NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Dec. 15, 2009
第10話 業火 Brimstone

脚本／Terrence O'Hara 監督／R. Scott Gemmill
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街はクリスマスムード一色。
アッシャー・ロスはコーヒーとマフィンを買い、新聞の自販機
でLAタイムスを購入。ウエストウッドのATMで金を下ろそうと
していた所に、突然電話が鳴る。すると次の瞬間電話に仕掛け
られていた爆弾が爆発する。

ツリーをNCIS:LAの施設に運んでくるサムとカレン。
ヘティは、クリスマスのツリーならばベイマツかヨーロッパア
カマツかコロラドトラヒが定番じゃないのか?とするが、二人は
ここはL.Aなんだから何でもありだという。私はここでは少数派
なのねとヘティが呟く中、ネイトは珍しくスーツ姿で現れる。
まさかデートか?ママがクリスマスに来るのか?それともここを
辞めて転職のために面接に行くためにそんなスーツを着ている
のか?と問うと、ただ今日はスーツを着ようと思っただけだという。
またヘティの弟子に戻ったのかとカレンは呟く。
ケンジーはスーツの男はステキだとするが、カレンとサムは
ケンジーは制服やコスプレも好きで、そんな相手と過去デート
していた事を指摘する。ルネッサンス祭りで村娘の衣装を着た
だけだと語る。

そんな中、エリックはいつものように口笛でメンバーたちを
作戦ルームに呼ぶ。
ウエストウッドで木曜日の午前8時7分に、元海兵隊のアッシャー
ロスが口座から金を下ろそうとしていた所、携帯電話が爆発
して死傷したとして、ATMに設置されている防犯カメラの映像を
見せる。アッシャーは元二等軍曹で海兵隊のEODと呼ばれる
爆発物処理班に所属していたのだという。半年前にファルージャ
で移動中に爆弾テロに巻き込まれて負傷し、三人の海兵隊員が
犠牲になり、ロスも片方の耳の聴力を失い除隊しているという。
サムはエリックに対して通話記録を調べる様告げる。

爆発現場にいくサムとカレンとケンジー。
そこで当日の足跡を辿る。彼はマフィンを買ったというがどんな
種類のマフィンを買ったのか?とカレン。その種類によって人柄
が分かるのだという。サムはいつもスパイシーシナモン味だと。
サンタが街に居るが何も目撃していないとの事。
エリックからの連絡で携帯電話の相手は同じ基地局から電話して
いた事が判明。被害者の1km以内に居たハズだという。また携帯
はプリペイド式のケータイで、現在反応は無いという。サム
はその携帯に電源を入れられるか?と問うと、エリックはやって
みるという。サムは指紋と販売経路を調べるので、カレンと
ケンジーにロスの自宅に行ってくれと頼む。

カレンとケンジーはロスの家へ。
最も容疑者として怪しいのは爆発物処理班の同僚だという。しかし
化学工学の同級生たちも全員バックグラウンドを調べる必要が
有るという。
ロスの家に行くとロスの父であるMr.ロスが居て、遺留品の片付け
をしていた。一人息子を失ったことで妻は現在ふさぎ込んでいる
との事。遺品は既に警察が調べていったという。ロスに犯人に
心当たりは無いか?と尋ねると、あまり息子の交友関係を知らない
のだという。私はこれまでの人生仕事人間として家庭を顧みなかった
事もあり、子供がリトルリーグに入ったかと思うと次の瞬間家
を出て行った感覚しかないとの事だった。最後に会話したのは
口論だったが、息子が海兵隊仲間に金を貸している事を指摘した
事が原因だったという。名前はよく知らないがキングという人物
に大金を貸していたとの事だった。イラクで一緒に勤務について
いたとし、子供の頃から息子は海兵隊に入るのが夢だったと。

一方エリックは携帯を再起動させたとサムに告げる。
携帯の電波は裏路地のゴミ箱で発信されていた。もしかすると
起動すれば爆発するかも知れないとして緊迫感を覚える中で、
携帯電話の着信音が鳴るだけだった。しかしレストランの廃棄物
の中に携帯がある事が判明し、ウジ虫がわいているのを見て
サムは仕事の為・任務の為だとして我慢して手を突っ込むのだった。

