ナイトライダー ネクスト
(Knight Rider NEXT / 2008年)

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/knight_rider_next/index.html
http://www.fujitv.co.jp/knight_rider_next/





第5話 ナイト・ハンター Knight of the Hunter

脚本/Patrick Massett、John Zinman、Remi Ballot
監督/Jay Chandrasekhar
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マイクはキットの車に乗りながらアメフトの試合を見る。
SSCからは今回の任務の人物造形のおさらいをするよう命じられ
るが、マイクは何でも言うとおりにしなくても良いのだと語る。
今回マイクは、
ジャック・ミラーというカンザス州・ニューベ
リー出身の不名誉除隊をした兵士として潜入捜査
をしようとし
ていた。
マイクは本部SSCに居るサラに週末の予定を聞き、一緒に過ごす
事を語る。
週末はサラの誕生日だったのである。帰ったら
一杯おごるというマイクの誘いに、サラは困惑する。

ビリーは顔にあざをつけて出勤してくるのをゾーイは見逃さな
かった。転んだだけだとするが、ゾーイに追求に対して、ビリー
は根負けして、ゲームの攻略法に於いてオタク友達と言い争い
になって喧嘩したのだという。

そんな中、トーレスから改めて任務を説明される。
民間軍事企業を率いるウォルト・クーパートンが今回の監視
対象者で、
半年前にイラク派兵中の彼らは国防総省との契約を
打ち切られている
という。
フェニックスの郊外には彼の軍事
演習基地が有り、最近
遠隔起爆装置を入手しているとのことで
それを使って何を計画しているのか潜入して探るというものだ
った。
ウォルトの思想が分かる様なVTRが存在し、彼らは国家に対して
恨みを抱いている様な演説をしていた事が判明する。

ゾーイはビリーに戦い方を学ぶべきだとし、今夜娯楽室で教えて
あげるという。

マイクはウォルトの施設に行く途中のドライブインで、彼の副官
をしているオーレン・モスが居る事が分かり、喧嘩をふっかけて
ウォルトの事を聞こうとするが、オーレンはマイクの挑発を
交わして車に乗って行ってしまう。すぐにマイクは彼らのハマー
を追いかけるが、すぐに他の仲間に囲まれて施設へと連れて行か
れる。

マイクは何が目的なのかとして拷問される。
そこには女性兵士・カサンドラ・バンクスがマイクを尋問する。
マイクは彼女を挑発するが水攻めに合い、もう少しで根を挙げる
という時に、そこにウォルトがやってくる。
ウォルトはマイクと個人面接を行い、色々と質問される。
ウォルトは自分たちの敵は暴君と化している連邦政府に有ると
すると、マイクもその意見に同調する。

トイレでマイクはキットと通信しているのをカサンドラに聞かれ
る。しかしマイクは先ほどのお返しとばかりに、カサンドラを
制圧する。
夜中にマイクはキャンプ内をキットのサポートの元色々と
調べ回る。
ウォルトのテントの中には高級スーツや時計があり、更には
ビンテージワインなどが多数残されていた。その光景を見ると、
彼らは本当に政府相手に何か計画しているのか疑問に感じる。
ウォルトのPCのデータを解析させ、人事ファイルからウォルト
や部下の正体を掴むようキットに指令を出す。

そんな中キットから南東に爆発物を搭載したトラックが検出され
たとの連絡が入る。調べに行くが爆発物は無かった。
そんな中にまたしてもカサンドラが現れる。彼女はマイクに
対してNSAなのかFBIなのかと問い、自分は
一年半前から潜入して
いるMI:6の工作員
であることを聞く。

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今回は私設軍事企業が政府に対して敵意を見せている事に関し
て、マイクが潜入して調査を開始する。

さて今回の案件は、政府崩壊を企てる危険人物が相手かと思わ
せつつ、実際には連邦銀行の金塊を盗もうとしている泥棒だった
というオチの内容だった。
過去にドバイの銀行強盗をしているとの事だけど、こんな情報
は正直潜入する以前に分かるものではないかという気がする。

潜入捜査によって知り合った女性・カサンドラとサラとの間の
三角関係がドラマとしては興味深く写るような内容である。

潜入捜査官としてカサンドラが外部と連絡を絶ち一年半もの
間一人で潜入していたことを考えると、マイクが来たことに
どれだけ心強い思いがしたことなのだろうか。
一夜を裸で抱き合い寒さをしのぐというシーンに於いて、
流石に危険な状況の中、必要以上に男女の関係が盛り上がる
事は無かったけど、あのシーンだけ映像としてサラに伝わって
しまう辺りのドラマの都合の良さが目立つ。ただ最後にこの中の
会話が明らかにされるという事で、面白く浮気疑惑を払拭して、
マイクの心情を明らかにしていたけどね。

サラとマイクは既に恋人同士のような感じにも思えるし、
なんだかモヤモヤした関係が続いているな。

今回はゾーイとビリーの関係も面白く描かれた。
女性に格闘術を教わる事の屈辱感が存在していたけどね。
先制攻撃をするならば有効打を、隙を突くならばハードにという
ゾーイの教え。最後はビリーがゾーイを打ち負かしていく所
などは、プライドも取り戻した格好だった。

しかし最後、マイクはあっさりと車から下りてテロリストたち
の前に躍り出るけど、シールドも無い状況の中、銃器を手にして
いる男達の前に何でそんな大胆なことが出来るのだろうか。

ウォルト演じたMark Pellegrinoは、「デクスター」のポール・
ベネットを始めとして、LOSTのジェイコブ、クローザー
のギャヴィン・ベーカー役、スーパーナチュラルのルシファ
ーなど多数出演されている方。
カサンドラを演じたKristen Bushは、一瞬新ビバリーヒルズ
青春白書
のアイビー演じるGillian Zinserに見えた。

マイク・トレーサー (Justin Bruening) 元陸軍、サラの幼なじみ
サラ・グレイマン (Deanna Russo) 大学教授、娘
キャリー・リヴァイ (Sydney Tamiia Poitier) FBI
チャールズ・グレイマン (Bruce Davison) 国防総省の研究員

ビリー・モーガン (Paul Campbell) SSCスタッフ、分析
アレックス・トーレス (Yancey Arias) SSCの偉い人
ゾーイ・チェ (Smith Cho) SSCスタッフ
キット (Val Kilmer) 声のみ

カサンドラ・バンクス (Kristen Bush) イギリス諜報員MI:6
ウォルト・クーパートン (Mark Pellegrino) 犯罪者リーダー
オーレン・モス (Rylan Williams) 部下

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