NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Sep. 22, 2009
第1話 復活！ Identity

脚本／Shane Brennan 監督／James Whitmore Jr.
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101号線で警察が不審者である紺のSVUを乗った男性2人に職務
質問したところで、突然逃走を図る。マルホランドを西へと
向かう中、LAPDはヘリコプターと連携して相手を追い詰める。
投降を求めるが、二人の男性が車から出て来たかと思うと
包囲している警察官に向かって無謀にも銃撃戦を挑んでくる。
叶うはずもなく二人は射殺される。
しかし車の後部座席を調べると手足を縛られ誘拐されていた
であろう海軍の軍服を着た兵士が殺されているのが発見される。
激しい銃撃戦の流れ弾が当たってしまったのか。

カレンはこの日安モーテルに居た。
背中には事件の際重症を負ったであろう傷跡が生々しく付いて
いた。カレンが室内から出て行くと、サムがカレンに近づいて
くる。カレンは事件以降、安眠・安住する事が出来ず、モーテル
を転々としていた。復帰まで一ヶ月の予定だったが、カレンは
もう大丈夫だとしてサムに復帰することを告げる。大丈夫なのか?
というサムにお前は俺のママか?と問う。

サムに新しいオフィスへと連れて行かれる。
三ヶ月が経つが近所の人物には気がつかれていないとのこと。
浄水場の管理事務所だった所が地震で崩れた為に出て行った
場所をオフィスにしていた。

L.A支部で働いているのは、支部長で管理部長・経理を担当し
ているヘティを筆頭に、女性職員・ケンジー・ブライ、心理分
析官ネイト、新人のドム(ドミニク)、等が働いていた。
みんなカレンが復帰した事を喜ぶ。ケンジーは相変わらず
毎週末軍事基地に行くほどの海兵隊の家系だという。カレンは
新人のドムとは初めての対面だった。

そんな中、ワシントン本部のレオンとテレビ会議で交信する
カレン。カレンに銃弾を浴びせた事件は捜査を続けるとし、必ず
犯人を逮捕するという。
すると今回事件が起きた事を集まったみんなにレオンは語る。

被害者はフランク・マクガイア中佐で海軍情報局の軍人だった。
二時間前に誘拐された後に犯人とロス市警が銃撃戦を行い、その
際に亡くなったとの事。容疑者の男はメキシコ国籍で、軍事作戦
として、これから麻薬密売組織を壊滅させる為の作戦が決行され
ようとしていたが、フランクはその作戦に加わる予定の人物だ
ったという。そのフランクが殺されたという事は、情報が内部
から漏れている可能性があるという。

銃撃戦の有った現場のVTRを検証する。
すると殺害される映像が一部始終描かれているが、犯人の男性
が奇異な行動を見せている事が分かる。銃撃戦に於いて、犯人
の一人が車の後部座席にいたフランクを射殺しているのである。
当初は銃撃戦の流れ弾が当たったと見ていたが、意外な事実が
分かる。

サムとカレンは、警察が回りを囲んでいる状況で、わざわざ
投降もせず車に戻って人質を殺害する理由は何なのか?と問う。
まるでデ・ニーロとアル・パチーノが出演した映画で見るよう
なシチュエーションだという。
フランクの家を調べる中、とりあえず二人はNCISではなく、
不動産屋という事で調べる事にしようと語る。
部屋に入ると電話がなるが、電話のメッセージは自動的に消去
される仕組みとなっていた。
フランクは海軍兵学校を首席で卒業する優秀な人物で、主に
衛星画像分析が専門だったという。サンニコラス海軍基地に勤務
して居たという。室内に有る写真にはエマと呼ばれる少女と
共にサンディエゴの施設で行われた海軍ウィークで一緒に写って
いる写真が見つかる。フランクは独身の筈。しかしバースデイ
カードを見ると、大好きな叔父さんへとエマからのメッセージ
カードを見て納得する。室内を見ると争った形跡がなく無理矢理
押し入った形跡も無かった。

近所で作業していた庭師のカルロスやエミリオから話を聞く。
するとフランクは毎日挨拶してくれて良い人だったとし、今朝も
遭ったという。友達と居たのだとし、紺のSVUで何度も家を
訪ねて来ていたので友達だろうという。ここ一週間は毎日7時半
にその車の持ち主と出かけていき、三時間後に戻って来ていたと
いう。サムはその話を聞いている中で、ナンバープレートを
外した男がこちらを監視している事に気がつく。
中佐は顔見知りと接触していたのだろうと推察する。
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生死をさまようほどの重症を受けたカレンがこの日からNCISの
ロサンゼルス支部・特別捜査官として復帰する。
新しく設置された部署は浄水場の管理事務所の跡地。
新しい職場のスタッフたちと顔合わせする中で、早速海軍情報局
のフランクが殺害される事件が発生し、メキシコの麻薬組織と
関与が有る事が判明する。

あんまりNCISとしての原型は無い感じがする。
ちょっぴり人間くさい関係のやりとりが板に付いているNCISに
比べると、こちらは普通のロサンゼルスを舞台にした刑事ドラマ
という感じにも思える。

テレビ東京での番宣を見る限りでは、NCISと共に全米視聴者数
は1位・2位を独占していた時期が有るというくらい人気の有った
ドラマの様だ。

さて初回と言う事で、まだ顔と名前がイマイチ合致しない。
舞台として設定された施設が今にも崩れそうなところは、
「刑事ナッシュ・ブリッジス」っぽい所も有るのかな。

「CSI」シリーズをみている人ならばほぼ違和感なく見ていられる
し、バディものの刑事が大好きな人には、サムとカレンの
コンビ的活躍に楽しめるものが有るのかも。
ただ近年の捜査官もののドラマにありがちなお色気的服装の
女性捜査官が紅一点・ケンジーだけという所がちょっぴり
寂しいところかも。まぁ軍の男臭いドラマなのであんまりお色気を
求めても不自然だけどね。

初回の事件としては無難な所が有るかな。
国を守る軍人も家族が誘拐されると流石に手も足も出せない。
しかし家族が大事だとするアメリカに於いて、親戚によって殺害される
というのはかなり悲しい事実だった。

アメリカと国境を接するメキシコの麻薬密売組織との戦いは今後
とも続いていくのかな。