刑事ナッシュ・ブリッジス Nash Bridges (1996-2001) シーズン2 製作総指揮：ドン・ジョンソン、カールトン・キューズ

第15話 偽造者との対決 THE COUNTERFEITERS

脚本／Carlton Cuse、Patrick Dillon、Jed Seidel 
監督／Tucker Gates
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金の偽札工場にSIUのハミルトン警部補だと名乗る物が取り締ま
りの為に入る。しかしその男は犯罪者達をその場で射殺すると
偽札を奪い取る。偽札工場で働いていたジム・パッデンは異変
を感じて裏口から逃げる。ハミルトンは追いかけるが、ジムは
通りで車に衝突し、その場で持ち去った500万ドル分の偽札を
ぶちまけてしまう。
すぐにナッシュは現場につくと、ジムから話を聞こうとするが、
ナッシュがSIUだと名乗ると途端に彼は怯えだしてしまう。

ジムらは上質な偽札を製造していた。偽札の調査に関しては
シークレットサービスが担当するためにそれを引き渡す。
ナッシュは仲間達に、自分たちのクローンがいる事を告げる。
現場に自分たちを名乗って乗り込んでいる人物が6人の偽札
製造の人物を殺していること。現場には刑事ニック・フェルナ
ンデスのバッヂが落ちていたという。二日前にホテルの伝票
で支払い不足分の妙な伝票が回ってきた事を知り、何か関係が
有るのではないかと追跡する。

ジョーはかつての探偵事務所から依頼が回ってきた事を語るが、
ナッシュは何度もジョーによって同様の儲け話で痛い目に遭わ
されている事もあって話に乗らない。無くなった指輪を探す
だけで1万ドルを得られるとして、話だけでも聞いて欲しいと
頼む。依頼人のジャック・コンラッドの元を尋ねると、なんと
彼は元レイダースのプレイヤーでナッシュは感動する。
しかし話を聞くと、彼の愛人の男性が指輪を持ち逃げした事。
この件ではあまり噂が立って欲しくないために、自分と同様の
ゲイのカップルに仕事を依頼したいのだとして、ジョーに白羽
の矢が当たったのだった。ジョーはナッシュとパートナーだと
嘘をついてこの依頼を受けていたことを知りナッシュは呆れる。
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SIUの偽物が現れる。
相手はナッシュらの事をよく知っているかの様で調べていく
内に、犯人は元シークレットサービスで働いていたアルバート
フォスだと判明する。

SIUの偽物が登場したというインパクト以外は、捜査としては
別段面白いものは無かったかな。
犯人が判明した後にも、相手は金儲けのために偽札を作ると
いう事で逮捕もそうもそう難しい物ではなかったし、複雑な
捜査は必要がなかった。
もう少しシークレットサービス故の緻密な犯行を行うかと思った
けど、仲間まで殺害して正気の沙汰ではなかったかも。

ジョーが持ってきたゲイの指輪の流れがドラマとしては面白か
った。ナッシュがゲイに間違えられていく様。
そんな自分が嫌だけど金が必要だと言うことで協力せざるを
得ない状況というのは相変わらずだけど、最後は自分はゲイで
はないという事を明確に出来なかったという点で、複雑な
心情が働く話だった。
まぁ別にゲイではない事を否定したところで、どうなる訳でも
無いんだけどね。

SIUという事で、それに協力する人たちも結構多かった。
ゼブラエスコートサービスの女性2人。そしてトニーという
太めの男性。ブリンが必死になってトニーを捕まえる際に
馬乗りになっているシーンが印象的だった。