ニキータ / NIKITA
(シーズン2)

http://nikita-tv.jp/introduction/





5 Aug. 2012
第1話 ゲーム・チェンジ Game Change

脚本/Craig Silverstein 監督/Danny Cannon
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ハーバー精肉店
ロシア人が経営する裏カジノが有り、ニキータはその店に
入って行く。地下会場は厳重にガードマンが出入り口に置いて
ボディチェックをし、不審者の侵入を防ぐ。
ニキータは目立つような黒いドレスを着てやってくると、
そこのボスであるザハールの目に留まる。ニキータに対して
ダイスを振るよう求める中、ザハールはニキータに対して
恋人の関係などを尋ねてくる。今恋人とは距離を置いている
というニキータ。相手はリスクが好きではないのだと語る。
そんな中ニキータが振るダイスが毎回同じ数字が出ることを
違和感を覚えたザハールはニキータを冷凍庫に閉じ込めて
尋問しようとする。何が目的なのかと二人の男に尋問を受けそ
うになるがタイミングよくマイケルがドアを爆破させて
脱出経路を確保すると、ニキータはそのカジノの金を奪って
マイケルのバイクにまたがって逃走する。

二人は拠点としているモーテルに戻る。
取りあえず次のミッションの為の金を確保できたとして、
食料や弾薬を確保すべき事を告げる。ニキータは犯罪人引き渡し
条約のない国で二人で棲むという選択肢も有るとするが、
マイケルはディヴィジョンからは決して逃げられないことを
語る。
奴らが追っているのはこのブラックボックスであり、秘密が
握られたことを焦っているハズだという。私たちがこれを
公表して第三次世界大戦の引き金を起こそうとしているのを
恐れていると。ブラックボックスをどうするのが最善の策なの
か。ニキータは粉々にして破壊した証拠を送り返そうという
が、このまま握り潰せばさらなる不幸を呼ぶことを語る。
しかしニキータは正しいことが幸福だけを呼ぶとは限らない
とし、時に災いだって起こすのだと語る。ニキータがアレックス
のことを引き合いに出している事を知って、マイケルは
彼女は君の責任ではないとするが、ニキータは彼女がこの世界
から足を洗っているのを祈るだけだという。私が彼女を
この世界に引き込んでしまったこと。私たちが今していること
もある意味では悪いことである事を語る。私たちが今行って
いる「聖戦」が正しいのか自信がないと語る。しかしマイケル
とは絶対に離れられないということを語ると、マイケルはニキ
ータにキスしながら、離れる必要はないのだと語る。

アレックスはザハールの元にいくと、ザハールを倒してニキータ
が残して行った携帯電話を持っていく。

ディヴィジョンの司令室
パーシーが失脚したディヴィジョンの後を引き継いだのはアマ
ンダ
だった。アマンダはアレックスを利用して、パーシーが
暴走した際の全ての痕跡を消したい事を語り、私たちはまた原点
に戻って金の為に仕事をするのではなく、訓練生を取る様な
こともしないと語る。一番の使命は脅威を排除すること。つまり
最大の脅威はニキータが持つブラックボックスだという。
しかしアレックスはそれを望んでいるのはディヴィジョンのボス
であるオーバーサイトでしょと語る。ブラックボックスを取り返す
変わりに父を殺した男への復讐をディヴィジョンとして手伝う
ことを約束するよう求める。しかしアマンダはアレックスの父親
を殺害したセルゲイ・セルクは純資産が小国を凌ぐほどの
巨大企業のトップであり容易なことではないという。しかし元々
ゼトロフは私の父の会社だったのだとし、その企業の規模は把握
している事を語る。ゼトロフは大量の原油や天然ガスのリース
権を持つだけでなく、政治家もセルクを指示するものも多く、
更に彼はマフィアを牛耳っていることを告げ、最も手強い相手
である事を告げる。アレックスはニキータだって負けないほど
困難な相手である事を告げる。

そんな中、ディヴィジョンにはショーン・ピアースという人物
が現れ、アレックスが外に出て行こうとするのを阻む。
お前がアレクサンドラ・ウディノフかと告げると、ショーンは
僕はディヴィジョンではないと語り、オーバーサイトから監視
の為に派遣された人物だと語る。仕事はパーシーのブラックボッ
クスの取り戻すことで、アレックスはディヴィジョンの裏切り
ものであり、ニキータと手を切ったなんてことは信じられない
事を語る。アレックスはニキータが使用している携帯電話が
サムソンR100である事を告げ、これを辿れば彼女が何処にいる
のか掴めると語る。

