刑事ナッシュ・ブリッジス Nash Bridges (1996-2001) シーズン2 製作総指揮：ドン・ジョンソン、カールトン・キューズ

第9話 小さな大泥棒 LEO'S BIG SCORE

脚本／Jed Seidel 監督／Melanie Mayron
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ジョーは情報屋の女から100ドルでヘロインの情報を聞いてくる。
立体駐車場に停めてある車のトランクの中に50kg相当のヘロイン
が積まれているというのである。
ナッシュら特別捜査班は、すぐに張り込みし、その車を取りに
来る男を見張る。するとその車が突如発進する。
ビュイックの最新型の車。ナッシュは急いでその車の進行を妨害
し、中の運転手を引きずり出すと、なんとそれは12歳の少年・
レオ・R・モリスだった。
少年を保護しすぐに取り調べをする。するとレオは悪戯ドライブ
をしただけでヤクの事は知らないという。自分は不幸な環境で
育ち親のことも知らず、里親をたらい回しにされて来たんだ
と主張する。レオの事を調べると、軽犯罪で前科27犯。現在
保護観察中の身である事を知る。

一方ニックからナッシュに電話がある。
現在のホームへルパーのコンスエラは、自分のことをまるで
子供扱いし、何もさせてくれないという。ニックはコンスエラ
と電話を替わると、彼女からニックに手を焼かされている事を
聞く。現在娘のアイーダもここに居て料理を作ってくれている
という。そんな親子にナッシュは感謝を述べる。

一方大学を辞め、森林警備隊のレンジャーになろうとしたり、
ヒッピーのコミューンで自然食品を売ったりしていたジョーの
息子・JJが警察署にやってくる。JJはこっちに戻って仕事に
ついた事を報告。不動産関係の仕事だという。

押収されたヘロインの持ち主のソクラティーズは、あの少年
に情報が漏れていたのは何故だと、部下のレイモンドやヘクター
に激怒する。そしてその少年を捕まえ、情報漏洩の件を調べろ
と指示する。

レオの事を保護観察官のシェリー・シルバーマンが引き取りに
くる。しかし警察署から出て行くときに、ヘクターとレイモン
ドの車によってシェリーは衝突され、その混乱に乗じてレオは
逃走する。
レオの事を調べるナッシュたちは、レオの親戚の一人・ケイン
モリスがマイルズデービス野外劇場周辺で売人をしている事を
知り、ジョーと一緒にレオを探しに行くナッシュだった。
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麻薬を積んだ車を盗んだレオは、その持ち主であるギャングの
ボス・ソラクティーズから命を狙われていく。
ナッシュはレオから事情を聞こうとするが、話せば命はなくなる
と知ってレオも容易には話そうとしない。しかも保護しようと
するナッシュの元を何度も脱走する。

何だか自分勝手な奴らばかりで見ていて腹の立つ展開だった。

ナッシュの父・ニックもくだらない事で次々とヘルパーを
変えようとするし、ジョーの息子も、父が心配して自分が
オーナーをしているバーで働かせてくれようとしているにも
かかわらず、ろくに働かず火をつけて全焼させてしまう。
レオに至っては、
自分勝手な行動ばかりで、結局ケインを死なせ、そして保護司
の女性も大怪我を負わせてしまう。

今回初めてジョーの妻、インガーが登場した。
全6シーズン122話有る中で、27エピソードに登場する彼女。
演じているのは、「Gossip Girl」でセリアを演じている
Caroline Lagerfelt 。

犯人のソクラティーズは、イーストL.A・ベルベディア地区の
組織のメンバーで、本拠地はメキシコのヘルムシロに有る、
サンチアゴ・ベンタンコートが元締めという事で、ナッシュ
はキース・フロイド事件なる所で使った作戦で、ソクラティ
ーズを追いつめようとする。
サンチアゴ・ベンタンコートは表の世界に出てくる事は無いの
で、ジョーが彼に扮してソクラティーズに接触するも、この
作戦には何の意味があるのか全く意味不明なものが有った。
そんな面倒なことをしないでも、そのまま逮捕してしまえば
良いじゃんかとつっこみ所満載だった。

いつの間にか絆が生まれていたナッシュとレオ。

それよりも今回は警察署内ぶ大男が銃を持ってジョニーを
人質に取った際に、交渉したブリンが格好良かったな。