NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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Oct. 20, 2009
第5話 狙撃 Killshot

脚本/Shane Brennan 監督/David Barrett
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マリンスポーツに興じる若者達。水上スキーで走りながら気軽
にビデオ撮影する中、一人の男性が水上スキーを減速させずに
岸壁にツッコんでくる。すぐにライフジャケットを脱がせて
処置しようとするが、男・ダニエル・スー
銃で撃たれて居る
事が分かる。

サムとカレンは一緒にオフィスにくる。
未だにカレンが住む場所が見つかって居ないのを知って船に
でも住んだらどうか?とアドバイスするサム。レンコーが9m級
の船を持って居るハズだという。既に船に住んだ事も有ると
いうカレン。

ドムはこの度潜入コースを取得し、
正式にNCISのメンバーに
なった
事を告げる。ネイトの事を密かに撮影するがあっさりと
見破られていた。ドムがNCISのメンバーになったことをケンジー
やその場に居たスタッフたちは祝福する中、ドムはここに居た
前任者は何故居なくなったのか?と尋ねる。みんな口にしづらい
感じに、天候が体に合わず、乾燥して熱風の吹く影響だと適当に
ごまかされる。
未だにネイトは自分のオフィスの改装が終わっていなかった。
ヘティにいつ頃終わるのか聞いて見たらどうか?というが、
ネイトは武器を持っているサムが話を聞いてくれという。ネイト
は容疑者のプロファイルや捜査官の指導法を学んだが、ヘティ
の事だけは分析できないのだと語る。
そんな中、ヘティから作戦ルームに来るよう集合がかかる。

ヘティによると水上バイクに搭乗していたダニエル・スーという
人物が殺害されて発見されたという。ダニエルが経営する会社
は二週間前に
国防高等研究計画局(DARPA)から融資を受けている
とし、突然狙撃されたことで、
国防総省内では緊張感を持ち、
海軍長官に対して早急に事件の解明と共に犯人の逮捕を要求
されたとのこと。
ダニエルは5年前北朝鮮から脱北し、アメリカ
に亡命してきた人物だった。犯人が北朝鮮の関係者だとしたら
何故5年も経って暗殺したのか?とすると、恐らくDARPAと契約
したことで目に付いたのではないかというものだった。
ダニエルは電子工学のエキスパートであり、現在独身。
兄のジミー・スーも工学と応用化学の博士号を持って居るとし、
海兵隊の小隊用の通信システムを開発中だったという。
ダニエルは習慣化された行動を取っていて、毎週、月曜、木曜、
土曜日に決まった時間、決まった場所で水上バイクをしていた
事が分かる。それを知っていた人物による犯行だろうとの事だった。

ヘティはネイトが本を読んでいるのを知って声を掛ける。
ネイトによるとグラフィック小説だという。内容はテクノロジー
によって崩壊された社会に生きる人間達が善と悪の間で苦闘
する事が解説されたものとのこと。ヘティはネイトはもっと知的
な本を読むのかと思っていたと語る。ヘティはネイトにドムに
前任者三人が不合格している事を話したのか?とするが、まだ
話せずにいる事を聞かされる。

ダニエルの家は自宅兼・オフィスになっていた。
ネイトとサムはオフィスを調べていくと、
中は荒らされた跡が
有り、壁や天上に血しぶきがある
のを目にする。
ランプに血が付いていて、もう一人の遺体が床に転がっているのを
発見する。

被害者はサリー・モリス。ダニエルと共に
スーサルテクノロジー
社を共同経営している人物だった。出資者の一人で、社員は
ダニエルと二名だけだったという。今回のDARPAの融資によって
社員や会社の規模も大きくなるであろう事が予想されていたという。
もしかすると犯人はライバル企業なのではないか?とのこと。

