ニキータ / NIKITA
(シーズン2)

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March 16, 2012
第18話 シーソーゲーム Power

脚本/Juan Carlos Coto 監督/Chris Peppe
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国防高等研究所計画局(DARPA)・ペンシルベニア州マウントカー
メル。科学者のスティーブはディナと取引すると、そろそろ
家族の元に帰りたいとして要求する。しかしディヴィジョンの
ディナは彼を殺害すると、スティーブが開発したシステムを
盗み去る。

マイケルはピアース議員からの依頼でDARPAから盗まれたシステム
のことをバーコフやニキータに語る。盗まれたものはヘリウム
スリーレプリケーターで、政府主導で設計されたもの。
ヘリウムスリーの合成を可能にした画期的装置だという。
政府の闇予算のプロジェクトによるもので、未来のクリーン
エネルギーと期待されている装置、市場価値は1兆ドルのものだ
った。犯人の映像はあるが、FBIの顔認証システムではヒット
しなかったという。ニキータは防犯映像の女性の姿を見て、デ
ィナだという。ディヴィジョンの工作員だが、この国のトップ
シークレットを盗んだ格好だった。議員から俺たちに取り返す
よう求めて来たというと、ニキータは「国家は我々を必要として
いる」はマイケルがかねてからよく言っていた言葉だとして
懐かしさを覚える。またしてもアマンダ絡みかとして、ニキータ
としても苛立ちを覚える。

その頃アマンダはソーニャに対して、自分が留守にする数日は
ディヴィジョンを仕切って欲しいと頼む。ソーニャは何処に
行くのか尋ねるがアマンダは口をつぐむ。
パーシーの味方に付いているメイソンはアマンダがディヴィジ
ョンから出て行ったことを報告する。アマンダが留守にする
間にディヴィジョンを取り戻す事を誓う。メイソンは暫く
パターソンの隠れ家にいてくれと語る。

その頃ニュースではスティーブ・シェパード博士が殺害されて
発見されたことが報道されていた。

--- モスクワ ---
アレックスの元にリフキンがやってくる。
リフキンはアレックスに対して今のゼトロフを父上は想像しなかった
だろうことを語る。セマクの死、ゼトロフ株の暴落、そしてセマル
半島におけるガス田の件でも無駄な投資に終わっていること。
アレックスはリフキンを呼んだ理由の一つとして、あなたは父が
語っていた様にゼトロフの頭脳だと告げ、あなたに私の株を売りた
い事を告げ、貴方がゼトロフのCEOになって欲しいのだという。
アリ・タサロフからの乗っ取りを防ぐ為にも必要だという。これ以上
勝手なマネはさせられないという。アリはアレックスの株の件は
諦めて、ゼトロフの役員会議のレセプションの場で何かプレゼン
をしようとしている事を告げる。

メイソンはソーニャに対してパターソンの隠れ家に侵入者がいる
事を告げる。

ニュージャージー州・パセーイク。
マイケルとニキータはディナの動きを監視していた。
アマンダはディナからレプリケーターを受け取りに来たのである。
一方監視しているニキータの元にアレックスからの連絡が入り、
アマンダがレプリケーターを盗んだ理由が分かったことを報告する。
株で会社を乗っ取れないと知り、アリは力尽くでゼトロフを
乗っ取ろうとしている事を告げ、その為に役員が招集されたこと
を語る。

アマンダはディナと接触すると、ニキータたちはアマンダを殺害
してでもシステムを回収しようとするが、アマンダはゴーゴリの
部下を引き連れてきていたのである。銃撃戦が行われる中、
ニキータはアマンダと一対一の対決になる。アマンダはかつて
ニキータを育てた者らしく、軽い身のこなしによってニキータ
の攻撃をかわすと、ニキータの手を縛り、彼女の胸に銃を撃つ。
当たった襲撃でニキータは蹲っている中、アマンダはニキータ
に対してトドメを刺すがどうかで悩むのだった。
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アメリカの元政府の裏組織・ディヴィジョンとロシアのゼトロフ
の護衛組織ゴーゴリの間で揺れ動くアマンダ。オーバーサイト
を崩壊させたことで、アメリカでのディヴィジョンの行動が
制限される中、アマンダはゼトロフと手を組むことで起死回生
を果たそうとする。一方ディヴィジョンを追い出されたパーシー
はアマンダがゴーゴリと手を組んでいる間に虎視眈々とディヴィ
ジョンを取り戻す為に動き出す。

