中、キットを通して
チャールズからの指令が言い渡される。
夜にはサラと友人の結婚式に参加することになっており、博士
は現在ワシントンに出ているという。サラは式に出席するため
のドレスを購入に出ていた。

マイクはNSAの情報を北朝鮮に流し、テロリストをアフガンから
脱出させ、アフリカに武器の密輸をしている男を監視していた。
取引相手と接触するまで監視する予定だったが、その男性を別
の組織の捜査官二人が監視・追跡しており、やっかいな状況が
予想される。男はブリーフケースをホットドッグ店の前に置くと
その場から離れてセキュリティの厳しいビルの中へと入り込んで
しまう、ブリースケースを受け取りに来たのは少年であり、
取り押さえて調べてみるが、何も入っていなかった。容疑者の
男がおとり捜査だと気がついて仕掛けた罠だったのである。

しかしマイクたちはその動きを想定し、マイクは駐車場に来た
男を取り押さえてキットの車に搭乗させ、SSCの施設に連れて帰
る。
男に自白させようとするが、全く口を割ろうとはしない。
キットの車に乗せて、まるで遊園地のアトラクションや宇宙飛行
士の訓練のようにグルグルと回して情報を引き出そうとするが
口を割ろうとはしなかった。仕方なくゾーイは男から角膜を
スキャンして、音声の声紋を入手する。
男が接触しようとしているテロリストの男の元には、マイクが
彼にすり替わっていくことになる。その際にセキュリティとして
網膜スキャンと音声スキャンをパスしなければならなかったので
ある。
ビリーは男が所持していたブリーフケースの中身を調べるが、
大したものは見つからなかった。

そんな中ドレス姿のサラが現れる。今日はサラの独身の友人の
中でも最後の友人が結婚式を迎えることになっていた。一人で
行くのも気の毒なのでマイクは一緒について行くことを約束し
ていたのである。しかし五時間後に結婚式が行われるのになぜ
今からドレスを着ているのか?という問いかけに、モチベーショ
ンの為だと語る。

取引への時間が迫っていることもあり、急いで網膜スキャン対策
のコンタクトレンズを装着、そして音声認識用のチップをのど元
に埋め込むとマイクはキットを飛ばして現場に向かう。

テロリストの男・アックスは、とりあえず手順通り網膜スキャン
と音声スキャンを行う。見事パスするが、アックスはそれでも
マイクの事を信用できないという。アックスの部下はマイクの
首元に毒物を注入すると、取引が終了すれば解毒剤を渡すという。
三時間で中枢神経は麻痺するものだといわれる。

マイクは急いでSCCに戻るとケースの中身を調べ、そしてマイク
に注入された毒について調べる。渡されたケースの中には、TECH
for Tomorrowと呼ばれるテクノロジーのシンポジウムの入館証と
クロープルームの預かり証だった。毒に関して分析するが複数の
物質が混入していて、その中の大半を占めるのがヒヨスチンと
呼ばれる自白剤、幻覚剤に使われるものだと知る。
チャールズはマイクに対して、受け渡しに際して必ず取引相手
の写真を撮ってくるよう指示する。

しかしマイクの毒は体中に駆け巡り、死亡までは2時間以上ある
にも関わらず体に変調を来す。受け渡し場所にいくが、体調が
悪くなりベンチに座っていると突然彼が持っていたブリーフ
ケースが盗まれてしまう。盗んだのは女性暗殺者レクシーだった。
車で追跡するが、彼女の車はトレイラーにぶつかりそうになり
避けたとたん車は横転。死亡して見つかる。
彼女の持ち物をSSCに運んで調べると、何者かから暗殺の依頼を
受けており、成功報酬として1千万ドルを銀行口座に受け取る
ことになっていた。とりあえず口座の流れを調べれば犯人に
たどりつくかもしれないとの事。
マイクは直接コンベンションセンターにいき、彼女の代わりに
ターゲットの殺害を装い、容疑者から金を振り込ませてその金
の流れを追おうと考えていた。
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突然舞い込んできたテロリストの話。
マイクは夕方にはサラと約束して彼女の友人の結婚式に出席
することになっていたが・・・

マイクの活躍を描きたいのは分かるけど、捜査員が少なすぎる。
こんだけフラフラのマイクを現場に派遣してそれをフォロー
する人物が居ない所があり得なさ過ぎる。

自白剤を打たれたことで、本当のことしか言えなくなっている
状況をもう少し色んな場面で描かれるけれど、必要最低限のこと
しかいわなかった。
ビリーはゾーイの事をアジアの宝石と言っていること。
そしてマイクはサラにとても綺麗だと意識朦朧の中で語る姿が
有った。

正直事件の流れはイマイチよく分からないものがある。
マイクが女性暗殺者にブリーフケースを奪われたけど、あの女性
にブリーフケースを渡すことは誰による派遣だったのか?
マイクが嘘をついている人物だと犯人も分かっていて、女性
暗殺者を送ったのだろうか?

容疑者はオフシェフの会社から株の空売りで、資産家のIT企業の
社長を暗殺することで、金儲けを企んでいたものだった。
マイクが殺害するも、この犯人は全く約束を果たそうとする姿も
ない。マイクが危険な人物だとしたら、狙われることは明らか
だし、単なる怪しげな株屋がこんなリスクある金儲けの仕方に
手を出す伸ばすだろうかという気がしないでもない。

驚くことに血清をキットの車内でも作ることが出来るという事実。
アドレナリンを生成するのは良いけど、さすがに解毒剤を分析
して生成するというのはあまりに不自然すぎる流れだった。