そんな中ダニエルの元に検視報告書が届く。
胸の上部右から左下に銃弾が貫き、心臓の6mm横をかすめている
という。
弾道が下向きという事は上から水上スキーのダニエル
に向かって狙ったもの
で、相当な腕が有ったであろう事が伺える。
サムはカレンは二人でダニエルが見つかった現場を調べに行くと
大方狙撃したであろう現場を特定する。銃声を聞いた人物が居ない
事から、
サイレンサーをつけて居たであろう事が推測され、プロ
による犯行だとつげる。ダニエルに
防波堤に設置して有る監視カ
メラの映像
を調べるよう告げると、道具を持って居る不審者が
写っていた。顔は写っていなかったが服装を特定することが
出来たとして、発砲後の駐車場のカメラを調べると、なんと
狙撃したのは女性であり、女性はアジア系だと分かる。
そんな現場にヴァンスが現れると、その女性はリー・ワンカイ
いう北朝鮮の暗殺者だと語る。一週間前にL.Aから入国し、移民局
が嗅ぎつけた時には既に逃走していた事を告げ、変装の名人で
いくつもの顔が有るのだと語る。
ヴァンスとはこれまでにも
84年にプラハで顔を合わせたのを機に、7年後に東京、その後
シエラレオネ、パリ、N.Yで交えたことがある人物
だという事
だった。

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北朝鮮で軍事技術を開発していたダニエルが脱北し、アメリカ
の国防と協力していた事から、ダニエルは東欧を拠点として
活動している北朝鮮の暗殺者・ワンカイによって射殺される。
ワンカイは長年レオンと一戦を交えてきた宿命の相手だという
事を知り、レオンは今回何とか決着を付けようと考えていた。

NCISのお約束なのか、ギブスの事を恐れる職員の姿が有るけど
NCIS:LAでは随分とヘティの事を恐れているスタッフの姿が有る。
ヘティが謎の人だというのは面白い設定だけど、ちょっと
オーバー過ぎないか?
ヘティの役割がよく分からないけど、衣装コーディネーターみたい
な役割で、かつては映画界でコーディネーターをしていたという
設定なのだろうか?このドラマの中でもやたらと服を汚すなと発言
するシーンが有るけど、そんなの無理じゃんかと思いつつも、
そのウチ癖になってくるだろうか。

今回のヘティの話の中でもローレンス・オリヴィエとの昔話
が描かれていたけど、マッカーサー役をしていたという事から
1981年「インチョン!」(Inchon)という映画での事を差している
様だ。写真に写るヘティの姿が如何にも合成って感じがしたのが
何とも言えない。

事件は結構気難しいモノが有ったけど、わざわざワンカイも
サリーを殺したのは自分ではない事を告げる所を見ると、
殺しにも一応拘りがあるのだろうか?話ではダニエルの関係者
は皆殺しみたいな感じだったので、今回の真犯人がサリーを
殺さなくてもワンカイが殺していたのではないか?と思う所も
有る。

今回は何と言ってもNCIS〜ネイビー犯罪捜査班のアビーが鑑識
の手伝いをした
こと。
アビーとダニエルはオタク友達という感じなのかな。
CMの中でアビーがサムとカレンを率いて歩いている姿が有った
けど、このエピソードってNCISのs7 #7とのクロスオーバーだ
ったのか。

ワンカイが本当に死んだのかどうかが謎として描かれるも、
この後の出演が今のところ見られない所を見ると、死んでしまっ
たのかそれとも出番を待っているだけなのか。
ヴァンスとの関係はなかなか興味深いと思うけど、本人にして
見れば気が気でないよね。

ワンカイが町中にいたジミーを殺そうとするシーンが有ったけど、
何故か銃弾を外していた。あれだけ水上スキーの難しい状況
でも射止めた彼女が弾を外すなんて・・・と思うけどね。

彼女の車を見つけた時のサムの射撃弾数もハンパじゃなかったし、
瀕死の状態で有りながらも、車から逃げている彼女の執念が
凄かった。

ケンジーの唇を読むスキルが見事今回の事件を解決させたような
もので、正直ドムはあんまり活躍していなかった感じがする。

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
ドミニク・ヴェイル (Adam Jamal Craig) OSPの新米捜査官"ドム"
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター
レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部

アビー・シュート (Pauley Perrette) NCIS分析官

リー・ワンカイ (Kelly Hu) 北朝鮮の暗殺者
ジミー・スー (Kelvin Yu) ダニエルの弟
エイミー・スー (Kathleen Munroe) ジミーの妻
フランク・デイビス (Michael Marisi Ornstein) DARPA職員
--- (Stanton Barrett) Video Guy
--- (Arielle Zimmerman) Blonde Girl

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