刑事ナッシュ・ブリッジス Nash Bridges (1996-2001) シーズン2 製作総指揮：ドン・ジョンソン、カールトン・キューズ

第17話 戦慄の昏睡暴行魔 KNOCKOUT

脚本／Carlton Cuse、Patrick Dillon、Jed Seidel 
監督／Tucker Gates
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潜入捜査していたジョーは刑事だと言うことがバレ、処刑され
ようとしていた。売人として潜り込んでいたナッシュは、殺害
される直前なんとか救出する。ナッシュの弾抜きの術を使った
お陰だった。

仕事を終えたナッシュは妹・ステイシーと待ち合わせの場所で
有るブルールームと呼ばれるバーに向かうが居なかった。
ステイシーはバーで知り合ったバロンとショーンというカップル
にレイプドラッグ入りの酒を飲まされて自宅まで連れて行かれて
いたのである。ステイシーの腕にしていた母の形見のブレスレ
ットを奪われ、暴行されそうになるが、ナッシュが駆けつけた
お陰で難を逃れる。

すぐに警察が現場検証に入る。
翌日にステイシーから事情を聞くが、ドラッグのせいで殆ど
覚えていなかった。最近この変で同様の事件は7件起こって
おり、目的は金ではなくセックスだという。7件の事件において
未遂に終わったのはステイシーだけだった。
警察署にいたステイシーの元にサマンサが駆けつけてくる。
ナッシュの元彼女ではあるが、ステイシーに寄り添う姿を
見て違和感を覚える。話を聞くとなんと二人はパートナーだと
いう事だった。
薬物検査をすると、ペンタトールにジアビパム、ロヒプノール
が検出される。病院で盗まれた所がないか調べる様告げる。
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ナッシュの妹が襲われそうになる。
調べていく内にすぐに容疑者らしき人物が見つかるが、状況証
拠だけでなかなか犯人だと特定出来る証拠が見つからなかった。
そうしている間にも犯行を繰り返していく犯人達だった。

女性だけでなく男性を襲うという事で完全にカップルが犯人
だと分かる事件。
偶然にも当日ステイシーが連れ去られる際に、バーにいた写真
が撮られていて、容疑者の顔も映されていた。

今時の科学捜査が浸透していれば簡単に容疑者が特定できそう
な事件だし、難しい捜査ではない気がする。
しかもこの犯人は、Hだけでなく被害者を殺害してしまったと
いうことで凶悪事件へと発展していることもあり、もう少し
ドラマ全体で緊迫感が有っても良さそうなものかも。

因みに犯人役はトレイシー・ローズ。
男性たちにはおなじみかもしれないが、ポルノ女優として
一世を風靡した人物だ。男性の共犯者を置き去りにしていく
狡猾さが何とも言えないけど、彼女の登場は今回限りなので
永遠と逃げ続ける役割なのか。


一方私生活で今回は大きな進展があった。

ジョーが偶然入った歯医者は、なんとホイットニーの夫が
経営している歯科医だった事。
そしてなんと言ってもナッシュの妹・ステイシーが、女性の
パートナーが居ること。
今回でホイットニーの登場は終わりなのかな。

ニックがステイシーと引き合わせようとしたアーニー・ビュー
ローの息子・ダン役を演じたのはTom Virtue。
「スタートレック:ヴォエジャー」シリーズで、宇宙艦隊士官
のバクスター役を演じていた人だね。