NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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Sep. 29, 2009
第2話 破約 The Only Easy Day

脚本/R. Scott Gemmill 監督/Terrence O'Hara
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メキシコの麻薬組織は海岸沿いに立つ自宅豪邸で麻薬の取引
を行っていた。グローゼンとその部下のドン・ホー。そして
麻薬を運んでくるバイヤーからグローゼンは買い取りしようと
すると、突然
海の側から屋敷に潜入する三人の覆面の男が居る
事が判明する。銃撃戦になり、バイヤーの男は射殺されるが、
三人の覆面の男は現場の金を盗むとまた海へと戻っていく。
しかし三人の内の一人・ジャクソンは足を撃たれてしまう。

サムはドムに訓練をする中で、エリックが
牧羊犬の警笛を使って
みんなを司令室に呼び出す
。ドムはその事情を知らず、ヘティ
からみんな司令室に行った事を指摘され恥をかく。

エリックはロス市警から届いた
麻薬の売人の家出起きた殺人事件
の防犯カメラの映像をみんなに見せ、二日前に起きた殺人事件
だという。麻薬ディーラーの家で二人のバイヤーが殺され、
そして現金が盗まれたとの事。ネイトは厳重に警備された麻薬
ディーラーの家も襲われる時代になったのかとして、皮肉を語る
と、ヘティは貴方の分析は的確だが、ジョークはイマイチだと
語る。サムはVTRを見て三人の覆面の男達が軍の手信号を使って
行動を取っていたことに注目する。
手信号には人によって癖
有り、この手信号を使っているのは俺がかつて指導したことの
あるSEALのカート・ホルゲイトだと語る。調べてみると海外の
派兵から戻って一ヶ月弱、現在特に行動指令を受けている案件は
ないとのこと。経歴を見る限りでは事件を起こしそうな人物
には見えないという。
更に調べているとホルゲイトのチームの一人・デビッド・ラミレ
スが、三週間前に射殺された事件が有る事が分かる。食料品店
から出た所、ギャング同士の抗争に巻き込まれて亡くなったもの
だという。

現在ホルゲイトは連邦ビルの混成部隊に居る事が分かり、サム
とカレンは彼に逢いに行く。サムによるとホルゲイトと最後に
遭ったのは
ボスニアでの任務の時だったとのこと。彼は一匹狼
だったという。
サムはホルゲイトに逢う。カレンは少し離れた所でホルゲイト
の事を撮影していた。
サムは雑談しつつ、現在NCISで働いている事を告げると、彼は
罰ゲームか何かか?と皮肉る。ラミレスの事は残念だったなと
語ると、ホルゲイトは今度のみに行こうとサムに語る。

カレンが撮影したホルゲイトの映像を分析すると、彼はサム
がここに来た理由を尋ねなかったこと。そして平常心を見せて
は居るが、サムと握手をしようとしなかったこと。NCISだと
名乗った途端に話題を変えたことで、
恐らく今回の一件に何ら
かの関わりがある事は明らか
だとネイトは語る。
ネイトは検視官から何か証拠が出て来たか聞いてくると語ると、
カレンはネイトがディケンソン事件以来、検視官のローズ
気が有る事を見抜いていた。本人は否定する。

一方亡くなったラミレスのバディを組んで居たのがティモシー
ジャクソン
だと知る。
18日の事件当日から行方不明になっている
事を指摘。ジャクソンが済んでいるトレーラーハウスを尋ねる
が鍵がかかったままで帰宅した様子はなかった。部屋を調べる
とそこには4人のSEALの写真が写っていた。カレンはサムに
SEALならば金を何処に隠すのか?と尋ねると、SEALは決して金
など盗まないとして、カレンに激怒する。信じたいのも分かる
が証拠は全てホルゲイトのチームが行っている事だと語り、
危険な戦場から戻ってきたのに、自宅よりも高級な時計を
している麻薬ディラーの存在を知って引退後のことを考えた
行動ではないか?と告げる。金の為にはSEALは動かないとする
が、歪んだ信念を持っていたのかも知れないとカレンは語る。

ホルゲイトは国土安全保障省では働いている事が判明する。
ドムとケンジーはホルゲイトの車に追跡装置を付け監視していた。

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NCISの特別捜査官たちはロス市警からの要請で、コカインの
取引をしていた現場で起きた殺人事件の調査を行う。
海側から三人の覆面の人物(ホルゲイト、ジャクソン、ラスペン)
が麻薬ディーラーを襲い金を盗んだ事を知り、元SEALのサム
としては複雑な気持ちで捜査に臨むことになる。

悪徳警察官グローゼン役のRodney Rowland。
ヴェロニカ・マーズでギャング団のリアム・フィッツパトリ
ックを演じていた人だね。

さて事件としてはSEAL隊員が幾ら麻薬のディーラーを相手にした
ものとはいえ、殺人事件に関与している事でサムとしては複雑
な心境になるというエピソード。

サムとカレンのバディ関係。
どっちがジョーク役でどっちが厳格な役割なのか。
そんな事を無視してどっちも優秀な人材って感じ。
武闘派なのは元SEALのサムなのだろうけど、カレンも強そうだし
ね。

必然的にこの二人が組むので、ドムとケンジーが組むというのは
自動的な事なのかな。
ドムはサムから嫌われているとショックを受ける。
そんな彼が新人故に、みんなが励まそうとしている姿がある
けど、何処まで本気に励まそうとしているのか分からないとこ
ろもある。
ケンジーは私だって女という事で扱いが酷いとして訴えていたし、
ヘティも彼を励ます為に嘘を付いていた。
バッハの音楽を聴くヘティのオフィスの近くに、サンドバックが
設置して有るという事で、色々と絡みも多くなりそう。
ヘティのシャレの利いた言葉もなかなか面白い。

驚くべきはケンジーが張り込みの際に車の中でおしっこを
しようとしていたところかも。衝撃シーンになりそうだった
けど流石にそれは無くて一安心。

事件としては仲間の為に復讐するSEALの兵士達の絆を描いた
モノだけど、訓練された兵士が民間人に殺意として向けられる
とちょっぴり怖い。ただ今回は相手が麻薬ディーラーで有ったり
悪徳の警察官だったということもあって、寧ろ復讐には同情的
立場で見ることが出来た。ただ理由がどうであれ、SEALとしての
名誉を傷つけられたサムとしてはやりきりないものが有った
だろうね。
ホルゲートが悪い人ではなかったことだけは幸いかな。

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
ドミニク・ヴェイル (Adam Jamal Craig) OSPの新米捜査官"ドム"
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター

ダグラス・グローゼン (Rodney Rowland) LAPD、麻薬ディーラー
カート・ホルゲート (Matt Battaglia) SEAL、サムが指導
モリス・ラスペン (Brian Gross) Navy Seal、新人
ローズ・シュワルツ (Kathleen Rose Perkins) 検視官
ゲイル・ラミレス (Seidy Lopez) Navy Seal、デビッドの妻
--- (Whitney Anderson) Waitress、マリブのThe Sunset レストラン
--- (Barry W. Levy) Sheriff
マーコウィッツ (Albert Garcia) LAPD、グローゼンと共に行動
ヘザー (Kinga Philipps)

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