ニキータ / NIKITA
(シーズン2)

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2 Sep. 2012
第5話 過去の行方 Looking Glass

脚本/Albert Kim 監督/Ken Girotti
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6年前のベラルーシ
ディヴィジョンの諜報員だったマイケルは、ベラルーシ大統領
夫人のカサンドラに接近。マイケルは彼女を誘惑しハワイでの
理想的な生活のことを語る。ハワイでの自然豊かな眺めを
見ながら生活したいということ。それを受けたカサンドラは、
「自然には明確な線はなくただ色彩が重なり合うだけ」という
マネの言葉を引用する。後期印象派が好きなカサンドラは
芸術好きの女性だった。マイケルはジョナサンという偽名を
使いアメリカの文化担当官として晩餐会に参加するという事に
なっていたが、これ以上は隠せないと考え、アメリカのエージ
ェントである事を語る。自分たちはベラルーシ大統領・ヴォレ
リ・オヴェチキン
の脅威を取り除くのが任務だとし、それには
君の協力が必要不可欠だと語る。それを知った彼女は私たちの
関係はウソだったのかと告げる。狙いは君の夫だと語る。

--- 現在 ---
ベラルーシではオヴェチキン大統領が全国に戒厳令を発したと
の報道が行われアメリカでもニュース映像として流れていた。
大統領の補佐官も処刑されるという状況でアメリカから見れば
暴走しているとしか思えなかった。本物のオヴェチキンは6年前
にディヴィジョンが殺害し、現在いるオヴェチキンは替え玉だ
と語るマイケル。バーコフは"ルッキング・グラス作戦"だと
し、ディヴィジョンがよく使う替え玉作戦だという。しかし
まさか替え玉がこんな暴走を起こすとは考えていなかった。
マイケルはバーコフに大統領夫人・カサンドラについて調べて
もらうと、ニキータはマイケルの様子がおかしいことに気が付く。

その頃ディヴィジョンでもベラルーシの状況を心配して見ていた。
真実を知るものたちを排除しているのだというアマンダは、
パーシーにベラルーシの現状を語る。アマンダはパーシーに
対して替え玉に従うよう説得して欲しいという。

マイケルはすぐにベラルーシにいき、カサンドラを救出しなけ
ればならないと感じていた。ニキータはどのようにして当時
彼女と接触したのかと問うと、色仕掛けだと語る。ニキータも
作戦上それをしたことはあるという。マイケルは当時完全には
なりきれなかったという。カサンドラの任務の時だけは仕事を
やり遂げられなかったのである。

アレックスはゼトロフが私を暗殺者であることを知ったことを
知りアマンダに対して通信を解析したいのでソーニャを貸して
欲しいと頼む。しかしアレックスはコールドシャドー作戦
決行するので、その際ドイツの工作員の通訳としてロシア語の
ネイティブスピーカーが必要だとし、アレックスに参加して
欲しいという。しかしアレックスはそれを拒むと、工作員の一人
リサが自分もロシア語を話せるので任務が行えると語る。

ショーンは、アレックスに対して脅威の排除は正しいことだと
して任務に加わるよう告げるが、私はディヴィジョンは信用
していないのだと語る。私の倫理感・・それはセスクを倒す
ことこそ正義だと思っているとすると、復讐だけの人生には
するなと言われ、ニキータのようになるぞと忠告される。

ベラルーシの首都ミンスタ
オークション会場ではエドゥアールマネの"エヴァゴンザレス
肖像画"が競りに出される。カサンドラは当然自分が落札出来る
ものとして参加していたが、ニキータが破格の値段で落札した
事を知る。そんな彼女の存在を知ったカサンドラはニキータ
に対して落札した作品を貸して欲しいという。私は単なる代理人
だとして、話ならば落札者と話して欲しいと語る。
スイートルームで会う約束をすると、カサンドラの住む部屋
にやってきたのはマイケルだった。君が危ないので助けに来た
と告げると、カサンドラには4歳の少年・マックスという子供
がいることが分かる。

--- 6年前のベラルーシ ---
カサンドラの前に替え玉のオヴェチキンを連れて行く。
整形したので2、3週間すればもっと本物と近づくという。カサン
ドラは本物そっくりである事を知って驚く。

