ニキータ / NIKITA

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May 5, 2011
第21話 暗転 Betrayals

脚本/Andrew Colville 監督/Eagle Egilsson
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デイナ・ウィンターズからブラックボックスの回収に成功した
ニキータたち。現在ディヴィジョンが
スパロー作戦と称して
政府に対する反乱を起こそうとしている事を知る。
二週間後に作戦の開始予定だったが、俺たちがボックスを回収
したので延期になるのではないかというマイケル。
しかし一体スパロー作戦とは何なのか。政府には向かうとの
事だが、大統領を暗殺しようとしているのか、それとも偽の
テロを起こそうとしているのか。何にせよ
失敗してパーシーの
名前がこの世に出れば彼はもう終わりだろう
とニキータと
マイケルは語る。

ブラックボックスの中身の
暗号を解読するにはバーコフが必要
だった。ニキータはバーコフを拉致しようと告げ、過去にも
二度拉致に成功している事を語る。しかし今度は相当抵抗する
ハズでバーコフも護身術を身につけていた。彼のマイケルの事
は警戒していないのでマイケルが拉致するよう告げると、
もしも俺が拉致すれば素性がばれるという。しかしニキータは
成功すれば全てが終わるのだとし、好きな所にいける様になる
と説得する。これまでディヴィジョンとしての任務を10年して
きた事に言及し、そろそろ辞めても良い頃だと告げる。
ニキータはマイケルに施設に戻ったらアレックスを捜して欲しい
事を告げ全く連絡が付かなくなっている事を語る。

その頃、
アレックスはニキータのスパイである事がばれてアマ
ンダから拷問
を受けていた。ジェイデンの死体の傍でニキータ
に助けを求める通信が傍受されてしまったのである。パーシー
がやってくると、アマンダからその報告を受ける。
パーシーがアレックスに問い詰めると、私はアレクサンドラで
ある事を告げる。
ゼトロフの後継者が生きていたとは興味深い
という。パーシーはアマンダを退席させてアレックスと二人
で話したい事を告げる。アマンダはパーシーのしている事は
全て理解しているので隠す必要は無いとするが、今は誰も信用
出来ない状況である事を告げる。更にパーシーはアレックス
の件は誰にも話すなと口止めする。
パーシーはアレックスと二人きりになると、君にニキータの
持つブラックボックスまで案内してもらう事を告げると、私は
死ぬ覚悟で潜入した事を告げ、殺すしかないと告げる。

マイケルかアマンダに対してアレックスが何処に居るのかを
問う。現在ジェイデンの件で弾道検査などを行っているので
正当性が確認されれば二時間くらいで解放されるだろうとのこ
とだった。

マイケルはバーコフの元に行くと、バーコフは殺気立っていた。
絶対にニキータを殺せというバーコフは、彼女のせいで現在
監禁状態だという。スパロー作戦まではニキータに居場所を
知られたくないのだろうと告げると、組織は三つのボックスの
暗号の解読をニキータにさせられると思って警戒しているの
だという。現在
パーシーは暗号が解読できそうな人物を一人残
らず殺そうとしている
事を告げ、ケンブリッジの教授とバンガ
ロールのコンピュータ科学者の暗殺を行ったのだという。
残った最後の人はCIAコンサルタントのマルコム・ミッチェル
だけとの事だった。

マルコムの元にはリチャードソンが派遣され、CIAの警護が
あっさりと彼によって殺害される。リチャードを含めた三人の
ディヴィジョンの殺し屋がマルコム殺害の為に室内に侵入しよ
うとしていたがマルコムと先に接触したのはニキータだった。
ニキータは事情を話すと、今から暗殺者が来る事を告げる。
ニキータはマルコムと協力して侵入してくる暗殺者を一人一人
倒していき、最後はリチャードソンを倒すのだった。