エリックからヘイスティグス・キングという人物がロスと
同じ班に所属していた事が分かる。大金を借りていたという事で、
容疑者として動機は存在していた。彼はファルージャの爆破テロで
重症を負っておりコロラドアベニューに住んでいるという。
現在サムが近くに居るので現場に向かわせるとのこと。
キングは"フォリー・オートモーティブ"という自動車整備工を
経営していた。サムが店を訪れると、車の下で作業をしている
キング。キングはサムに対してそれどころではないとし、車体
の下に爆弾が取り付けられている事を語る。シロウトには処理
出来るモノでは無いというとサムはそれを手伝う。セルモーター
にも爆弾が設置して有ることも分かり、リード線は細工されている
事が分かる。二つの爆弾が設置して有り、二人は同時に爆弾を
処理する。
たまたまオイル漏れを直そうとして車底に入ったら爆弾を
見つけたのだという。サムはロスから大金を借りているのでは
ないか?と問い、ロスが殺害された事を語ると、俺がロスを殺す
訳が無いという。ロスには何度も助けられヤツだけが俺を信じて
店の開業資金を貸してくれたのだという。金融危機の煽りで
損失して返金は確かに遅れているが殺すことはしないと語る。
犯人の心当たりを聞くが分からないと語る。
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海兵隊の爆破処理班がファルージャで爆破テロに巻き込まれて
負傷し、除隊することになる。アメリカのL.Aに住んでいたが
有る時突然ATMの前で携帯電話を使っているとその中に仕組まれて
いた爆弾によって殺害される事態になる。捜査している内に
被害者のアッシャーと同じ爆弾処理班に所属していたものたちが
次々と爆弾で狙われていく事が分かる。

なかなか特別捜査官たちが自分たちの心情を話さないとして悩む
ネイトが中心となって進行する話だった。
ネイトが背広を着たのも話しやすくする為の演出だったのだろう
か?ネイトの背広姿は決まっていたけど、エリックのシャツは
確かにアロハシャツみたいで、場違いな印象もあったな。

服装ネタ、趣味のネタでは、ケンジーの村娘コスプレだったり
ヘティが寝室にメイドのコスチュームを置いているとする暴露
ネタだったりで楽しかった。ただヘティのコスプレ、あんまり
想像したくない。

クリスマスの奇跡を至るところで演出したかった所も有るのだろ
うね。

事件の流れとしては如何にも戦場で起きた事件の真相がアメリカ
にまで持ち込まれたって感じの流れだったし、爆弾に軍用の
爆薬物質であるHMXが検出されたとの事で、海兵隊の爆弾処理班
が容疑者だとみるのも当然の所があったのかも。
当初車の下に爆発物が設置してあるとしていた頃から、キング
が自作自演をしていて犯人かと思ったけど、足を負傷していた事
を考えると、容易には出歩けそうもないし、目立たずに行動を取
るなんて事は無理だろうからね。

戦地でPTSDを発症しているとしたら治療しないと人格が変わる
恐れが有るとしたとする辺り如何にもな感じがしたし、アラビア
語のメッセージがまた如何にもタリクをミスリードに誘っている
なという感じがした。

潜入捜査という事でケンジーがキングに近づく際には、
父が海兵隊所属で基地を転々としていたことや、海兵隊員と
婚約までして戦地で失ったことなどのエピソードを披露する
シーンがあったし、カレンは取調室でオリンの気を惹く為に
ファルージャに居た事を話していた。ただケンジーの場合、
何処まで本当の事なのか分からないね。ウソ付き呼ばわりされ
ていたけど、ケンジー自らが語っているように何処から何処まで
がウソなのか。

サムが爆弾の知識が豊富で解除したり、またコーランの言葉
を知っていて車のレアガラスに書かれた文字が食卓章の第10節
"信仰を拒否し印を否定するモノは業火と共にある"と書かれて
いると語る際には、あらゆる意味で知識が豊富だという
事を感じさせた。

また今回カレンとケンジーがバディを組んで捜査するという
初めてのケースだったのかも。

最終的には爆弾を持った犯人の腕を撃っていたけど、かなり
危険だったよな。でもその流れにキングも引き込んで、サムと
キングが達成感を拳で付き合わせていた所など、強引ながらも
オチとしては悪くないのかな。

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