NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Jan. 26, 2010
第13話 失踪 Missing

脚本／Gil Grant、Matt Pyken 監督／David Barrett
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突然一台の車を襲う覆面の男三人組。
運転手は抵抗のために発砲すると犯人も慌てるが、ガラス窓を
破り運転手はバンに乗せられ拉致される。

サムとカレンは昨夜のカラオケ大会の話合いをしていた。
カレンは十八番のフリオ・イグレシアス＆ウィリー・ネルソン
の「かつて愛した女性へ」を熱唱していた。デュエット曲を
一人で歌うという自己流だったが、鼻声のウィリー・ネル
ソンが自己流なのか?というサムに対して、サムが歌った
「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」に対して、何時の時代の
歌だと反論する。ネイトはBackstreet Boysの曲を歌ったが、
サムとカレンからカラオケで男性グループはお勧めしないと
言われる。ネイトは二日酔いが激しく、本日のセミナーが気が
重いと告げる。ドムが遅刻している事に対して、新米が遅刻
なのかとしてカレンは非難する中、ヘティが登場する。
ヘティはカラオケ大会でBon JoviのWanted Dead Or Aliveを歌
って優勝。コニャックにはBon Joviと上手くマッチするのだ
と語る。

ドムが居ない中、ヘティは職場の安全環境についてのセミナー
を開始する。しかし始まったと同時にケンジーの携帯にメール
音が鳴りカレンやサムにも次々とその音が鳴り始める。
マナーモードにしなさいというがヘティの携帯にもメール音が
届き、ドムからの援護要請の電話だという。4桁の暗証番号が
必要なために、誤報ではないとして、すぐに作戦ルームに集まり
ドムの現在の状況を調べる。
電話の電源は入って居らずGPSでは検出出来なかった。
車のGPSを調べると、ダウンタウン南のサンタフェの裏路地に
駐まっている事が分かる。
すぐに現場に行くと、地元のL.A PDの職員達が捜査していた。
車のフロントガラスには銃弾が貫いた跡が有り、車内は血痕で
汚れていた。しかも致死量に近い血痕故に、ケンジーは特に
衝撃を受ける。
カレンはすぐにエリックに電話すると、周辺に有る防犯カメラ
を調べる様指示する。
制服警官によると45分前に巡回した警官が車を発見したのだと
いう。
車を調べると現金、家の鍵、パソコンなどには一切手が付けられ
て居なかった為に強盗事件ではないという。人通りの少ない地域
故に、目撃者もなく、銃弾は内側から外側に向けられて発砲され
たものだと分かる。
ドムは毎日この抜け道を通っていたとし、車の停車する向きが
ドムの自宅方向を向いている事から、昨夜拉致されたものだろう
と推測する。恐らく隙を見て携帯電話で助けを求めてきたもの
だと。車載カメラが有るがHDDが壊されている事が分かる。

ドライブレコーダーを技術班のタイの元に持って行きデータが
修復できないかと頼む。
タイによるとドムとは古いパーツを使ってパソコンの組み立て作業
をしていて、今日彼は冷却ファンを持って来てくれる予定だった
という。捜査官なのに妙に精密機械にも強かったというタイ。

ネイトによるとここ数日間ドムが不審な行動を取っていた形跡
は無いとヘティに報告。現場の目撃者も全く居ないと。
ヘティは何故ドムが誘拐されるのか?として疑問に感じる。
FBIや麻薬捜査局DEAにも捜査協力を求めた事を告げ、カレンたち
にドムを助ける為ならば手段は選ばない事を訴える。

ネイトとケンジーは何か手がかりがないか、ドムの家を調べる
ことに。ケンジーとネイトもドムの自宅に来るのは初めてだった。
ネイトは例え同僚でも部屋に行き来するまで関係を進めるには
それなりの時間を要することを聞かされる。ケンジーはドムが
MITを卒業後にNCISの訓練を即受けたのだという。多分すぐに
社会に出たかったのだろうと告げる。家族には誰が話すのか?と
問うとネイトは局長かヘティが行う事を告げ、僕はその役目を
今まで一度もこなしたことがないという。
ベッドから昨夜は家に帰っていない事が判明。
ケンジーはドムの部屋からマンションのセキュリティカメラに
接続できる事が判明する。

