ニキータ / NIKITA

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Nov. 11, 2010
第9話 誰がために One Way

脚本/Albert Kim 監督/Kenneth Fink
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ウズベキスタンのタシケント
マイケルは入国すると審査官からは仕事なのか観光が目的なのか
尋ねられ、観光だと語る。マイケルがホテルの部屋に到着する
と彼の前に現れたのはなんとニキータだった。マイケルは彼女に
このミッションには首を突っ込むなとするが、邪魔をしに来た
のでは無いと語る。

-- 24時間前 --
ニキータは車に乗るとナビゲートシステムにアクセスする。
ヘンリーという男性と接触。ヘンリーは逆探知されないように
衛星を使っているとし、
依頼されていたキーワードの検索
引っかかったのだという。レポートは車のシートの下に入れて
あるという。捜しているのはカシム・タリクだった。

一方パーシーはマイケルに対して、CIA経由からの情報だとして
監視していたウズベキスタンのマネーロンダラーのティムール・
アフメドフ
が来週アルカイダの資金担当者・カシム・タリムと
逢うのだという。火曜日にタシケントに行き48時間後には帰り
のチケットを予約しているとの事で二人が何処かで接触するのは
明らかだという。しかしウズベキスタンはアメリカの国務省に
とっては微妙な場所であり、正式に任務として動く事は出来ない
とのこと。マイケルはカシムの個人的関係を考えると、君には
休暇を薦めるとし、48時間与えるという。パーシーは暗にマイケル
にカシムを消すよう告げていた。パーシーはマイケルに対して
私のしている事は逸脱してして快く思っていないだろうが、
物事には理由が有るのだと告げ理解を求める。

マイケルが出国すると、アレックスはニキータにメールでその
事実を知らせる。ウズベキスタンの何処に行くのか調べる為に
は、
マイケルに取り付けられている追跡装置の周波数を調べて
欲しいとアレックスに頼む。
追跡装置は医務室で埋め込むので、
今のアレックスならば入り込む事が出来るでしょと語る。

-- 2001年3月・イエメン --
マイケルは港でカシムと逢っていた。アメリカの駆逐艦の爆破
に使われたボートを扱う業者の帳簿を入手したのだとし、あんた
らの仲間を殺した奴らの証拠だという。マイケルはカシムが
アメリカ海軍情報部に情報を流したと知られたら危険ではないか?
と尋ね、噂一つで殺される立場にいるカシムに対して、基地の
方で保護させてくれないかと提案する。
マイケルは情報を入手すると、妻・エリザベスが運転する車に
乗る。後部座席には娘の
ヘイリーが乗っておりマイケルが乗って
来ると抱きついてくる。

-- 現在 --
アレックスは医務室に入る為に骨折の痛み止めの薬をハンソン
に処方してもらう。バイコディンをもらうが、麻薬性の強い
薬は困ると告げる。過去にも麻薬に手を出しておりアマンダに
知られたらすぐに逆戻りになってしまうという。ハンソンは別の
薬を処方するとして薬剤室に入る中で、アレックスはパソコン
を操作して
マイケルのID(3835)と周波数(134khz)を入手。
しかしアレックスは急いでOSのウィンドーを閉じた為に、全て
のファイルを閉じきれず、ハンソンに知られてしまう。

タシケントに居るニキータはマイケルに対してカシムを殺すの
を手伝うという。あなたを傷つけるつもりは無いという。
しかしマイケルはあの時撃たれた肩は今でも痛むぞと告げると、
そのお陰で命が救われたのだという。マイケルは君のことも
助けたのだとすると、私たちは共存関係にあるのだと語り
手伝わせてくれと頼む。現在分かっている情報は名前だけでしょ
と尋ねると、少なくともこの任務には二名は必要だと語る。
マイケルは君とは出来ないとし、その理由を君のことを信じてい
ないからだと言うが、ニキータは自分の忠誠心を見つめ直す
事を求め、パーシーが暴走している現状を訴える。今までの貴方
はタシムを見つける為にその暴走にも目をつむってきたのでしょ
と語ると、マイケルはあくまで俺の計画に従ってもらうとして
ニキータと行動する事を了承するが・・・

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アメリカ政府の手の及ばないウズベキスタンで、マイケルに
取っては憎むすべき相手・カシムへの復讐する機会に恵まれる。
マイケルの動きを察知してニキータも協力するために動き出す
が・・・

ヘンリーという男からニキータにメッセージが送られてきた
けど、クレジットを見る限りでは最初に最後の登場。
仲間が居るのかと思って期待するものも有ったんだけどね。

さて今回はマイケルが過去に家庭を持っていた事が判明する。
2001年当時、アメリカ海軍の情報部に所属していたようで、
今回ターゲットになる、カシムによって家族を殺され、
失意の中、パーシーによってリクルートされるまでを描いた。

今回寸前の所で取り逃がしてしまったカシム・タリクはこの
後、Season 1, Episode 17 に登場する様だけど、そこでこの
因縁は解かれるのか。解かれた後にマイケルがどう行動を
取るのかも見物だ。

今回はニキータ側のパートも面白かったし、アレックス関係の
エピソードもなかなか面白く作ってあった。
アレックスが医務室から情報を盗み出す辺りの流れは緊迫感
も有ったし、手際の良さと同時にミスするような流れも有り
息もつかせないところがある。
また天敵と化しているジェイデンを使って窮地を乗り越える
辺りのソツのなさを見ると、アレックスも工作員としての
機転を上手く見いだすことが出来るキャラクターに成長した
なと思う。

ウズベキスタンでは色気を使った作戦に。
アレックスのエピソードでもそうだけど、男性の弱さはまさに
女性だねって感じ。

ディヴィジョンを送るのは不味いみたいな事を言いつつも
ニキータを見た途端に強襲チームを送る辺りがなんとも
いえないものが有ったけど、まぁこんなものなのかなと。

ニキータとマイケルがタッグを組んでミッションに挑む姿は
誰もがそうなって欲しいと願う姿であり、今回その一端を
見る事が出来た。ただ命を捨ててまで復讐を果たしたいと
するものと、生きてこそ物種という思惑の違い・信念の
違いが互いの心の引き裂いている格好でちょっぴり切ない形
の流れだったのかな。


■使用された曲


ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
トム (Ashton Holmes) 組織、初任務
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

カシム・タリク (Haaz Sleiman) 情報・工作員、イスラム過激派
ティムール・アフメドフ (JB Blanc) ウズベキスタンのマネーロンダラー
ハンソン (Patrick Garrow) "ディヴィジョン"の医務室
エリザベス (Jordan Hayes) マイケルの元妻
ヘンリー (Thomas Michael) ニキータに接触する男
--- (Jasmin Geljo) Interrogator
--- (Julian Tassielli) Instructor
--- (Ian Busher) Customs Agent
--- (Daphne Kostova) Ticket Agent
ヘイリー (Vanessa Coelho) マイケルの娘
ラシャ (Sebastian Naskrent)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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