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ディヴィジョンがスパロー作戦という名の不穏な動きを見せる
中で、ニキータはブラックボックスの暗号を解読する人物の
必要性を唱える。
一方アレックスと連絡が取れなくなり、マイケルに彼女の行方
を探す様依頼するが、アレックスの正体がばれているとも
知らずに、マイケルはアレックスの元にいきパーシーによって
捕まえられてしまう。

いよいよシーズン1のラス前のエピソードという事も有って、
緊迫感に溢れるエピソードとなった。

何と言ってもアレックスの父親を殺害したのが誰でもなく
ニキータで有ったこと。直接手を下した物に復讐心を抱くのか、
それとも命令を下していたとする組織の長に恨みを抱くのか
はアレックス次第というところもあるのだろうけど、パーシー
の悪事を含めたディヴィジョンという組織全体を客観的に見ら
れるかどうかという所にかかっているのだろうね。

例えニキータが殺害していたとしても、これまで過ごした行動
の数々がアレックスにはどう受け止められるのか。
ニキータは人心掌握術によってアレックスを駒のようにして
扱っていたような事を説くけれど、寧ろそれをやっているのは
パーシーだろうと小一時間なんだけど、殺されたとするインパ
クトを越えることは出来ないのかな。

2005年2月当時の作戦はペイルファイアーと呼ばれるもので、
ディヴィジョンの背後にはオーバーサイトと呼ばれる連中が
いることを説明していた。現在放映中のリベンジでも
グレイソン・グローバルの背後にアメリコン・イニシアチヴが
居たみたいなものなのか。

今まで散々ニキータがディヴィジョンを出し抜いてきた格好
だったけど、ついにパーシーがニキータたちの計画を先回り
することが出来た。私は先の先を読むみたいな事を言っていた
けど、アナタ今まで散々出し抜かれていたじゃないのみたい
な突っ込み処も多いな。
正直スパロー作戦って、ニキータを出し抜くための作戦だと
思っていたのだけど、ホントに政府を裏切る作戦なのかどうか
が気になる。アマンダさえも知らなかった訳だし、この流れ
に乗じてアマンダも仲間に引き込めると良いんだけどね。

正直デイナ・ウィンターズと結託してニキータをハメたと
する流れは後付けのような形にしか見えないところがある。
もしも予期していたのであれば、わざわざブラックボックスを
渡す必要はなくニセモノを掴ませておけば良かったわけだしね。

ワシントンのユニオン駅の攻防とかそれなりに面白かった
けどね。

殺人チップの存在は本当の事なのだろうか。
まぁニキータに全てを話したところでパーシーがアレックス
の時限爆弾のスイッチを押して終わるみたいな感じなのかな
と思っているけどね。

パーシーの頭の中にもセンサーが入って居て、心臓が止まると
自動的にブラックボックスの内容がアップロードされるらしい。
アメリカ政府も一部関与していることなので公表されたら
ヤバイのかもしれないけど、展開を見ていると結局ブラックボ
ックスをどうしたいのかがイマイチ見えてこないな。
都合の良い情報だけを取り出してニキータたちは公表しようと
しているのか?

CIAのマルコム役のRich Sommerは、MAD MENのドンの部下で
メディア部門の責任者・ハリー・クレーン役で出演していた。

ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) 政府組織"ディヴィジョン"
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の上層部
アマンダ (Melinda Clarke) 組織の指導員
パーシー (Xander Berkeley) 組織のIT関係
ジェイデン (Tiffany Hines) 組織、アレックスに喧嘩を売る
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

オーウェン・エリオット (Devon Sawa) 元"ディヴィジョン"
ライアン・フレッチャー (Noah Bean) CIAの諜報員
ネイサン・コルビル (Thad Luckinbill) アレックスの隣人
アリ・タサノフ (Peter Outerbridge) 元KGB、民間傭兵"ゴーゴリ"

マルコム・ミッチェル (Rich Sommer) CIAコンサルタント
ニコライ・ウディノフ (Vieslav Krystyan) アレックスの父
若い頃のアレックス (Eliana Jones)
リチャードソン (Karl Campbell) ディヴィジョン
--- (Brian J. Graham) CIA Agent

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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