ニキータ / NIKITA

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Feb. 10, 2011
第14話 絆 The Next Seduction

脚本/Juan Carlos Coto 監督/David Solomon
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ベルリン、午前2時13分
武器商人のユルゲン・ヴォスはCIAのクリス・コナハン局員
接触しようとしていた。到着は遅れそうだが予定の場所で会お
うと電話する中でユルゲンは男(ローン)によって撃たれる。

CIA本部ラングレー
ライアンは極東地域の監視活動を担当して居たが、コナハンが
殺害されたこと、そして武器密輸事件が関与している情報を
掴んでCIAの情報部に連絡を取るが、一切取り合おうとしない
上層部に嫌気が指し、ライアンはポストに
ハートマークを書い
てニキータと接触を図ろうとする。

ニキータはアレックスと逢うとバレンタインデーのプレゼント
だとして紙袋を渡す。また古いケータイを処分させ、新たな連絡
の取り方を話し合う。アレックスは外の世界に出ればもっと
楽しく過ごせると思ったが実際には違った事を告げる。偽りの
暮らし故に仕方がないことだと。
そんな中ニキータ
交通監視カメラに細工をしている事を告げ、ハートマークを
カメラが捉えると警告音が鳴るようにしてあるという。ライア
ンから連絡を取りたがっている合図だとして、彼が書いたこと
を防犯カメラ映像で確認する。アレックスによると、マイケル
はライアンの事を監視させると言っている事を告げ、彼もディ
ヴィジョンと戦っている人なのでしょ?と問う。アレックスは
ニキータと彼がどうなっているのか聞きたがりキスしたのか
と問うが余計なお世話だとし、あなたとネイサンはどうなのかと
逆に問われる。我々が私生活で外部のものと深い関係になれば
相手の人を危険にさらすのだと語る。

ニキータはライアンと接触する。
"バットシグナル"で呼び出しかと皮肉るニキータ。
ライアンは三日前に潜入していたCIA局員のクリスがベルリンで
殺害され、それには大量殺戮兵器が関与していることを告げる
が上司に言っても取り合って貰えなかった事を語る。
ディヴィジョンとは関係は無いがテロリストがアメリカ本土を
爆弾で狙おうとしているのだという。上司はユルゲンが武器を
流そうとしている事を信じようとしない事を告げると、ニキータ
は彼はユルゲンではなくエミール・ヴォス(36歳)で、ドイツ人
オックスフォード大卒の武器商人だと語る。かつてディヴィジ
ョンの任務の際に彼とは寝た事が有るのだという。
ニキータはこれは私のやり方で処理すると語る。

パーシーはマイケルに対して、ライアンの監視の件にエージェント
を割くのはもったいないとして、ライアンは支局の監視係に
回された事を話す。しかしマイケルはライアンにはニキータが
関与しており脅威だと語る。

一方アレックスは買い物から帰宅すると向かいに住むネイサン
が話しかけてくる。アレックスは初めて購入したというMP3プレ
イヤーの事を語ると、今まで持って居なかったなんて信じられ
ないという。ネイサンは沢山良い曲があるので聞きに来ないか?
と誘うと、アレックスは今夜ディナーをしながらウチで音楽を
聞かないかと彼を誘う。そんな中マイケルからアレックスに
電話が鳴る。ライアン監視チームは急遽中止になったので休暇
を言い渡そうとしていたが、ネイサンと一緒にいるのならば
言う必要は無いかと呟く。

4年前、ニキータはダニエルと付き合っていることをマイケル
から指摘されていた。部外者と関係を持つのは危険だと聞かさ
れるがニキータは彼と付き合いつつ、武器商人と接触する為に
別の男性と寝るというミッションを任されてたのだった。
マイケルは自分が指示したミッションではないと否定するが・・

4年前・
フランス・パリ
マイケルが後方支援で、ニキータは
"ジョセフィーヌ"として
武器商人のヴォスと恋人関係になって彼のパソコンから顧客
リストを手に入れるというミッションだった。ハイヒールの
かかとに付いているUSBメモリーを使ってヴォスのパソコン
からデータを盗み出す中、盗み出したのと同時にインターポール
(ディヴィジョン)がニキータを捕まえる為にホテルに査察に
入るのだった。

カナダ・ケベック州・シャレーマルゴー
ニキータはホテルに時限式ウィルスを仕込んでから現地へ。
するとそのホテルにはヴォスが泊まる事になっており、ニキータ
も偶然を装い再会するのだった。

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ベルリンでCIA局員が殺害され、有名な武器商人のヴォスが
関与している事を知る。
その情報を掴んだライアンだったが、CIAとしてはまともに
対処する気がなく、ニキータを使ってアメリカに爆弾兵器が
入り込むのを防ごうとする。武器に関してはロシアの傭兵部隊
のゴーコリも狙っており、ディヴィジョンも深く関わっている
事を知る。

エージェントが偽りの人生を持つことに対して、ニキータの
失敗例を提示し、アレックスにもその教訓から学んだことを
教え込んでいこうとする。
ニキータにその事を教えたのはマイケルであり、アレックス
にそれを伝えたのはニキータだとする構図である。

アレックスもニキータやマイケルに従わねばならない部分も多い
が、最後には嘘偽りだけの人生では決してやってはいけない事を
ニキータ本人が実感して、新たな形を提案していくという展開が
用意された。
希望を持つことがなければ人生の生きる意味を見失う可能性も
有るので、彼女達の言動にも有る部分は納得出来るが、
逆にエージェントたちのエゴが他人を巻き込んでしまうとする
リスクもあり、その葛藤との間で揺れ動くところが興味深いとこ
ろなのかな。

さて今回はヴォスがアメリカを脅威に陥れようとしている
のかと思ったけど、彼は単なる武器証人で、今回は保護を求める
居る人物だという事らしい。武器の大きさなり破壊力からする
と、ヴォス本人も臆する気持ちが出て来たのか。
逆にパーシーはアメリカに対して刃を向く可能性が有る武器を
金の為に流そうとしていたのだろうか?それとも単なるニキータ
を誘き出すが為に今回の一連の行動を画策して、武器は後々
回収しようとしていたのか?

目的のためにはパーシーは何でもやると語っている様にCIAの職員
をローンに殺させるところなど、ディヴィジョンに対する嫌悪感
ばかりが目立つ所だった。正直シルエットを見ただけですぐに
ローンが犯人だと分かるものがあったぞ。

マフィア同士を引き合わせて戦わせるシーンに於いて、
黒澤明映画の「用心棒」を引き合いに出すところが日本人に
とっては嬉しかったね。

アレックスが好意を寄せるネイサン。
その内何らかの意図を持って近づいてきていたことが分かる
のかなと思っていたけど、本当に単なるお隣さんなのだろうか?


■検索用キーワード

・ツーラ製スチールコア弾
・ハーントン空港
・ダーティボム


■使用された曲

・Belle Revの"Melted Away"
Lenka Kripacの"Here to Stay"

ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
トム (Ashton Holmes) 組織、初任務
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元"ディヴィジョン"
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) CIAの諜報員
ネイサン・コルビル (Thad Luckinbill) アレックスの隣人
アリ・タサノフ (Peter Outerbridge) 元KGB、民間傭兵"ゴーゴリ"

エミール・ヴォス (Matthew Marsden) ドイツ人武器商人
パヴェル (Lukas Penar) "ゴーゴリ"、
クリス・コナハン (Matthew G. Brown) CIA職員
--- (Brett Ryan) Division Pilot
--- (Jeffrey Parazzo) Tech
--- (Diana Cofini) Front Desk Woman
--- (Brad Everett) Bellboy

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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