刑事ナッシュ・ブリッジス Nash Bridges (1996-2001) シーズン2 製作総指揮：ドン・ジョンソン、カールトン・キューズ

第12話 特捜課ラプソディー 25 HOURS OF CHRISTMAS

脚本／Jed Seidel 監督／Whitney Ransick
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今日はクリスマスイブ。
ナッシュの愛車でジョーがチョコレートをこぼしたりするのを
ナッシュは気にしていた。

そんな中、閉店後のロンバードデパートで発砲事件が起こる。
被害者はデパートの社長・ジョン・ストラウスと恐らく犯人の
一人だった。現場には357マグナム弾と9mm弾が落ちていた事も
有り銃撃戦が行われたであろう事が分かる。
銃撃戦があったのは午後11時で、警備をしていたカールが
倒れているのを発見したとのこと。警報装置は鳴っていない
というと、ナッシュはまだ犯人はこのデパート内に潜んでいる
であろう事を疑う。
ナッシュとジョーは三階を調べていくと、犯人の一人と遭遇。
すぐに銃撃戦になり犯人を追いつめるが、更に犯人はもう一人
仲間がいて応戦してくる。ナッシュは一人の犯人を撃ち殺し、
もう一人の犯人の肩口に銃弾を浴びせるが逃げられてしまう。
クリスマスは殺人的混み具合だと言うけれど、本当にそうだな
とジョーは呟く。

ナッシュの元に市長から電話が鳴る。デパート社長のストラウス
と友達のために、事件の早期解決を求める電話だった。
ナッシュはハーベイに対して、犯人は肩口に銃弾を浴びている
ので近隣の病院に連絡しておくよう告げる。
一方倒れている犯人の一人はピーター・ネフとラリー・ネフの
兄弟だという。
そんな中、エリンはとても着飾ったまま現場に来ていた。
8時から家族でディナーが有るのでそれまでに上がりたいという
彼女。

警察署にはクリスマスという事で他にも軽犯罪者が色々と
連れてこられる。イカサマカード詐欺で逮捕されたサンタ。
更に女子学生の売春婦・キャリーも連れてこられる。

ジョーはナッシュの愛車バラクーダを持ち出すと、彼に内緒
で清掃業者に頼んでピカピカにしてもらうという。いつも自分が
汚しているのでクリスマスのプレゼントだという。
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世間はクリスマスムード一色。
翌日クリスマスを控えて、刑事達もクリスマスには家族や恋人
と過ごすことを望む中で、次々と犯罪が起こる。
刑事達は一刻も早く解決してクリスマスを祝いたいが・・・

それぞれ事件そのものは決して気難しいものではなかったけど
細々としたエピソードの集合体って感じの構成だった。
アメリカの映画やドラマではありがちな設定という感じがする。

ストラウス殺害の件に関しては、すぐに容疑者が見つかり、
通話記録などから犯行に関わっていた三人を割り出す。
しかし事件は意外な方向性を持ち、ストラウス自身が計画を
持ち出し、強盗に盗まれたフリをして自分が金を持ち出そうと
していた事が判明する。

ジョーのエピソードは、ナッシュへのクリスマスプレゼントから
端を発したもの。ナッシュの愛車を内緒で綺麗にしようとする
物だが、窃盗犯に車を盗まれ、その車が銀行強盗の際に使われる
というもの。ナッシュが大事にしている事を知ったジョーも
最優先事項だとして捜査員に車を探させるが、果たして車は
無事なのかが今回のポイントだった。
ナッシュも人が悪く、ジョーに新品のタイヤをプレゼントさせ
る為に誘導していく辺りが笑える。
そのタイヤを持ってきたのは、久しぶりの登場のビッグ・バリー
とタイニーだった。

売春婦の件は、元締めを調査するために、ブリンを潜り込ませ
る。留置場に拘留されている売春婦のキャリーやエレノアと
接触して、話を引き出す。ブリンが胸や足を露出する際に、
ハーベイが目を奪われていたのが印象的。

ナッシュの父・ニックは、ナッシュが用意していたリサと
ホイットニーのプレゼントを逆に渡してしまう。
リサに挙げようとしていたのは母の形見のパールのイヤリング。
ホイットニーにはパブロネルーダの詩集だという。

天使がまた出たけど、前に撃たれて亡くなっていなかったか?
ナッシュの守護天使だというなんだかよく分からない存在
だけど、この先のナッシュの行く末を占う不思議な存在。

最後はジョーのサンタクロース姿。
ビッグ・バリーもサックスでパフォーマンスを見せていたし、
このために出てきたのか?