NCIS:LA 極秘潜入捜査班
NCIS: Los Angeles

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Jan. 5, 2010
第11話 恐喝 Breach

脚本/R. Scott Gemmill 監督/Perry Lang
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レニードレンツを始めとする海兵隊員はストリップクラブ
"HALO"
で休暇を楽しむ。レニーはダンサーのカティアに一目惚
れして声を掛けようとすると彼よりも先にサファー・ジョダーラ
という無精髭の男が彼女の手を引いていこうとする。レニーは
それを止めようとして喧嘩になりそうになるが、店のオーナー
ダラスが用心棒と共にやってきて店でトラブルは起こすなと
して喧嘩を止める。レニーはドレンツに彼女に惚れた事を告げる
と店から出て行き駐車場で声を掛けると、突然車道側から
車が突っ込んできて、レニーは轢かれて亡くなってしまう。

ヘティはこの日、出社してきたカレンに対して経費の精算を
していたら、
レストラン"マツヒサ"で1400ドルも使用している
事を指摘する。カレンは
マヤガミ事件の潜入捜査の時に使用
したものだというと、刺身に1400ドルもかけるなんてあり得ない
と言われる。しかしカレンは潜入捜査では相手の生活レベルに
合わせる必要もあるのだとして理解を求めるが、ヘティは何処か
不機嫌だった。これからはスープを飲みなさいと。

エリックたちは作戦ルームで、ストリップクラブ"HALO"で起きた
事件の映像を見せる。映像では
レニーが轢かれており、運転手
のアフリカ系アメリカ人らしい男(デング・オセット)が亡くなり
そして店のダンサー・カティアが入院
した事を告げる。
レニーたちが一緒に居たのは海軍の中でも暗号解読のプロたちで
有りトップシークレットを握っているオタク軍団がクラブで
飲んでいたのだという。クラブの中の映像はプライバシー上
存在しないとのこと。車は盗難車で被害者にはIDが無く身元が
分からないという。サムとケンジーは事故(事件:ヘティ談)現場
へ行って調べる様告げ、ドムはレニーの交友関係を調べ、
カレンは被害者女性が入院している
サンセット大通りにある
病院・
バーモントのハリウッドプレスビテリアンに行く事を告げ
る。女性がウクライナ人である事以外まだ何も分かっていない
という。

サムとケンジーは事件現場を調べるとタイヤ痕が有り、ブレーキ痕
が無い事を知る。明らかに事故ではなく事件だとの事。

カレンはカティアの病室にいき彼女から話を聞く。
レニーと面識は無いという彼女。自分は
ウクライナのプフリフカ
出身だという彼女。カレンは
バラクラフスキに派遣されていた
事があるとし、そこでインフラ整備をしていたという。最近まで
地元の人さえ近づけなかった場所だという。カティアは現在
学生ビザを申請中だとするが、ウソだという事は明らかだった。
カレンは自分は移民局のモノでは無いと告げ、当日の事を話す
様告げる。カティアは多分運転手の男は店内で腕を掴んだ男の
仲間だとし、レニーは私が男に連れて行かれそうになるのを
止めた人物だという。
そんな中カレンの元にエリックから電話が鳴ると、
事故車の窓
から指紋が検出
されたことを告げる。指紋の主はセサル・"チチ"・
バルガス
との事でメキシコ国境付近で麻薬の密売や密入国者の
斡旋をしている人物で逮捕歴があるという。カレンはその男の
写真をカティアに見せるが、腕を掴んだ男とは違うと語る。

サムはオーナーのダラスから話を聞くが、何かを隠している
様子だと悟る。
サムとカレンとケンジーはバルガスの家で落ち合うことに。
すると
バルガスは殺され冷蔵庫の中で発見される。

検視官のローズを遺体を調べる。
ローズはいつも遺体を運んでくるネイトじゃない事に不満。
ローズは彼はとても良い人だとして気にしており、彼の上司は
働かせ過ぎだと非難する。
バルガスは死後2週間が経過しており、鈍器で殴られた後、
窒息死させられたみたいだという。運転手の男に関しては、
体内からはアルコールもドラッグも検出されなかったとのこと。
現在歯形などから身元の特定を急いで居るという。しかし背中
特徴的なキズが有り、まるでナタで切られたもので、ルワンダ
の虐殺の現場で見るような傷との事だった。

