NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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Nov. 10, 2009
第7話 監視 Pushback

脚本/Shane Brennan 監督/Paris Barclay
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コールはアリーナのクルーザー内で金髪女性とシャンパンで
飲んでいる中、コールの事を
監視しているロシア人女性の姿が
有った。三脚を立ててビデオカメラを回していた彼女の背後か
ら殺し屋のタイラスが音もなく近づくと、後頭部に向けて
銃弾を放つ。タイラスはコールに電話し、片付いた事を告げる。
タイラスは現場に有ったカメラやパソコンを全て持ち去っていく。

サムはその日、ヘティの為に
菊花茶を入れていた。
それを見たカレンは珍しくお茶を飲むのか?と尋ねるとヘティに
頼まれたものだという。カレンはお茶っ葉の臭いを嗅ぐと、
かび臭いことに気がつく。これ飲めるのか?という問いかけに
サムは分からないという。ヘティに言った方が良いのか?と尋ねる
と、SEALではこういう時どう習ったのかと聞き返してくる。
危険は回避しろという教えだというサム。
そんな中、ヘティから"Mr.ハンナ、お茶はまだ〜"と陽気な声で
呼びかけるヘティの姿が有った。ヘティによるとお茶は血の巡り
をよくするので心臓に良いのだとして、カレンにも薦め、
クコの実を入れて飲んでみろと告げる。
ヘティはカレンに対して、バンス局長から電話が鳴るはずだと
告げると、次の瞬間電話が鳴る。

バンスによるとロス市警から、昨日
マリナ・デル・レイのアパート
で女性の遺体が発見されたが、被害者の所持していた帽子の
中に
USBドライブがあり、その中のデータにカレンの写真が有った
のだという。身元が分かったのはカレンだけだとして問い合わせが
有ったとのこと。誰かがカレンの事を監視している事は明らか
だという。何か私に報告し忘れている事は無いのか?とバンスは
カレンに尋ねるが何のことだか分からなかった。
バンスからUSBドライブのデータをエリックに送信した事を聞か
され、半年前の狙撃事件と何か関係が有るならば逐一報告しろ
と言われる。

一同隠し撮りされていたとするデータを見て見る。
すると写っていた写真は前のアパートに住んでいた頃の写真で、
カレンが撃たれる直前の写真だと判明する。また被害者の女性
の写真を見ると、撃たれる直前に遭ったロシアの女性だと
告げる。
写真はどれもピンボケしたものばかりだった。
一人の男性の事を8日前から監視していた事がカメラのタイムスタ
ンプから判明する。監視にしては随分と長いとし、顔認識の
検索にかけてみるという。ヨットの場所に居る謎の男性の事を
追っている様だがそれが誰なのかは分からなかった。

ネイトはヘティの元に行くと、カレンの人事ファイルを見せて
欲しいと頼む。公開されているデータはあまりに古いモノで
情報が殆ど記載されていなかった。主に
狙撃事件の捜査報告書
見たいとするとヘティは古傷が開くのを心配しているのか?と
問う。ネイトはなんとかその傷を癒してあげたいと告げる。
NA/794のファイルを開く。

サムとカレンとケンジーは殺されたロシア人が見つかったアパート
の現場に行く。ケンジーはカレンに対して自分と関係している
事件の捜査に関わらない方が良いのでは無いか?とするが、サム
はコイツは俺の言う事を聞くことはないと告げる。そのやりとり
を見てケンジーは二人が夫婦みたいだと呟く。

現場を調べると空き屋だった事が判明する。
イスに座っていた所を背後から撃たれて居るようだとし、部屋
にはパソコンとカメラの三脚が置かれていた跡が残っていた。
監視対象者はこの窓から見えるヨットに乗っていたであろう事
が分かる。しかし空き部屋に簡単に人が入れるものか?と疑問に
感じる。ロシア人がプロならば空き部屋に入るのも容易だろう
が、逆にプロならばドアを背にして背後から撃たれる様な真似
はしないだろうとの事だった。
この部屋の管理人・テディ・モーガンは鍵は貸していないと
していたが、ケンジーが部屋を借りたいとする名目で接触する
と非公式の鍵の貸し借りが有った事を示唆していた。
モーガンは素直に白状し、アパートに設置して有る防犯カメラの
映像を渡す。すると確かに遺体が発見された月曜日の午後5時30分
の直後の午後5時47分の映像の中に男性が写っている事が判明
する。しかしカメラを意識して顔を写らないようにしている事
が分かる。相手はプロだと。

そんな中、被害者のロシア人はデータをストレージサイトに
データをバックアップしている事が判明する。その中には
コサッ
クと書かれたフォルダ
が有る事が判明。それを見たカレンは
10年前に対ロシアマフィアを調査する為の合同捜査のファイル
だという。その作戦に関わった元CIAイーサン・スタンホープ
麻薬捜査局のリッキー・テイラーは殺害されている事が判明。
いずれも
2009年5月5日に死亡届が出ており、カレンが撃たれた
日と同じだと分かる。

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殺害されたロシア人女性が持って居たデータの中からカレンの
写真が見つかる。カレンが車の中から狙撃された半年前の
事件の頃の写真であり、女性が持って居たデータから10年前に
カレンが担当していたコサック作戦のデータが出て来ており、
その関係が亡くなっている事が判明。その作戦は当時内通者が
居て計画前に情報が漏れていたものだと言うが・・・

カレンの過去に迫るエピソード。
ここの所カレンがフューチャーされまくっているけれど、
ネタとして見れば7話の段階でそんな過去をえぐり出さなくても
良いのでは無いかと思う所は有るね。

カレンが作戦に参加していた時のエピソードだけでなく、その
先(過去)にあるカレンと女性の関係性というのが今回興味深く
描かれた。
カレンにとってせめてもの救いは、これまで忘れかけていた
女性であり、それ程深くは関わり合っていない事なのかも
知れない。
定住地を持たなかったカレンがここに根を下ろしていくという
事になるのだろうか。

10年前の事件が関係し、そして半年前の狙撃事件も一気に
解決する段取りだった。疑っていた人物はあくまでミスリード
を誘う流れで、実際の犯人は死んだと思っていた人物だった
ということ。金が有れば何でも買えるとばかりの展開だけど
もう少し死んだハズのイーサンが画面の中に描かれていれば
また印象も変わってインパクトの有る話だったのだけど、
いかんせんあんまり感情移入もていないままの登場シーンだった
のでやや呆気なかったかも。
カレンは感情の抑制が取れていて、そんな相手を見ても撃ち殺し
たりしないところは優しさを表しているのかな。

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
ドミニク・ヴェイル (Adam Jamal Craig) OSPの新米捜査官"ドム"
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター
レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部

アルカディ・コルチェック (Vyto Ruginis) セキュリティ会社・ロシア
側連絡係
ジョン・コール (Charles Esten) イーサン・スタンホーン、石油会社
テディ・モーガン (Andrew Rothenberg) アパート管理人
マックス・タイラス (Gregory Sims) コールの護衛
タナー (Andre M. Johnson) コルチェックの警護
ジャックス (Dylan Kenin) コルチェックの警護
アリーナ・ロストフ (Liisa Evastina) 謎のロシア人
若い頃のカレン (Kyle Dietz) 3ヶ月アリーナの共に暮らす
--- (Hilary Ward) Employee
--- (Tony Aaron II) Oil Refinery Guard
若い頃のアリーナ (Natalie Bessler) カレンの妹(義理)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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