三者三様のドラマが動いてきて、なかなかその先の着地点が
見えてこないけど、ディヴィジョンで働いている工作員たちは
一体何を守ろうとしているのかという点でパーシーとは共通の
意識があるというところなのかな。

ニキータがニキータとなるまでのエピソードが描かれ、アマンダ
との関係が意外と強固なことに驚く。先日までニキータ
といえば、母親のような存在のカーラ・ベネットが居た訳だし、
その後を引き継いだのがアマンダだったのだろうか?

アマンダが作り上げたニキータ像には二種類あり、一つの
ニキータは心の中に封じてしまったというところなのか。
アマンダはニキータに恩知らずだと感じているけど、ニキータ
本人は結局他の里子が行っているように、アマンダのしたことは
グレタ少女をイカレた女にしただけだという。
それでも愛情をかけて育てたとする自負があり、ニキータ側
にも彼女を見捨てられないものが存在したのだろう。

パーシーの復権と共に暫くはアマンダは島流し状態で、
最後はルーマニアのブカレストに飛んだ様子。忘れかけて
いた、ディヴィジョンの情報の詰まったブラックボックスが
未だに残っていたのは驚きだった。

ゼトロフ本部への侵入が容易すぎたな。
バーコフのハッキングによる手口は一部面白かったけど、
それ以外は電話やセキュリティを都合良く利用した感じだった。

アレックスは結局信頼を寄せる人物にゼトロフの姿を手渡した
ことでゼトロフとの関係は清算したということなのかな。
これ以降ニキータたちはパーシーを止める為に動くのだろう
けど、やるネタは残っていない気もする。

■検索用キーワード




ニキータ・ミアーズ (Maggie Q) 暗殺者
マイケル・ビショップ (Shane West) ニキータの仲間
アレックス・ウディノフ (Lyndsy Fonseca) ニキータと精通、組織員
シーモア・バーコフ (Aaron Stanford) IT関係、ニキータらと手を組む
ヘレン・コリンズ "アマンダ" (Melinda Clarke) ディヴィジョンのトップ
パーシヴァル・ローズ "パーシー" (Xander Berkeley) 組織のドン
ショーン・ピアース (Dillon Casey) オーバーサイト
ソーニャ (Lyndie Greenwood) ディヴィジョンの分析官
ローン (Rob Stewart) ディヴィジョンのクリーナー

マデリーン・ピアース (Alberta Watson) 上院議員、シューンの母、O.S
パトリック・ミラー (William deVry) フランスのガーディアン
アリ・タサロフ (Peter Outerbridge) ゴーゴリ指揮

メイソン (Dwain Murphy) ディヴィジョン
イリヤ・リフキン (David Richmond-Peck) ゼトロフの責任者
ディナ (Romina D'Ugo) ディヴィジョン
テレンス (Michael Reventar) ディヴィジョン
Dr.スティーブ・シェパード (Wayne Ward) DARPAの研究員
--- (Andrew Jackson) Chairman
--- (Rogan Christopher) Gogol Tech
--- (Mark Wiebe) Front Entrance Guard
--- (Lee Rumohr) Alpha Agent
--- (Kamil Orzechowski) Gogol Driver
--- (Gleb Gorine) Gogol Guard
--- (Michael Alexander Robinson) Division Guard
オルガ・クチェロバ (Lina Shekhovtsova) 人気トップモデル
--- (Jenny Jacoya Chowles) Computer Technician
--- (Josh Horvath) Division Ops Tech



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