ニキータ / NIKITA http://nikita-tv.jp/introduction/

Feb. 24, 2011
第16話 迷宮 Echoes

脚本／ Kristen Reidel 監督／Nick Copus
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アレックスは前回の任務の中、ヴラッドからアレックスの正体
を見破られ、彼女がゼトロフの後継者であること。ニコライ・
ウディノフの築いた帝国の後継者だと言われる。

任務中にヴラッドから大量の麻薬を摂取させられた為に、
アレックスはディヴィジョンに戻るも、かつての薬物中毒の
後遺症で再び悩まされる。アマンダはディヴィジョンの医療従
事者のハジャリと共にアレックスの治療を行うが、アマンダは
麻薬を中和するメタドンを投与する前に質問が有るとアレック
スに告げる。
アレックスはイボカインという薬を投与されていた。
アヘン中毒の治療に使われるものだが、この薬には副作用が有り
患者は白昼夢を見ている様な状態になるのだという。
アレックスはニキータにディヴィジョンに入る前に散々鍛えら
れて、過去に体にたたき込まれた事を思い出していた。
その中でニキータは自分の居場所がウィットフィールドによっ
て提供されている事を告げていたのである。

アマンダはなんとかアレックスの中に有る秘密を解き明かそう
としていた。夢の中でトラウマ的体験をさせ、心の奥にある
恐怖を再現するのだという。上手くコントロール出来れば
アレックスの見ている夢を導いていけるのだと、マイケルに
説明する。しかしマイケルは体の良い尋問じゃないかと告げる。
しかしアマンダは彼女は過去を隠している事を告げ、エージェント
が私に秘密を持つのは許されない事だという。そんな中、
アレックスはウィットフィールドの事を口にしてしまう。

アマンダはアレックスを暗示に掛けるように、貴方は通路に
いて何かを捜しているのだとし、それは過去に関係の有る秘密
だと囁く。そして誰かがその秘密を盗みに来る前に移動させる
のだという。
するとアレックスの前には若い頃のアレックスが出現する。
若い頃のアレックスもまた"彼女"が来ているとして怯える姿
が有った。アマンダはこれは彼女の心の投影であり、希望、恐怖
秘密などが、何の象徴となっているのかを捜すことで
鍵になるのだという。

その頃ニキータはアレックスをディヴィジョンから抜け出させる
為の準備を行う。グスタフに電話すると、新しいID一式が
必要だと語る。すぐに渡せるように用意して欲しいとすると
グスタフは指紋とパスポートだけは作れない事を告げる。彼女は
何から逃げようとしているのか?とニキータに尋ねると、寧ろ
彼女が何処に向かっているのかが心配だと語る。

マイケルはバーコフに対して、ウィットフィールドという名前
で色々と調べて欲しいと頼む。すると検索では"スーパーダラー
作戦"というものが引っかかる。紙幣を偽造している北朝鮮の
犯罪組織を壊滅させる為の3年前にディヴィジョンが起こした
作戦だった。ウィットフィールドはその組織でバンカーの仕事
を担当しており、マネーロンダリングなどをしていたという。
当時の作戦で外交官はローン、科学者はスティーブン、配達人
はカルロスが始末し、バンカーはニキータが抹殺したことに
記録上はなっていた。バーコフはマイケルに対して、あんたが
調べ物をすると必ずニキータに繋がるなと指摘する。

アレックスは相変わらず薬の効果によって妄想が続いていた。
若いアレックスは車の下に隠す。まるで幼い時に実家が襲われた
時の事を思い出す。ベッドの下からは足が見えたこと。そして
周りは火の海になっていること。パパが打たれて亡くなる
光景が目の前に有った。その中にはニキータの姿が有り、
"彼女"は逃げたのだと語る。アマンダはアレックスのいう彼女
が何なのかを模索する。

一方マイケルは疑問が浮上した為に、アレックスとの通話
記録の録音データを聞いていた。アレックスがマイケルから
車と家を与えられた後にマイケルが電話した内容で、アレックス
は通話の中で"最高、我が家って感じ"とマイケルに語っていた。
その音声データをバーコフに持って行くと解析して欲しいと
告げる。電話口で聞こえる声の反響具合がどうしても不自然な
のだという。

ニキータはアレックスの部屋に侵入すると、指紋の付いた
コップとパスポートを持っていこうとする。するとバッドを
持ったネイサンが部屋に入ってきて不審者のニキータを
襲おうとする。あっさりと形跡逆転され、どうして侵入したの
かとニキータはネイサンに尋ねる。すると合い鍵をもらっている
事を告げ、アレックスが約束したのに来なかったのだという。
ニキータの事を尋ねると私はアレックスの友達で、留守を
任されたのだと語る。
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ディヴィジョンの任務を終えて施設に戻ったアレックスだが、
彼女は任務中に男によって自白剤の為の麻薬を投与され、
かつての麻薬中毒時代に逆戻り。薬を抜くための措置として
アマンダは治療をする課程で、アレックスが隠している
過去の秘密を暴露しようとする。しかしアレックスは予想以上
に頑なに心を開くのを拒む。

マイケルからのアプローチ方法、そしてアマンダからの
アプローチ方法で、ニキータとアマンダの繋がりが暴かれて
しまうのではないかとする流れがスリリングで、とても面白く
描かれた。

アレックスが"彼女"と称してそのものから逃げていたけど
それが一体何を意味するものなのか。
アレックスの過去、そして父親がバレれば一発で殺されると
する中で、いつアレックスが話してしまってもおかしくない
状況に置かれているところが怖かったし、逆に知らなかった
事実も明かされた感じ。
夢・潜在意識下としながらも、上手い事アレックスの件を
掘り下げていくのだから良くできている。
アレックスが求めているのは復讐でもなく普通の暮らしが
したいということ。その相手がネイサンだということ。

今回は潜在意識の中で幼い時のアレックス、そして現在の
アレックス、そしてディヴィジョンの介入が無く父親の
ゼトロフを引き継いだと仮定した際のアレックスの姿が
有った。またネイサンと結ばれて3年目に赤ちゃんが生まれ
ている様子も描かれている。

気になるのはトムを殺した事実がアマンダに知られたのと
ジェイデンと戦う際に色々とアマンダに知られてはいけない
ような情報を口にしてしまったところだろうか。
アマンダはパーシーに対してアレックスは処分すべきとの
判定を下したけど果たしてそうなるのか。

一方ニキータはアレックスのことを何とかして助けたいと
する意図で今回は動いていた。
グスタフが裏切る辺りの流れは想定内って感じだったし、
ニキータ側のエピソードではなんと言ってもニキータの資金源
が何処にあるのかを知る事が出来たというのが一番興味深い
のかな。かつて北朝鮮の偽札作りの組織を壊滅させた際に
逃がす変わりに金やら偽札作り関係の道具なりを受け取って
いたというところなのかな。

マイケルがニキータの住処についてたどり着いたけど果たして
どういう行動を見せるのか。
ちょっと特定する方法は強引だった気もするけどね。



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