ニキータ / NIKITA

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Apr. 14, 2011
第18話 贖罪 Into the Dark

脚本/Albert Kim 監督/Jeffrey G. Hunt
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ディヴィジョンの秘密・政財界のスキャンダルの全てが詰まっ
たブラックボックスの一つを守るガーディアンがロンドンに

居る事が判明し、それを探しにオーウェンは旅立っていた


マイケルとニキータはニキータのアジトで体の関係を持つ。
そろそろ戻らないと、俺にも追跡装置が付いているんだと
いうマイケル。アレックスにはいつこの事を打ち明けるのか
と問うと、今の彼女ではこの現実を対処出来るか分からない
ので時期を見て話すという。
そんな中、オーウェンがニキータの元に追ってくる。
マイケルはオーウェンと銃を向け合うがニキータは二人を止め
る。互いに私たちは仲間である事を語る。
オーウェンは
三ヶ月前からガーディアンブラックボックス
消息を追ってロンドンに行った
との事だったが、区域までは
絞れたという。マイケルは俄に信じられないとし、800万人も
居る人の中からたった三ヶ月でガーディアンにたどり着いた
のかと。オーウェンもマイケルの事を不審に感じていたが、
ニキータはマイケルに対してディヴィジョンに戻り、ガーディ
アンが誰なのかを調べて欲しいと告げる。アレックスでは
これ以上の捜索は難しい事を告げ、ニキータたちはロンドンで
マイケルからの報告を待ってブラックボックスを奪取すること
を語る。マイケルはニキータにアイツは信用出来ないと告げる
が、それならば私の事を信用してと語る。ニキータに対して
アイツがやってことを知っているのか?と問うと、彼も変わろう
としているのだとし、私たちだって変わろうとしている事を
語る。

アレックスはディヴィジョンに戻ると、自分の資料の中から
ネイサンのデータを削除する。
そんなアレックスの元にアマンダがやってくると、ちょっと
来てくれと言われる。

マイケルはバーコフの元に行くと、セキュリティプロトコル
のチェックをしたいので時間はあるかと尋ねるが、現在
エメラルドイーグル作戦に於いて問題が起きている最中で
手一杯だという。企業強盗の件で警備員が張り切りすぎたので
ディヴィジョンの工作員たちと相当現場で撃ち合いになった
というのである。

エメラルドイーグル作戦はジェイデンが仮動員されて行った
ものだと分かる。アマンダはアレックスに対して、彼女を
取り調べして調書を取るよう告げる。アレックスは彼女は
私を嫌って敵対しているのだから無理だとするが、寧ろ真実
を引き出すには最適だと語る。

ニキータとオーウェンはロンドンへ。
街は監視カメラだらけなのでなるべく下を向かい歩くよう
指示される。オーウェンのアジトへと連れて行かれるニキータ。
現在ガーディアンが居る地域は
カムデンまで絞った
のだという。基本的に
ガーディアンは、交通機関が利用しやすく
安全な保管場所が近くにあり、衛生信号受信出来るところ、
そして脱出ルートが複数にあるところに存在している
のだと
いう。恐らく銀行の貸金庫を借りているハズだと。
ニキータは壁に異彩な絵が有り、更にオーウェンの体にも同様
のタトゥーが彫られている事を知る。俺が生んでしまった犠牲
者たちのことで、何故現在に至るのかを忘れない為にやって
いる事だという。ニキータは
罪の意識を直視することと罪悪感
に飲み込まれる事では意味が違う
とし、直視することを求める。
しかしその後、ガーディアンを探す為の計画はどうなっている
のか尋ねると、元クリーナーは特徴的であり、目を見れば必ず
分かるのだという。攻撃力・敏捷性があり、生き残る術を
身につけているが、時に
そのスキルを持て余すと、退屈なミス
を犯すもの
だという。エミリーの件では俺のミスだとし、
守れなかったことを今でも悔いているのだという。

そんな中オーウェンは突然激しい頭痛で苦しみ始める。
レジメンと呼ばれる薬物を使用しているオーウェン。
これを使うとアスリートたちの肉増強剤のように強靱な精神
を得る事が出来るのだという。パルプロ酸にステロイド、そし
てデキストロアンフェタミンが合成されたもの。代謝支配
プログラムという使われているもので他のガーディアンも
これを使って強化しているとの事だった。

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マイケルは自分の妻子を殺害したカシムへの復讐をする為に
ディヴィジョンへの拘りを見せていたが、その復讐を果した
今、ニキータと共に密かに活動を開始する。それはバーコフ
が行っている悪行を止めるべく、ブラックボックスの存在を
この世から全て壊し去ること。しかしニキータがかつて
はニキータの彼氏を殺害したオーウェンと連んでいる事を知っ
て不審さを覚えるが・・

ドラマとしては現在の展開上、アレックス周りの事の方が現在
は興味深く描かれており、ニキータとマイケルの関係を知る
前に、自分の身がディヴィジョンの知られそうになる危機と
対峙している感じ。

以前にもアマンダによってリハビリと称して尋問された事が
有るけど、あの時完全にはアレックスの心は開けなかった
事も有って、再度アマンダのリターンマッチというところだ
ろうか。
アレックスがアマンダに対して、問題は私の心を開けなかった
とするあなた自身のフラストレーションだとしていたように、
意地でも心に閉じ込めている何かを知りたい様子。

fMRIなる脳の活動を直接画像に映しながらバーコフと共に
嘘発見器にかけられる。普通のものと違って末梢神経のコント
ロールくらいでは回避出来ないというのだからやっかいなもの。

次々とアレックスの嘘が発覚する訳だけど、ジェイデン自身
の今回の任務の失敗というのは、本当に起きた事なのか
それともアレックスをジェイデンにふっかけて情報を引き出す
為のモノだったのか気になる。

トムの件を上手い事ごまかした様で、記憶のすり替えのような
状況を作って対処していた。マイケルが嘘をついたことで
いよいよマイケルとニキータの関係が発覚してしまうけど、
アレックスとしてはニキータと二人でやってきた手前あんまり
良い気分は居ないだろうし、ニキータには彼が居て自分は
ネイサンと何も出来ずにいる状況は、相当アレックスにも
不満に写っていきそうだ。

さて今回はガーディアンの一人を退治するというもの。
ニキータとオーウェン、オーウェンとマイケルが対決する
という仲間同士の思惑の違いなども挿入されてなかなか
スリリングな状況だったようにも思う。
ガーディアンが強いのは分かるけど、マイケルはもっと強すぎ。
オーウェンが嫉妬しての事なのか、あいつ(マイケル)の体は
ヒョロヒョロだみたいな事を語っていたけど、裸を見ている
ニキータが筋肉質よと語るシーンなど、何とも言えないもの
があった。

取りあえずまた一つ、ブラックボックスを破壊。
マイケルはニキータが壊していったとパーシーに報告して
いたけど、一応はパーシーにはバレていないのだろうか。

季節の風物詩ばりにまた暫く登場しなくなるオーウェン。
薬物を体内から除去することが出来るのか。
因みに彼の次の登場は、シーズン2の#2。まだまだ彼は今後とも
出演していくことになるので、ニキータ側には貴重な戦力として
働いていくことになりそうだ。

■参考




■使用された曲


ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元"ディヴィジョン"
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) CIAの諜報員
ネイサン・コルビル (Thad Luckinbill) アレックスの隣人
アリ・タサノフ (Peter Outerbridge) 元KGB、民間傭兵"ゴーゴリ"

ブランドン (Ray Park) ロンドンのガーディアン

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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