ニキータ / NIKITA

http://nikita-tv.jp/introduction/





Oct. 21, 2010
第6話 痛み Resistance

脚本/Kalinda Vazquez 監督/Guy Ferland
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アメリカ政府の秘密が入っているブラックボックスが有るお陰
パーシー
"ディヴィジョン"を操り好き勝手やれる事を知った
ニキータは、それを守っている"ディヴィジョン"内の組織の
構成員・オーウェンと接触し、危機を救う。彼に協力して貰え
れば、今後の活動もやりやすいと考えていた。

-- 1年前 --
ニキータと出会ったアレックスは、彼女によって墓地へと連れ
て行かれる。その墓の墓標には2004年9月3日ニキータと書かれて
いた。ニキータは私が何者なのかを教えるとし、その墓石を
見せて説明する。
記録上では墓標に書かれた日に州刑務所で
私は死んだ事になっている
という。アレックスは何かの冗談だ
とするが、ウソではない事を告げ、
アレックスの両親を殺害した
のもこの墓地を偽造した組織
だと語る。私はその組織から
貴方を助けたのだという。

-- 現在 --
アレックスは授業中にこれから
査定があることをニキータに
告げる。査定には連行してきた囚人の取り調べを尋問する事で
行われるとのこと。ニキータは引き続き囚人のことで何か分か
ればメールしてと語る。

マイケルはパーシーの元にいくと、パーシーのオフィスに侵入
した事を説明しようとする。しかしパーシーは、君の忠誠心を
疑ったときには私の方から問いただすとし、
忠誠心を
疑ったことはこれまでに一度しかない
と語ると、
疑ったのは
ニキータとの仲
だという。しかしそんな彼女も今頃は川の中
だとし、パーシーは先日自らの手で貨物船から落とした後に
彼女が落ちた場所を弾丸で蜂の巣にした事を語る。いずれ死体
が見つかるハズだという。エージェントと一緒に処分した事を
聞いたマイケルはそのエージェントの事を尋ねるが、パーシー
はただ命令違反者だと語り自業自得だと告げる。

ニキータによって助けられたエージェントのオーウェンは48時間
の意識不明状態から気がつく。目覚めると彼は裸でベッドに手錠
で拘束されているのを知る。ニキータはそんな彼に、弾丸を
摘出し、"ディヴィジョン"の追跡装置を外しておいたと語る。
すると突然ニキータを締め付けるオーウェン。少しは冷静に
なって話せないのかとし、ニキータはナイフで彼の足を突き刺す。
私を信じてくれというニキータに対して、それならば解放しろ
というオーウェン。解放したら私を殺すつもりか?と問うと、
オーウェンは恋人のエミリーが殺されたのはニキータのせいだ
という。俺には俺なりの計画が有ったのだとするが、パーシー
にブラックボックスを渡して逃げようとしたって、その場で
殺されていただけだと語る。お前もブラックボックスが欲しい
だけだろうと言われるが・・・

その頃、アレックスはアマンダから指示を受け、
エブプトの
テロリスト組織のメンバーを拘束している
ので、その人物から
仲間の事を聞き出すよう告げられる。尋問は10分間で、それでも
聞き出せなければ私が取り調べを引き継ぐという。もしもの
時のために
感電装置を渡しておくといわれる。

テロ組織のマロの事を取り調べる。
半年前にアメリカに潜伏した事を問い詰め、アジトや仲間の事
を尋ねる。協力すれば命は助けると。あなたには妻・ハリマ
6歳になる息子・オバが居るのでしょと告げ、話せばまた妻子
と逢えるのだと語る。しかしマロは兄弟を売る事はないとし、
いずれ彼らが助けに来るのだと語る。
そんな取り調べの様子をモニタ越しにパーシーも含めて、アレッ
クスの事を見ていた。マイケルから特別な一面が有ると言われ
ていた為にパーシーもアレックスの事を期待する視線で見守って
いた。
アマンダは取り調べに於いては
主導権を握れとして、感電装置
を遣う様告げるが、アレックスは使用することが出来ず、逆に
マロは拘束具を外してアレックスの首を絞めかかる。すぐに
助けがきて事なきを得るが・・・

査定に失敗したアレックス。
トムはそんな彼女を慰め、拘束具が外れたことが問題だと告げる。
一方マイケルから訓練生たちに、今日の
訓練は外部の訓練所で
行う
事を告げられる。

