刑事ナッシュ・ブリッジス Nash Bridges (1996-2001) シーズン2 製作総指揮：ドン・ジョンソン、カールトン・キューズ

第10話 天使と悪魔 HIT PARADE

脚本／Carlton Cuse 監督／Melanie Mayron
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町の港市場でナッシュはセシル・リスキンと逢う。金融業を
しているユーリ・ヴァシコフはギャングの金を資金洗浄してい
たのを知らずセシルは1500万ドルを盗んだことで、命を狙われ
ナッシュにヴァシコフの不正を裁判で証言する変わりに、証人
保護プログラムの適用を求める。しかしそれが認められる為に
はあと1週間はかかるという。するとセシルは警察が必死になる
為に俺も保険を掛けたとし、ナッシュとジョーに対して殺し屋
をつけたという。もしも自分がヴィシコフに殺害される事に
なれば、殺し屋がナッシュらを狙うというものだった。自分
が死んだときが合図という事になっているとの事だった。

そんな中、ナッシュの電話にはリサから電話が鳴り、娘のキャシ
ディとケンカしたという。

目の前にいた魚屋がその場から立ち去るのを見たナッシュは
異変を感じ、セシルが持ち帰ったシャケに仕掛けがしているの
ではないかと疑い彼の姿を追うが、時既に遅く、セシルは
シャケと称して持たされていた荷物が爆発し亡くなる。

爆弾を調べると5年前に放火の際に捕まえたチャッグ・バートン
の手口に似ている事が分かる。
しかしセシルが話していた殺し屋の件が本当ならばどうするのか?
はったりかも知れないし、打たれてから考えるというナッシュ。
先ほどの魚屋の似顔絵も作成することになる。

ナッシュはリサの家に行く。するとリサが趣味で行っていた
スイーツサービスの仕事が正式に取れたとして、仕事が本格化
していく。
一方キャシディは学生の演技者を対象とした学生アカデミー賞
にノミネートされた事を聞く。しかしキャシディはリサが
いつもスイーツを食べさせるせいで自分の体型が崩れたとし
母親とケンカしていたのである。キャシディは映画「サタデー
ナイトフィーバー」に出演した女優・ドナ・ペスコウが式の
プレゼンターとして出席する事を知り張り切っていた。毎年
キャシティのライバルとしてノミネートされるシャロン・スコ
ーマーもノミネートされていたので彼女には絶対に負けたく
ないとするが・・・
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証人保護プログラム適用直前の男・セシルが、警察の仕事を急
かすために、もしも自分が死んだらお前達に殺し屋を差し向け
ると告げる。そんな中セシルが殺害され、背景には彼が証言
しようとしていたユーリ・ヴァシコフの存在が有る事は間違い
無いが、証人を失ったことで起訴することは出来なくなる。

不思議な出会いというものが描かれた話だった。

ナッシュらに向けられる不条理な殺し屋の存在ばかりでなく、
自ら守護天使だとする男性を遣わすところがまた、不思議な
味わいを見せた話だった。

正直天使がナッシュのジャケットに手を伸ばしたときには、
スリでもしたのではないか?と疑ったけど、警察バッヂを入れ
替えた事で、彼の命を守ることとなった。

殺し屋を雇うのは良いとしても、死んだ後なのだから、殺し屋
たちも律儀に仕事をする必要が有るのかなと思わせるものが
有った。

手榴弾とか地雷とか、今回はアメリカ合衆国司法省アルコール・
タバコ・火器及び 爆発物取締局のATFの分野かと思わせる
事案だった感じにも見える。

殺し屋なのかどうかの見極めが難しいものがあるけど、最後の
エレベーターでの女性は明らかに殺し屋だなと乗った瞬間に
分かるものがあった。