マイケルとニキータは「ゲームチェンジ作戦」について話合って
いた。2004年1月・イラク復興支援金の10億ドルがテロリスト
によって奪われたものだが、実際に奪ったのはディヴィジョン
の強襲チームだったこと。ペンタゴンは調査官としてトニー・
メリック大尉
を派遣し、彼はその金を奪ったのがテロリスト
ではなく内部の犯行だという証拠を掴んだのだという。しかし
パーシーは彼をハメ、イラク市民を殴り殺したという罪を着せて
懲役30年の刑に処したのだという。現在刑期は7年目であり、
トニーはディヴィジョンが関与していたとする証拠を何処かに
隠しており、俺たちで捜し出せばオーバーサイトへの脅威にな
るという。取りあえずトニーを脱獄させようと語る。

アマンダはディヴィジョンの地下室にいくと、そこには厳重に
手足を縛られたパーシーの姿が有った。ニキータはパーシーが
資金洗浄に使用していたカジノを襲った事を語る。パーシーは
ニキータが次に襲いそうなところを知りたいのだろうと告げる。
アマンダは今のパーシーは自らオーバーサイトにケンカをふっか
けて負けたことであり、私に責任がないこと。私ならば貴方を
助けられると告げる。しかしパーシーはアマンダの事は信じら
れず、中立の立場にいるアレックスとだけ会話すると語る。
私が死ねば私の持つブラックボックスの情報が流出する手はずに
なっている為に活かしているのであろう事を告げ、いつでも
私が自害すれば情報は流出すると脅すが・・・
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パーシーの暴走によってディヴィジョンは人事が変更し、
パーシーはディヴィジョンの建物内に監禁され、ブラックボ
ックスの内容が公表されないよう管理を受けていた。
新しいディヴィジョンのリーダーとしてアマンダが就任。
ディヴィジョンを操る政財界の6人のリーダーたちは、
オーバーサイトという名でディヴィジョンを監視する。
その為ショーンを監視役に置いていく。
一方ニキータたちは、パーシーが指揮を執っていた頃に
保険として所持していたブラックボックスの一つがニキータ
の手に渡っていた。ブラックボックスを守るガーディアン
は3名。ニキータたちは奪いブラッグボックスは安易に公表
すれば第三次世界大戦を引き起こすほどの外交問題も
多数含まれている事を知って、どうすべきか悩んでいた。
取りあえずディヴィジョンの解体と共に彼らを操るオーバー
サイトのことを止める為に色々と工作していく。

なんと言っても気になるのはシーズン2になり主要メンバーが
どんな立場でいるのかどうかということと、これまでとは
決して違う意図で行動を起こそうとしているであろうこと
は想像に堅くはないので一話ではどんな状況にあるのかを
ざっと説明した感じ。

アレックスの消息も気になるけど、ニキータとは敵対する
仲間として存在していってしまうのかどうかが問題だ、
シーズン1のマイケルとニキータの関係のように、敵対する
組織にいたとしてもそれが必ず不利に働くとも限らない状況
であるところをどう活かしていくのかが問題なのかも。

ぶっちゃけるとアレックスは自分の使命の為にディヴィジョン
に入り、結果的にニキータの持つブラックボックスを奪おう
とする流れに荷担していくこと。必ずしもニキータを殺害
したいとする恨みがないところは良かった。

またシーズン2に入って新たにオーバーサイトの存在が明確化
してきたことで政治家内で不正している6人の人物に対する
扱いをどう描いていくのか。

初回は過去にディヴィジョンが行ったことを小出しに暴露
するための「ゲーム・チェンジ作戦」の関係者を助けて
取引材料とすることを考えた様だ。

ドラマとしての問題は、なんと言ってもこれまでは潤沢な
資金があると思っていたニキータたちの懐事情が寒いこと。
その日暮らしのようにして、ディヴィジョン関係者が悪い
ことをして得ている金を奪ってそれを軍資金にしていくようだ。

しかし忘れかけていたバーコフ先生がいきなりピンチの
時に現れニキータたちのやることに賛同していってくれそう
だ。どうしてもITスキルに長けた人物は一人いないと、
この手のスパイドラマは成り立たなくなっているからね。

上手い事トニーの疑惑を晴らして、親子の絆を取り戻した。

しかしパーシーは完全にハンニバルレクター先生状態だね。
ショーンという新たな難敵も現れたことだし、またまた
茨の道は険しそうだ。
アレックスに対してニキータの愛も伝わると良いんだけどね。


ニキータ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル (Shane West) ニキータの仲間
アレックス (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) 組織の裏切りもの
アマンダ (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
パーシー (Xander Berkeley) IT関係、ニキータらと手を組む
ローン (Rob Stewart) "ディヴィジョン"、片付け屋

ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
トニー・メリック (Michael Jace) 大尉、政府の調査員、冤罪
ジャスティン・メリック (B.J. Britt) トニーの息子
マデリーン・ピアース (Alberta Watson) オーバーサイト
エドワード・アダムズ (Ron White) 議員
ソーニャ (Lyndie Greenwood) "ディヴィジョン"のIT関係
ザッカー (Christian Bako)
--- (Elissa Lansdell) News Reader
--- (Billy Parrott) Petty Officer


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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