ニキータ / NIKITA

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Feb. 3, 2011
第13話 皇太子暗殺 Coup de Grace

脚本/Albert Kim 監督/Nathan Hope
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グルジア皇太子エリックの暗殺事件・作戦名"キャッスル作戦"
今回の作戦行動の指揮を執る"ディヴィジョン"のスティーブン
は概要を語る。
正面入り口には警備員2名、金属探知機が設置してあり、先に
は防犯カメラが27台、ロビーを抜けるとメインホールが有り
招待客達はそこに集まっている。ターゲットがステージに現れ
た時に攻撃すること。作戦の最大時間は11分だと。
自分たちは
グルジア国防軍の振りをするのだという。
大統領がディヴィジョンに暗殺した事をカモフラージュし、
皇太子に罪を着せたいのだという。

今回アメリカの
ソーバーグカルチャーセンターで結婚式を挙げ
る事になったグルジアのエリックとクリスティーンはアメリカ
のテレビ局のインタビューを受ける。二人ともに王位継承権の
ある家に生まれた人物同士の結婚。アメリカでロイヤルウェディ
ングが出来ることに喜びを示す。

この一件にはマイケルは関わっていないとアレックスはニキータ
に報告する。現在ニキータに襲われたことでセキュリティの
修復で忙しくしているのだという。ニキータはアレックスに
マイケルは仕事絡みの件で私の事を何か言っていたか?と尋ねる
が特に何も言っていないという。アレックスは彼と何か有った
のか?と問うが、何でも無いと誤魔化す。公式の日程のコピー
を何とか手に入れたい事を語る。

アレックスはディヴィジョンの作戦ルームに行くと、技術官の
マリクが席を立った隙を見て彼のパソコンからデータを盗み出そ
うとする。戻って来た為に彼にキャッスル作戦のデータを見て
起きたい事を語る。
そこにマイケルがやってくると、まだセキュリティ関係の修復
が終わっていない事を告げる中、ニキータは内部から情報を
引き出している様だと語る。

ニキータはアレックスに対して、皇太子夫婦を殺害して最も得を
するのが、諜報機関のトップ、アントン・ザヒドフ将軍だと告げ
る。大統領を公然と非難しており、残すは国民からの支持を
得たいところだろうとのこと。アレックスはつまり
ジャファー
を出し抜くならばジャスミン女王に会えば良いということ
ねと
ディズニーの
アニメ"アラジン"を引き合いに出す。ニキータ
は名案だと告げると、アレックスはニキータと共に一緒に外の
世界で戦っている現実を喜ぶ。

ニキータは妃殿下が所有する宝石のコレクションの資料を
プリントアウトし、加工する。
ニキータはその足で妃殿下所蔵のコレクションが展示されて
いるソーバーグカルチャーセンターに足を運ぶと、クリスティ
ーナに遭う為に、リーラ・カンタリアという補佐官と接触する。
自分は
フィンランドのペンディンの宝石を研究しているもの
だとすると、妃殿下が展示している
バグラチオのネックレス
は1860年に作られたものだが、ニセモノである事を告げる。石
の透明度が本物とは違うという。するとリーラはニキータを
クリスティーナに遭わせてくれる。今夜婦人を殺害しようとして
いるものが居る事を告げ、一時間後に襲撃があることを告げる。
殿下に知らせて欲しいと告げ、恐らく極秘情報をザヒドフが
漏らしたのだろうと語る。襲撃前に何とか助けたいとすると
突然ニキータは背後からスタンガンを押し当てられて気絶させ
られてしまう。なんと首謀者はクリスティーナだったのである。

クリスティーナはパーシーに女性が今回の暗殺事件を止めに来た
事を告げると、恐らくニキータだという。計画に影響はない
とし、部下が行くまで捕まえて置いて欲しいという。もしも
ニキータを処分してくれるのならば今回の費用も格安にする
との事だった。

スティーブンは部下達にニキータが現場にいた事を話すが
もう拘束されている事を語る。
しかしニキータはそこから何とか逃げ出すと、エリック本人
に接触する。エリックに対して命が狙われている事を告げ、
ザヒドフとクリスティーナがこの暗殺事件に関わっていること
を語る。エリックはそこまでやるとは思わなかったと告げ、
結婚は民族を団結する為にやろうとしたことだという。
帝政ロシア時代の立憲君主制に戻せると思ったとし、帰国後に
王位を放棄する事をクリスティーナには言っていたのだという。
自分は彼女の事を愛していないと。愛していれば殺しになど
合わないと言うと、エリックは自分が愛しているのはリーラで
有る事を告げる。

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いよいよニキータとアレックスが共に活動を開始する。
ディヴィジョンが請け負ったグルジア国皇太子妃の結婚式
に於いて暗殺の依頼をうけたもの。
それを知ってニキータとアレックスは阻止するために奔走する。

このドラマ、とても面白く見ているのだけど、ニキータは
ディヴィジョンのしていることを妨害しているだけで
組織壊滅のための動きというのがちょっぴり物足りない。
まぁブラックボックスの流れが新たに発覚したり進展を見せる
までは妨害しつつ、静かに待つほか無いのだろうけどね。

パーシーとマイケルが関与しない中でのディヴィジョンの任務
という感じだったけど、結局後処理には二人が関与してくる
ものがあり、彼ら無しには何も出来ないのかというものがある。

誰が首謀者でディヴィジョンに暗殺を依頼してきたのかの
展開の反転具合は面白く出来ていたし、アレックスとニキータ
のコンタクトの方法も面白く出来ていた。
ニキータはもちろんアレックスの機転の利いたアドリブ的
流れはドラマをより面白くさせているし、ニキータにとっても
心強い物が有るのだろう。

前回の展開で逃げる選択筋も有ったアレックスだけどニキータ
と行動を共にするのがなんだか嬉しそうな感じがして、上手く
関係性を築き上げているところは良い感じだ。
ただニキータはマイケルがアレックスに自分の事を何か吹き込
まないか心配している様で、以前のエピソードに有った
アレックスの父殺害事件に於いて、ニキータがアレックスの家を
焼き払っていたような感じにも思えたのでその辺が今後どうなる
のか。

そういえば今回の作戦遂行中にニキータとエリックが監視カメラ
をかいくぐりつつ息を潜めているシーンが有ったけど、その
部屋は日本のコレクションルームだった。
着物とか日本刀が置かれていて、ニキータが日本刀を使って
二人の敵・ロジャーズとダウニーを殺すシーンが印象に残る。
またFBIに扮してディヴィジョンが施設内に入ってくる辺り、
相当政府内にもディヴィジョンと内通する悪い勢力が蔓延って
良そうな感じだね。


■使用された曲


ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
トム (Ashton Holmes) 組織、初任務
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元"ディヴィジョン"
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) CIAの諜報員

スティーブン (Brendan Fehr) "ディヴィジョン"、キャッスル作戦指揮
エリック (James Gilbert) グルジア皇太子
クリスティーナ (Beatrice Rosen) グルジア妃
リーラ・カンタリア (Kathleen Munroe) エリックの秘書
レジーナ・ジョンソン (Phillip Jarrett) 地元刑事
アントン・ザヒドフ (Doru Bandol) 将軍
マリック (Paolo Mancini)
--- (Chantal Quesnelle) TV HOST
--- (Michael McCrudden) Agent
--- (Lorne Hunchuck) Division HRT Agent
--- (David Webster) Museum Director
--- (Sam Lupovich) Security Agent
--- (Jonathan Hagey) Hostage

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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