運転手の指紋は難民データベースでヒットする。
男の名はデング・オセット。アフリカ人でスーダン出身。
三年前からアメリカの里親の元で暮らしているという。
サムは
ロストボーイと呼ばれる第二次スーダン内戦の犠牲者
ろうとし、この内戦で2万5千の若者が家と家族を失ったと語る。
運が良ければ難民としてアメリカなどに引き取られるというが・・

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ストリップクラブの駐車場から車が突っ込んできて海兵隊員の
レニーとその車を運転してきた男性・デングが遺体で発見され
る。事故かに思われたが、捜査していくウチに事件性が
有り、このクラブが関与しているものと思われていく。

なんか色々と複雑な事件だった。

盗撮、恐喝、不法入国、テロリスト、そして内戦の被害者。

ネタ的にはサムがメインとして描かれた内容で、サムが第二次
スーダン内戦のロストボーイに関してやたら詳しく知っていた
のが気になるところだったけど、その時の被害者をアメリカ
に連れてきており、信頼を築いていたハズが、最終的には
信頼を失っていくという寂しいサイドストーリーが存在して
いる。

テーマとしては休暇というものも存在していて、それぞれに
抱えている事情が存在していたけど、その中でも心理学者の
ネイトが引き合いに出された。前回の展開の中でネイトは
チームの人たちの精神査定をすると語っていたけど、ヘティ
があなたの精神査定は誰が行うのか?と語るシーンが有った
けど、その辺は上手い事核心を突いている所も有るのだろうね。

カレンは今回移民としてやってきたカティアと心を通わせていく。
カティアはウクライナからの移民。
それが不法入国なのかどうかは分からないけれど、カレンは
事情聴取の場で頑なな態度を取るカティアの事を、人に頼る
事になれておらず、自分を守るために気持ちを表に出さないの
だとしており、カレンもそういう過去が有ったのだろうね。
ただ今の彼は気持ちは表に出している気がするので、恵まれて
いる方なのだろう。

犯人は敬虔なイスラム教徒だという。
そんな彼がSMプレイをしている映像が有る姿が有れば、
盗撮をして脅しをネタに金儲けをしているダラスというオーナー
の事を愛国心の有る人物だと分析していたところが何とも
違和感だらけの話だった。

ヘティが妙に弱気で有ったり不機嫌だったりする姿が有り、
ヘティのキャラクターからすると上層部からの圧力なんて
はじき飛ばしてくれそうなものをなんか違和感が有ったな。

そもそもこのクラブへの立ち入り検査も潜入せずとも正当な
手順で出来そうだったし、最後にサファーを呼び出す流れも
わざわざ金を寄こせとか言わなくても来た瞬間に逮捕出来る
だけの容疑は十分有ると思うけどね。

使用された曲

・The Blue Vanの"Man Up"

G・カレン (Chris O'Donnell) 特別捜査官現場対応チーム主任
ネイト・ゲッツ (Peter Cambor) OSPの心理学者
ケンジー・ブライ (Daniela Ruah) 下級捜査官
ドミニク・ヴェイル (Adam Jamal Craig) OSPの新米捜査官"ドム"
サム・ハンナ (LL Cool J) 上級捜査官。SEALs出身
ヘンリエッタ・ラング (Linda Hunt) "ヘティ"、OSP管理部長
エリック・ビール (Barrett Foa) OSPのITオペレーター
レオン・バンス (Rocky Carroll) NCISワシントン本部
ローズ・ショワルツ (Kathleen Rose Perkins) 検視官

サファー・ジャダーラ (Henri Lubatti) 無精髭、イスラム過激派組織
カティア・ビトカ (Jana Kolesarova) ポールダンサー
ダラス (JR Bourne) ストリップバー"HALO"オーナー
モー・デューサ (Ronald Auguste)
モステル・レニー (Josh Kelly) Navy Petty Officer
デリック・ドレンツ (Jason Hastings) Navy Petty Officer
デング・オヤット (Bambadjan Bamba) 運転手、難民
ヤッサン (Tony Tambi)
--- (Tony Flores) Hitman

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