ニキータ / NIKITA
(シーズン2)

http://nikita-tv.jp/introduction/





19 Aug. 2012
第3話 堕ちた英雄 Knightfall

脚本/Juan Carlos Coto 監督/Kenneth Fink
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ケベック・シティ現役の閣僚・エネルギー大臣がバイクに
乗った人物によって殺害される。愛人と食事をしていた最中
に起きたもので、事件の報道記者のニシャ・パテルはこの事を
報道する。まるでカルロス・ザ・ジャッカルのように犯行は
巧妙だった。
その直後ラモンから犯行声明が有る。
「民衆を資本主義の搾取から守る為に戦うものだとして、殺害
したのは愛人とディナーをたしなむ男で公僕ではなく民衆の敵
だ」という。

その報道を目にしたマイケルはバーコフに対して、シャドーボ
ットに反応は有ったのかと問う。ブラックボックスの情報が
メディアやネットに流れると自動的にアラートが流れるという
ものだった。ラモンはディヴィジョンと繋がって居ることを
告げ、6年前にパリに移送中に逃走を図ったとされているもの
だった。ニキータは私がディヴィジョンに居たときにラモンを
逮捕した事を告げると、恐らくキャッチ&リリースされたのだ
という。一度は捕まえられたがパーシーによって解放されて
改めてディヴィジョンの暗殺者として雇われたのだという。

ニキータは6年前にパリでラモンを捕まえた時のことを思い出し
ていた。ラモンを追い詰めたニキータは彼に対して私はCIAではない
ことを告げるが、ラモンは民主主義を輸出しているアメリカ人だろう
といわれる。ラモンが行おうとしていたのは石油公社の不正をただす
ために行っていたことで彼らは警備隊を雇い村人をレイプしては
殺害しているのだと正当性を主張する。ニキータは貴方を殺せと命令
されていることを告げると、命令は即ち奴隷だとして、「自由は与えら
れないとし、勝ち取るもの」だという。君はそれをいつ手に入れるのか
問われニキータは敵対する相手だが信念が間違っていないことを
知り殺せずにいた。パーシーには拘束したと告げると、パーシー
はニキータに対して、「君の良心はいつかトラブルになる」
指摘される。

バーコフによるとラモンはディヴィジョンの施設を転々として
いるようだとし、毎回彼の情報を流しているニシャが居場所を
知っているのではないかという。

その頃アマンダはラモンとネット回線でビデオチャットをして
いた。パーシーが指揮しているのではなくアマンダがトップ
となったことを知るが、アマンダは今でもあなたはディヴィジョン
に取って大きな戦力であり、変えるつもりはないと語る。
アレックスはアマンダのしていることに理解出来なかった。
しかしアマンダはラモンが矢面に立つことで、ディヴィジョン
としてはスムーズに動けるのだという。アマンダはアレックス
に対して任務があるとするが、私はもうディヴィジョンではない
として否定しようとする。しかし暗殺の対象はアントン・コチェンコ
であり、貴方のお父さんの部下だった人だという。今ではゼトロフ
社の渉外責任者であり贈賄を担当している責任者であることを
語る。36時間後にセントローレンス川で新規の事業発表がある
事を告げ、ゼトロフのアメリカ進出に於ける大きな意味合い
を持つ事業だと語る。オーバーサイトとしてはそれを阻止したい
のだという。彼のボスはセルゲイ・セマクだというアマンダは
アレックスの目的にも近づくのではないかと語る。
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マイケルたちは閣僚たちが狙われ殺害されている事件を受け
犯行声明からして、ニキータらディヴィジョンが過去に
捕まえ取り逃がしてしまった人物・ラモンによるものだと
判明する。自分たちが取り逃がした犯人の後始末をしようと
考えるが、ニキータは彼を捕まえた6年前に彼の強い信念から
どうしても殺害出来ずにいた。

信念・信条を持つ革命家も組織に属するとテロリストになるって
感じで民衆の為の義賊のようなことをしていた男が、組織の枠組み
に組み込まれたことで、悪の手先となってしまっている現実が
描かれた。

民衆の為と称して実際には自分の名前を後世に残したいみたい
な心情もまたパーシーとのやりとりの中で描かれているし、
結局それぞれの身勝手な欲というものが現れたものなのかも。

ニキータが戦士という名で実際にはテロリストを生み出して
しまっているのではないかとするものが有り、ラモンに掛けた良心
が、結果的には悪の手先として利用されている現実があること。
この辺の流れをアレックスの件にリンクさせていくという辺り
は興味深いものがあったし、ニキータ自身の身の上にも上手く
被せた感じがして、ラモンとのやりとりにはなかなか深いものが
含まれていた。ラモンが語っていたニキータの件で何処まで
本当なのか分からないけど、彼によると、

ニキータの本名は、ニキータ・ミアーズ。
デトロイト生まれの孤児で、実の親は知らず里親を転々として
ドラッグで更正施設に入っていたとするアレックスとリンク
する流れが存在することが判明する。

不正を正す為の戦いが、気が付くと自分を化け物にしたヤツを罰
する為の復讐になっているという辺りは、まさに今のニキータ
に該当するところも有るけど、寧ろそれに該当するのはアレックス
の方か。

マイケルがパニックルームに逃げ込めたまではけど、逆に建物
全体をアマンダから破壊すると言われ、辛い状況として描かれた。
まぁこんなところでマイケルが死ぬとも思わなかったけど、
今のニキータは冷酷な暗殺者ではなく、とても感情的に行動を
起こしている人物であることが分かるシーンだったね。

さてアレックスは元ゴーゴリの傭兵たちが現場近くで警備して
いる中、アントン・コチェンコに発砲したのかどうか。

・Baby Come Play

■検索用キーワード

・ミッション名「ソリッドステート」
・コロンビア モンテ・デ・コンセプシオン
・マイク・ロス(マイケルの偽名)、ポポーヴァ(アレックスの偽名)
・コチェンコの部下 元ゴーゴリ 特殊部隊出身
・ロシア人はナイフが得意 私もロシア人よ(アレックス談)



ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ "アマンダ" (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
パーシヴァル・ローズ "パーシー" (Xander Berkeley) 組織のドン
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト

ラモン・エスキヴェル (Simon Kassianides) 元バスク分離独立派
ニシャ・パテル (Rekha Sharma) ニュース記者
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョン
アントン・コチェンコ (Paul Braunstein) ゼトロフの渉外責任者
若い頃のアレックス (Eliana Jones) アントンと面識有り
--- (Marc Bendavid) Press Agent
--- (Andre Bussieres) Energy Minister
--- (Genevieve Pantano) Energy Minister's Date


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