ドムのパソコンを調べるが、メールのやりとりには危険性を
示す内容はないという。この職場に赴任してきて数ヶ月で敵を
作ることなど無いのではないか?というサム。恐らく無差別だ
ろうとし、若者が治安の悪い道を通ったのが襲われたのだと
いう。しかしサムによると誘拐には必ず目的が有るのに、不運
だとするには納得がいかないと語る。

そんな中ドムのアパートには駐車場に三台のカメラが設置して
あり、ドム専用の駐車スペースには一台カメラが設置してある
事が分かる。記録をさかのぼると2日前に何者かがカメラを設置
している姿が有る。カメラがある事を知って敢えてカメラを
設置していく理由は何なのか。とりあえずエリックに対して
容疑者の映像を顔認識ソフトが照合してくれと語る。
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昨日のカラオケ大会での余韻がさめやらぬ中、突然NCISに
入ってきたのはドムからの援護要請の知らせだった。
調べてみると昨夜帰宅途中に何者かによって襲撃され、
発見されたドムの車の車内にはおびただしいまでの血痕が飛び
散っている事を知る。強盗目的とは考えられない中で、
何故ドムが狙われてしまったのか。ヘティはあらゆるものを
動員してでもドムを救出するようメンバーたちに命令する。

NCISと言っても過去に傷のある人物ばかりがその職に就いて
いる事も有って、私生活がなかなか見えない中で、誘拐された
原因には何か過去が存在しているのかと思わせるものが有った。
今回は全く目立つことのないドムの事情が描かれたけど、
NCISのメンバーって兵役の適正訓練のように、彼らが所属する
前に適性試験を受けたら落ちるんじゃないか?みたいな心の
傷を背負っている人が多い気がする。

カラオケ大会でもドムは一人早退の格好で帰宅してしまったので
何事かと思ったけど、両親だか家族に会う予定だったのだろう
か。

冒頭ではザックリとカラオケ話で盛り上がっていたのでここ
ので深刻になるとは思わなかったし、まさか次週に続くみたい
なオチとしてドムを助けられない状況が続いていくところは
驚きと共に、早いところ救出して欲しいかなと。

どうやって携帯で連絡したのだろうか状況が見えないし、
ラファエルも電池を抜き取られた後の携帯電話を使って
どうやって連絡を取ろうとしていたのか気になる。
以前のエピソードの中で、プリペイド式の携帯電話をエリック
が遠隔から電源を入れるというエピソードが有ったけど、
NCISのような人物の場合、電源を切っていても常にイチを
把握出来るシステムを埋め込んでおく必要が有るね。

ドムの駐車スペースに設置してあったカメラのシーンとか
必要だったのか?という感じにも思えた。

今回はメンバーの中でもケンジーがドムの拉致に関して責任を
より感じていたようだ。その辺の理由がイマイチよく分からず
ヘティとの会話の中で、ドムと一緒にこようとしていたが
用意に時間がかかるので嫌だと言われていたような事を口に
していたけど、ケンジーにとっても新人のドムは目をかけて
いたという所なのだろうか。

罪悪感を抱くことは簡単だが消し去ることは出来ないとする
ヘティが時に罪悪感は行動のモチベーションになるけど、
判断を鈍らせることにもなりかねないとして、相変わらず
サリバン捜査官のネタを披露していた。チョイチョイ出てくる
サリバン捜査官とのエピソード・回想シーンは今後出てきたり
するのだろうか。

今回はコロンビア国籍の男性たちが犯人だったという事で、
ケンジーのスペイン語の語学力がもの凄く役に立った。

さて事件としては携帯電話の電波を傍受出来たことで、場所を
特定し、そこに有った遺体と処置の跡、そしてドライブレコー
ダーの中から音声データを取りだし、容疑者特定へとつなげて
いく。タイという技術班のスタッフは今回が初めて。
そのまんまタイとか東南アジアっぽい顔立ちの俳優さんだった
けど、こういう配置にアジア人が使われることは多いね。

7年前に移住してきたクラウディアの兄ら誘拐組織のメンバーが
関わっているという事で、取引しようとするも、この取引が
有効だったのかどうかは謎だったな。
意外にもタロ兄弟は絆が存在していて妹の身を案じている所
など、聞いていた話とはちょっぴり違う感じがしたな。

さて明日のエピソードでは助けることが出来るのか。

捜査のためとはいえドムの家に踏み込むというのもちょっぴり
気まずい。パソコンとか覗かれてしまったけど、見られて
困るものが入っていなくて幸いかも。
ケンジーに至っては洗い残しのドムの家の食器を洗う姿が
有ったね。