ナイトライダー ネクスト
(Knight Rider NEXT / 2008年)

http://www.fujitv.co.jp/b_hp/knight_rider_next/index.html
http://www.fujitv.co.jp/knight_rider_next/





第6話 悪夢のハロウィンナイト Knight of the Hunter

脚本/Gary Scott Thompson、Remi Ballot
監督/Leslie Libman
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季節はハロウィン。
SSCで働く人たちも仮装して働く姿が見られる中、オタクスタッ
フのビリーは
「秘密情報部トーチウッド」のゲイのキャプテン、
ジャック・ハートネスに扮して働く。ゾーイは、
「HEROES」
チアリーダー風の格好をしてきて世界を救うというノリを見せ
る。
そんな中、突然SSCでは暗号メッセージが送られてきて緊急事態
が起きる。CIA工作員からのメッセージで、ライブで送られて
きているものだと分かる。すぐにアレックスは指揮を執り、
そのCIA工作員が誰なのか、そしてどこから救難信号を送って
来ているのか調べる。コードネームは
"サムハイン"だとするが、
なかなか特定が難しく難航している中で、突然画面には、マイ
クが現れ、"ハッピーハロウィン"とおどけた表情を見せる。
ビリーは人騒がせだと憤るが、アレックスは意外と冷静にハロ
ウィンのイタズラかと受け止める。

マイクとサラは現在作戦終了して帰国途中の飛行機の中に居た。
友人を怖がらせる人間の行動に理解不能だというキット。
マイクはハロウィン命の所が有り、その日に全力でイタズラを
仕掛ける彼のことをサラは理解していた。
マイクはサラにプレゼントが有るとして箱を差し出すが、私は
そんなに馬鹿に見えるのか?として、受け取りを拒否する。明ら
かに驚かせる仕掛けがあるのだろうというサラ。しかし中には
ハロウィン用のスノードームが入っていた。マイクがハロウィン
を好きな理由は、幼少期からサラと一緒に各家を回って"Trick
or Treat"のお菓子を回収した思い出があるからだという。
良い雰囲気になる二人はキスしようとするが、マイクは口の中
からクモのおもちゃを出してサラを驚かせる。

この日はチャールズもイタズラの為に珍しく張り切る姿が有った。
毎年マイクにしてやられている事も有って仕返ししようと考え
ていたのである。

そんな中、チャールズとゾーイはSSCのメインフレーム室に行く
とスタッフの一人・ボビー・マッコーリーが倒れているのを
見かける。チャールズはここでもマイクが仕掛けたイタズラ
なのか?と思い、フライト中のマイクにイタズラには引っかから
ない事を告げるが、そんな事はしていないというマイク。
すると遺体を調べるゾーイはボビーが銃殺されている事を告げる。
次の瞬間、突然銃声が三発鳴り響き、異常事態が起きたことが
施設内に知れ渡る。すぐにFBIの保護プログラムの手順に従い
外部へのアクセスと施設の出入りが禁止される。

外部アクセスが禁止されたことで、フライト中のマイクたちは
SSCの中で何が起きているのか把握することが出来なかった。

ビリーはアレックスに言われてすぐに誰がメインフレーム室に
侵入したのかを調べるが、セキュリティも監視カメラにも侵入
した形跡が見つからなかった。

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イタズラが飛び交うハロウィンの夜。
誰かが仕掛けたイタズラかとしてSSC内では気が緩む中で、
突然メインフレーム内に何者かが侵入し、SSCのコントロール
を奪っていく。そしてついにはキットの中に仕掛けられている
自爆システムを作動している事が判明し、30分でキットは爆発
するという。システムを起動させたもの以外には決して解除で
きないシステム故に犯人を急いで捜すことになるが・・・

フライト中のマイクたちがエアポットに入り、機体が揺れて
キットが襲いかかってくるシーンを見ると、ジョン・カーペン
ター監督による「クリスティーン」を思い出す。
ジョン・カーペンター監督と言えば名作映画「ハロウィン」
監督した人で有るけれど、展開的にはどことなく映画「ブラッ
クライダー」
を感じさせたり、ゾーイという女性がヴァンパイ
アに感染していく姿を描いた「ヴァンパイア/黒の十字架」
考えると、今回の展開はまさにカーペンター監督へのオマージュ
へと繋がっていたりするのかな。

展開的には最終的にはスタッフのイタズラで済ますオチなのか
と思っていたけど、本当にゾーイのニセモノが施設を襲っており、
今回カールという殺人ロボットの存在が明らかになった。

イタズラも良いけど、オオカミ少年状態の状況があまりにも
酷い中での捜査ということで、初動捜査に於いては相当遅れた
感じもするし、こういう時に事件が起こるとホント困るね。

状況としては何がどうなっているのか全く分からなかったけど、
キットの中に仕組まれているバックドアの存在やら、アレックス
が誰の指示の元で動いているのかなど興味深いネタは多かった。

最後のホンモノかニセモノかを見極めようとするビリーのどさ
くさ紛れのキスネタは如何にもアメリカンネタらしく洒落ていて
良くできていたね。

マイク・トレーサー (Justin Bruening) 元陸軍、サラの幼なじみ
サラ・グレイマン (Deanna Russo) 大学教授、娘
キャリー・リヴァイ (Sydney Tamiia Poitier) FBI
チャールズ・グレイマン (Bruce Davison) 国防総省の研究員

ビリー・モーガン (Paul Campbell) SSCスタッフ、分析
アレックス・トーレス (Yancey Arias) SSCの偉い人
ゾーイ・チェ (Smith Cho) SSCスタッフ
キット (Val Kilmer) 声のみ

--- (Bill Viney) Guard

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