その頃、ニキータはオーウェンと話していた。
ニキータは自分も愛した人がいた事を告げ、"ディヴィジョン"
に所属していたが、有る時全てを奪われた事を告げて、今の
オーウェンの気持ちがわかる事を告げる。三年前に潜入捜査を
して居た際に、ウェブデザイナーだったダニエル・モンロー
恋に落ち、未来を夢に見ていたこと。二人で南米に逃げ海辺で
家族を作ろうとしていたことを語るが、ある週末に二人で湖畔
で過ごすはずが、行ってみると湖畔で溺死させられていた事を
語る。

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日曜日に強風でBSアンナテが傾いてしまうという事態が発生し
見られなかったのだけど、Dlifeでは字幕版での放送もしている
事を知って、ようやく見る事が出来ました。
ワーナーのホームページで観賞しようと思ったら、支払い方法
がクレジットカードだけなので凄く不便だ。
どうも吹き替え版になれてしまうと原語版はかなり違和感がある
なぁ。
前にも何処かに書いたけど、以前は吹き替え版命だったけど、
最近は吹き替えの方が面白い翻訳をしているし、やりとりも
目で字幕を追わずに済むので楽な吹き替え版を選んでしまう。

さて今回は何と言ってもまだまだ工作員としては未熟なアレック
スが、査定と称して正体がバレるのではないかと思わせるもの
が有ってハラハラドキドキするものがあった。
正直、最初の尋問の際には気がつかなかったけど、バスに乗って
居る際にテロリストたちが乗り込んできた時には、明らかに
査定の一貫だろうなと思う所が有った。

ただ相変わらず疑問なのは、アレックスだけが特別視されすぎて
いて、他に居る工作員・訓練生には何のチャンスも訓練をされ
ていなさ過ぎなことなのかも知れない。

ドラマとしての見所は、アレックスが泳がされることで、
ニキータに繋がってしまうものが有るのではないかとする所
だった。アレックスが逃走を図った際には、ニキータと連絡を
取っていたので、そこから簡単に見つかってしまうだろうと
小一時間なものが有ったけど、誰も調べようとしないのだから
"ディヴィジョン"も体たらくな所があるかも。そもそも訓練
中に数多くの場面でアレックスが外部と交信している姿が有る
のにセキュリティの関係者は一切調べないのか?という違和感し
かない。

とりあえず1年前にさかのぼり、アレックスとニキータの関係が
描かれた。これと同時にニキータとオーウェンの関係というのも
また興味深く描かれる。
ニキータがオーウェンの彼女を殺害したと非難していたけど、
実際にはオーウェンこそニキータの彼・ダニエルを殺害してた
ところに繋がっているし、オーウェンを構成させる為には十分な
動機と説得力があったのかなと思う。ただし彼は一人でやろう
としている所も有って、ニキータとはまた距離を置いていくの
だろうか?

これまでのオーウェンは職務に忠実で実情を知らされていなかった
事も有って人を人として扱わずに処分していた所が有る。
特に彼の役職はクリーナーの中でも味方のエージェントを
クリアにする"リーパー"という人物をしていたことで、彼の
中の価値観に触れていく所が有る様だ。

ドラマとして面白かったのは、アレックスにばかり視線が集中
していたけど、実際にはマイケルもまた査定の対象者となって
いた部分かな。マイケルはどの辺からウソだという事に気がついて
居たのかな。

ブラックボックスはオーウェンが所持する物以外に6つあるとの事。
トンプソン公園の橋の傍に埋めてあるとの事で、自分で処理して
いくようだ。6個のブラックボックスを守っているガーディアンの
存在が何処まで難解なものなのかが今後の鍵となりそうだね。


■使用された曲

・'Fever Ray'の"Keep The Streets Empty For Me"
・'Digital Daggers'の"No Easy Way"

ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
トム (Ashton Holmes) 組織、初任務
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋
オーウェン・エリオット (Devon Sawa) "ディヴィジョン"構成員

エミリー・ロビンソン (Bianca Lawson) オーウェンの彼女
アミール・コメラ (Omid Abtahi) アレックスを拉致した犯人
ラハル/バシール・マロ (Sammy Sheik)、テロリストではなく組織の人
--- (Reid Morgan) Division Guard
ダニエル (Sebastien Roberts)

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