NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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Oct. 14, 2009
第4話 逃亡 Search and Destroy

脚本/Gil Grant 監督/Steve Boyum
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ロサンゼルス国際空港(LAX)リバースダフィーは飛行機で
空港に降り立つウォルトン・モンロー・フリンの事を監視して
いた。男の姿を見かけると静かに近づくが、フリンはすぐに
異変に気がつき逃走する。駐車場で女性から車両を盗み出すと
屋上へと向かい、発砲してくる男を一人ひき殺して逃走する。

エリックはついにキャロンから返信が来たとして大喜びして
いた。カレンは一体何が合ったのか尋ねると、
フェイスブックで
友達が1000人達成した
のだという。サムはそんな事をしていた
らchatのLOGから情報を盗まれるぞという。エリックはサムに
対してFacebook、Myspace、LinkedIn、Twitter、そして
Friendsterなどはしていないのか?と尋ねる。全てSNSの流れを
組むインターネットのサービスだったが、サムは一切やっていなか
った。しかしドムは自分はFriendsterをやっているという。
Friendsterが人気が有るのは東南アジアだけだとし、ドムにちょ
っと変だとするが、ドムは今まで逢った中で一番クールなのは
ミャンマー人だという。それらの会話を聞いていたネイトは、
社交的弱者が欲求を満たそうとする哀れな試みに過ぎないと
してネットで繋がりを求める人を一般論で非難する。生身の人間
と付き合うのが苦手な連中
だと。

そんな中ヘティはカレンが高級のコットンシャツに血の染みを
付けたことで激怒。エジプト綿100%の高級シャツだというヘティ。
サムはただのシャツじゃないかとするが、ヘティはあんたが
着ているみたいなのがただのシャツと言うのだという。
一方ケンジーもハイヒール姿で出勤してくる。如何にも朝帰りと
いう感じのケンジーに男性陣は突っ込むが、ヘティは情報収集
の為の任務を行ってもらっていたのだという。口裏合わせして
いる二人の行動がバレバレだとして、カレンは呆れる。

そんな中、
ワシントン本部のNCISのヴァンス局長から話がある
という。元海兵隊員・ウォルトン・モンロー・フリンは、現在
除隊後に
セデンシャル警備という主にイラクの業務を担当する
民間委託会社
で働いているが、10日前に突然警護していたイラク
人の実業家を殺害しL.Aに戻って来ているのだという。そこで
セデンシャル警備のものが空港で待ち構えて逮捕しようとしたが
一人殺害され逃げ出したという。これは国防総省からの依頼で
あり、民間業社に警察のような仕事をさせるなと告げる。
とりあえずはセデンシャル警備のCEO・ピーター・コールドウェル
に逢う様告げる。局長とエリックは500人目の友達承認者である
事を知る。

ピーターから話を聞くと、アラブ語にも精通していたフリン
を雇ったのは自分だと言われる。三ヶ月前に
バクダッドの任務に
付いていた際に突然問題行動を起こし始めたという。すぐに発砲を
始めたり酒を大量に飲んだりしていたとのこと。バクダッドでの
任務は何だったのか?と尋ねると、ナシール・アミニと呼ばれる
イラク安定化のキーとなる男を警護していたのだという。
殺害した後フリンはイスタンブールから中東を脱出してL.Aに
来ようとしていた事を知る。アミニはとても友好的な人物だった
との事だった。
カレンとサムは今後の捜査は自分たちが引き継ぐのでセデンシャル
警備には関与しないよう告げる。

空港の設置されていた防犯カメラの映像を見る。
フリンの家庭環境は崩壊していて父はフリンが7歳の頃に麻薬で
捕まり、母は酒浸りの環境だったという。里親を転々として、
少年院に入ったりもしたが、18歳と同時に海兵隊に入隊した
とのこと。軍に入隊しなければギャング団にでも入りそうな
男性だという。しかしカレンは過去を捨てたかったのだろうとし、
ギャング団ではなく軍に入ったのも、人生を再スタートする為の
ものだと語る。
軍での経歴は勲章を取ったこともあれば、軍刑務所に入っていた
事も有ったという。
防犯カメラを見る限りでは何も分からなかった。
サムは、
「スター・トレック」のスポックの話を引用すると、
「論理は知識の始めにしか過ぎない」のだと語り、始まりを
見直してみようという。するとフリンはL.Aから出国し、ここに
戻って来ている事が発覚する。

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元海兵隊で現在民間警備会社に勤めている男性・フリンが
イラクでクライアントを殺害する。和平に積極的な姿勢を見せて
いたとする人物を殺害したという事で一体現場では何が起きた
のか。

自分の会社の人間が不祥事を起こした(実際には起こしていない)
とは言え、執拗に警備会社の男達がフリンを追いかけ回している
理由が何なのかという感じのエピソード。

ただ流れからすると警備会社の男たちも何処までこの流れの真実
を掴んでいたのかイマイチ分からないモノが有り、CEOの男だけ
が嘘を付いていて完全に社員も踊らされていたのかなと。

頼るべき物は自分の成長過程で出会った人物ということで、
ネットでその繋がりを調べる事が出来てしまうという辺りが
時代性を感じさせるし、捜査のメインはほぼ防犯カメラの映像
であるところを見ると、如何に現代が管理社会なのかが分かる。

フリンが頼った人物がゲームオタクの女性という辺りも意外
かも。オレンジのシャレた四駆に乗っていたけど、そこに
貼って有るバンパーのステッカーには

"人生のハンドルは壊れてる"
"盗むな!政府のライバルになるぞ"
"誠実であれ 本気でもウソでも"


と書かれている辺り、ちょっぴり笑えた。

それを見て人物像を推定するネイトの指摘も的を射ている。
タトゥーを入れる意味の中で年配ならば反逆、若者ならば周りの
みんながやっているからだとしていたけど、サムに対して年輩
様に意味を変換してあげている所がまた馬鹿にしている感じが
して面白いね。

サムとカレンのコンビ愛も少しずつ良い感じに見えてきた。
サムはゴツいけどとても愛らしい一面が有る。
LL Cool Jって見た目、くりぃむしちゅーの上田晋也の兄と
タカアンドトシのトシっぽい顔をしているけど、これがまた憎め
ない。
ダブルエスプレッソが飲みたいとする際に、お前は声が聞こえる
のか?みたいな流れの際には、チョコレートのささやきが聞こえる
様になった事を口にしていたし、防犯カメラの映像を見た際に、
サムは男、カレンは女だと語る姿が有った。また張り込みの際には
サムが器用に折り紙を折るシーンが描かれ、白鳥やアヒルには
尻尾が有るとの議論が交わされる辺り笑えた。

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G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
ドミニク・ヴェイル (Adam Jamal Craig) OSPの新米捜査官"ドム"
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター
レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部

シェリース・ドーソン (Jeanette Brox) ゲームテストプレイヤー
ピーター・コールドウェル (Jonathan Adams) セデンシャル警備
ウォルトン・フリン (Chris Tardio) 元海兵隊、セデンシャル警備
ジム・リバース (Rob Evors) セデンシャル警備
アドリアノ・カールソン (Jay Malone) ゲーム会社・経営者
デロレス (Fay Wolf) タトゥー
ブレント・ダッフィ (Isaiah Mustafa) セデンシャル警備
エイムズ (Antal Kalik)
テイラー (Arne Starr)
--- (Stephan Todd) Airport Traveler
チャド・エリス () 銃砲店、フリンの里子の兄弟

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