--- 現在 ---
カサンドラは脱出は上手く行くはずはないとして安全が保障される
までは何処にも行かないと語る。マイケルは君に子供がいるなんて
知らなかったしマスコミにも発表されていない事を指摘すると、
ベラルーシでは秘密は守らないといけないのだとし、それが弱み
として利用されてしまうからだと語る。私にも脱出計画があるので
構わないで欲しいという。

一方ディヴィジョンのリサ(コード名:ブルージェイ)は、国境を
超える。衛星でそれを確認していたリサとショーンだが、国境を
超えたところでベラルーシの大統領の警備に捕まったことが
判明する。ショーンは今すぐに救出作戦をしなければならない
するが、アマンダはそれはやらないと告げ、本来ディヴィジョン
はいないハズの人間なのだと語る。ショーンは激怒し、アマンダ
の対応に反対する中、アレックスはアマンダにそんな態度を見せる
人がいるとは思わなかったとし、アレックスはリサは私の変わり
に任務を担当して捕まったのだから私にも責任の一端はあると
して自分も協力すると語る。
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情勢が不安定なベラルーシで6年前情勢を安定させる為に
ディヴィジョンが影でベラルーシの大統領の替え玉を用意
して政権を握らせていたが、その替え玉が暴走したという
事を受けて安定させる為にディヴィジョンは再び工作員を
送り込む。逆にニキータたちはこの案件にはマイケルが
関与したものであり、その際に知り合った女性カサンドラ
の事をマイケルは特別な目で見ている事を知ってニキータ
はマイケルと彼女の関係を見極めていく。

ディヴィジョンはアメリカ政府からの仕事を純粋に引き受けて
いる状況なのか、それとも自分たちだけの意思で行動を起こ
しているのかイマイチ状況設定/全体像が見えないエピソード
だった。。
しかもオーバーサイトの監視役として派遣されているショーン
が突然今回のエピソードに関して今までとは違った感情移入
の仕方を見せることに一体何が有ったのかと思わず小一時間
だった。
ただ今回のエピソードを通して、アレックスに対して復讐以外
の道があるという事を示す流れがあり、暫くはディヴィジョン
任務に就かせていく理由付けとしたところがあるのかなと
思うところもある。

またニキータたちの動きに関しては皮肉なことに対象的に
存在していて、決して敵対した行動を取っている訳ではない
のに同じ舞台を通して二面的な側面から今回の事態収拾を
図っているというところは面白いところなのかな。

マイケルが感情移入しているのは、10年前に亡くなった妻
ヘイリーと娘のエリザベスの件と関係しているのかどうか。
自動車の爆発で妻子を亡くしているマイケルにとっては
今回のエピソードがまたその繰り返しになりそうだったので
そういうシチュエーションのかぶせ方は上手かったのかな。

ただマイケルに子供が出来ていたとする辺り、ニキータに
とってはショックなのかも。

このエピソードにはまだ続きがあり2-8と2-17にカサンドラ
が出てくるのでこの何れかで息子の存在が発覚するのかな。

カサンドラ役のHelena Mattsson。
「デスパレートな妻たち」でシーズン6でプレストンが突然
結婚するとして連れてきたロシア人・イリーナ役を演じて
いた人だね。


ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ "アマンダ" (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
パーシヴァル・ローズ "パーシー" (Xander Berkeley) 組織のドン
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョン

カサンドラ・オヴェチキン (Helena Mattsson) 大統領夫人
ヴォレリ・オヴェチキン (Romano Orzari) ベラルーシ大統領
マックス・オヴェチキン (Illarion Unhuryan) 息子、マイケルの子
リサ (Shauna Bradley) ディヴィジョンの工作員
Mrs.ノヴォチナ (Olya Limarenka) マックスのピアノ教師
--- (Jee-Yun Lee) Newscaster
--- (Richard Sheridan Willis) Auctioneer
ボリス・ヴォルコフ (Michael Bodnar) オヴェチキンの警護官
ローサ (Yulia Petrauskas) マックスの子守
--- (Alena Konovalova) Spa Attendant
--- (Adam Kolozsvari) Head Guard



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