刑事ナッシュ・ブリッジス Nash Bridges (1996-2001) シーズン2 製作総指揮：ドン・ジョンソン、カールトン・キューズ

第5話 暗殺者 TRACKDOWN

脚本／Reed Steiner、Jed Seidel 監督／Melanie Mayron
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ナッシュは情報屋のスチュアートと車の洗車場で会う。
彼は怯えた様子で、現在モンクがサンフランシスコに来ている
事を告げ、彼は24時間以内に大物の暗殺が計画している事を
告げる。名前を言おうとしたときに、彼は狙撃されて亡くなる。

モンクの本名はスコット・ラモント。
ナッシュとは同級生でありかつては親友でも有った。
カソリックスクールに一緒に通い、ナッシュは刑事への道を
歩むが、モンクは国際的な傭兵への道を歩む。

ナッシュたちはどの地点から狙撃が行われたのか、近くのモー
テルを調べていくと現場らしき場所を発見。彼が使った薬莢は
ドイツ製の特注品だった。
モーテルの管理人によると、裏に違法駐車がしてあったとし、
それは8万ドルもするスポーツカーだと分かる。

一方サンフランシスコ市警察（SFPD）には、違法捜査が行われ
ていない事を対外的に知らせるために、アーサーと呼ばれる
カメラマンが現場を密着することになる。保安責任ユニットなる
ものの一貫で撮影者は"タッグチーム"という作品を撮った経験
の有る映画作家だという。

モンクは一体誰を狙っているのか。
要人が近日中にサンフランシスコに訪れる予定が無い中、
バークレーフォーの創設メンバーの一人で反戦運動の過激派
で知られるリーランド・マクガイアの名が浮かびあがる。
マクガイアは20年間FBIの捜索から逃げ回っている人物で、潜伏
しているアパートには、エバンとブリンが張り込みに当たる。

AJとナッシュは容疑者モンクが泊まっているホテルへいく。
すると室内には大物麻薬ディーラーのアジズ・カディームの
新聞記事が残されていた。彼は歴史的大量摘発を喰らった
ディーラーで、もしかすとる懲罰的措置として、組織からアジズ
が消されようとしているのではないか?と疑う。
そんな中、調理場から料理が運ばれてくる。それと同時にナッシュ
の携帯電話がなり、モンクからのものだった。差し入れだとした
モンクは、これから二人きりで話せないか?とし、エレベーター
に一人で来いという。モンクは隣のエレベーターでやってくると
ガラス越しに携帯電話で会話する。思い出話をした後、ナッシュ
は生活を改める気はないのか?と尋ねるが、それを否定する。
ナッシュは友人であるスチュワートを殺害された件に言及し、
人を殺して何も感じないのか?と尋ねる。モンクは雇われたら
仕事を遂行するのみだとし、ナッシュに対してこの一件から
手を引くよう告げる。
ナッシュはAJに電話しすぐに隣のエレベーターを調べるが
彼の姿はなかった。
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モンクと呼ばれるフリーエージェントがサンフランシスコに
戻ってくる。彼はナッシュのかつての親友で、家族ぐるみの
付き合いをしていたが・・・

エバンとブリンのサブのエピソード。
エバンはマイケルの変わりに気に入った女性に取り入ろうと
するも、完全に職権乱用であり、それ以前に犯罪っぽい感じ
まで臭ってくる。
最後は容疑者を逮捕したことで、なんとなくご破算になって
しまったけど、なんとも微妙な流れだった。

モンクが狙うターゲットが誰なのか。
麻薬組織のディーラーならば、ナッシュたちもそれ程焦ること
は無いのかも知れないけど、狙いは麻薬大量摘発に於ける裁判
を止めようとする意図があったようだ。

殺そうとすればいつでも殺せるような状況の中で、親友だから
という個人的感情が難しく左右する話で、事件を複雑化させて
しまう。

今回テレビカメラマンが密着して走り回るけれど、以前にも、
似たような感じにナッシュについて回っていた事がなかったっ
け?カメラマンの存在は予想通りの使い方だったけど、あんな
危険な現場について回るというのもかなりの違和感があるな。

今回はジョーが出なかった。

犯人役・モンクを演じたWilliam Russ。
一瞬チャック・ノリスが演じているのかと思った。
ドラマ「ボストン・リーガル」のパルマー役などに出演して
いる。