NCIS:LA 極秘潜入捜査班 NCIS: Los Angeles http://www.tv-tokyo.co.jp/ncis_la/

Feb. 9, 2010
第15話 強盗 The Bank Job

脚本／Dave Kalstein 監督／Terrence O'Hara
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ケンジーはサーティファイドナショナル銀行にいくと、窓口の
男性・カーティス・ラクロスに貸金庫を借りたい事を告げる。
個人情報を書いて欲しいと言われる中、三人組の覆面武装強盗
が入ってくる。ケンジーは自分は連邦捜査官だとして、投降を
求めるがジョニーという男性ともみ合いの末、ケンジーは二発
銃弾を喰らって倒れる。

24時間前。
サムとカレンはNCISのオフィスに来るとデスクの上に無造作に
ダンボール箱が置かれている事に気がつく。中にはオモチャの
キングコブラの人形などガラクタが入っている事に気がつく。
ヘティがガレージセールにでも出すモノか?というカレンに対し
て、それは私のモノだと名乗り出るケンジー。これは思い出の
品でかけがえのない宝だと主張する。中には東京・六本木で
買った72色のお守りのブレスレットや、ピートと呼んでいる
人形が入っていた。以前私のアパートに泥棒が入ったので
盗られないように避難させたのだという。
サムは大事なモノは床下の第6級耐火金庫の中に入れてあると
いう。カレンは持ち物に拘らないとのこと。会話を聞いていた
ネイトは収集魔・貯蓄魔は隠れロマンチストが多いのだと語る。
ヘティもまたその会話に入ってくる。かけがえの無い足跡は
アルファルトに刻まれているという彼女は、モンテカルロの
市街地コースのサーキットに刻まれているとのこと。最高級品で
はないが最速のものだと意味深な発言をする。

そんな中、エリックの口笛が鳴り響く。
作戦ルームに集まると、先月バグダッドで起きた事件の概要が
語られる。海兵隊が奇襲を受けた事件で、復興資金として渡る
ハズの金・アメリカ紙幣500万ドルが奪われたのだという。
その後ジハード砲撃戦線が犯行声明を出したとのこと。
ジハード砲撃戦線とは1994年にアブフルジャリールが結成した
組織で国務省が最も警戒を強めている集団だという。
中東中に下部組織が転々としているとのこと。その後デルタが
隠れ家に突入しSIMカードを押収し、その中の情報からLAに
電話をかけている事が分かったという。海兵隊で軍の税関監査官
のチャド・ジェフコート二等軍曹で、奇襲の三日前に通話して
いるとのこと。恐らく彼が内通者で輸送の情報を漏らしたのだろ
うとの事だった。現在彼はレドンドビーチに住んでいると。

サムとカレンはチャドの家に向かう中、カレンはサムに対して
金庫の中には宝物として何を入れて居るのか?と問う。
パトリック・ユーイングのルーキーカード、N.Yジャイアンツの
86年フットボール、シルバーサーファーのコミック全巻、
明日のレイカーズ戦のチケットだという。他には無いのか?と
問うと在り来たり過ぎるものだという。絶対に何か有るハズだ
と問うが、話題を変えようとしたサムにそれがSEALのやり方か
と告げる。サムはマイケル・ジャクソンの手袋だと告げ、1987年
にBADツアーで最前列に投げたものを入れて居るという。あの
スパンコール付きの手袋が宝物なのか?と馬鹿にすると、キング
オブポップだぞと反論する。

チャドの家に行くが留守だった。
通りかかる配達員のダミアン・サレルノにチャドを見かけなかった
か尋ねるが知らないという。
サムは庭に血痕付きの鍵と共に9mm弾の薬莢を2発見つける。
車を調べるが遺体は入っていなかった。しかし家の前に置かれて
いるゴミ箱の中にチャドの遺体が入っていた。

すぐに現場をロス市警が確保する。
サムたちはチャドの自宅を捜索すると、カレンが食器洗浄機の
裏に隠されている大金を見つける。25万ドルの通し番号の1万ドル
紙幣で、調べるとバグダッドで奪われたものだと分かる。
狙われている事を知っていたら制服を着て勤務には行こうとして
いないハズだという。
庭の鍵はノースバレーの飛行場の格納庫の鍵だと判明する。

ネイトがハーモニカでブルースを吹いているのを知ってケンジー
を近づく。それは私が父からもらったハーモニカだとすると
ネイトはドムの持ち物かと思ったという。ネイトは彼女に父の
事を話そうとしないねと告げると、何か有れば話して欲しいと
いう。すると15歳の頃、ケンジーは町外れの基地に住んでいた
歳に、友達と映画に行きたいと父に話したら反対されたという。
しかし父は同僚達と飲みに出かけたので、自分も抜け出して
友達と映画「タイタニック」を見に行ったのだという。
しかしその時に父親を見たのが最後で、後日高速道路脇で遺体
として発見されたのだという。飲み友達は無実だとし、転属され
たという。未解決事件で15歳だったので何も出来なかったと。

格納庫に行くサムとカレン。
そこには使用していないスキーマスクと繋ぎの作業着がある事
が判明。ダウンタウンのサーティファイドナショナル銀行の
見取り図がある事から銀行強盗を行おうとしていた事が判明
する。すると三人の男性が格納庫に入ってくる事が判明する。
サムとカレンは応戦し、ベネリを除いて射殺する。
ベネリは病院に運ばれる中、格納庫には475万ドルが有る事が
判明する。これでバグダッドで盗まれた紙幣の全てが回収された
ことになる。しかし大金を手にしているのに銀行を襲うなんて
不自然ではないか?と疑うのだった。
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ケンジーが銀行に居た際に、武装した強盗と対峙して銃弾を受けて
倒れてしまう。果たしてケンジーは助かるのか否か。
NCISは24時間前から、先月バグダッドで盗まれた500万ドルの紙幣
の事件を捜査している最中でのことだった。

ドムに続いてケンジーまでもがやられてしまうのかと思わせるネタだ
ったけど、ここでケンジーを失ったら、NCIS:LAとしては正直、相当
グダグダになる事は必至なので、どういうカラクリがあるのかなと
思って見ていた。
結果的に、24時間前に時間がさかのぼり、銀行強盗事件にたどり着いた
際には、ケンジーが銀行の内通者と接触しようとしていた流れが有り、
銀行の外ではサムらが監視している事から、事情が判明していく。

外で見張りが居る中で、容易に銀行に強盗に押し入ら せてせる
カラクリには一体何が有るのか、そしてその様な状況の中で、サムとケン
ジーしか顔を見せて折らず、カレンが何処に居るのか解らない
状況の中で、何が起きているのかという事を興味深く描いたもの。

NCIS周りのネタでは、宝物の存在が今回話題の中心に描かれた。
ケンジーは父親との思い出の品が宝物として存在しており、父が事件
によって殺害されたであろう事実が判明する。
ケンジーは以前、容疑者の取り調べの中で、父親の件を話す事が有った
けど、少しずつ互いに自分の過去を話すようになってきた感じがする。
海軍の兵士だった事は話していたけど、まさか任務中に亡くなったので
はなく、事故・事件に巻き込まれていたとする辺り、今後その辺の事情
が語られる事に期待したいところ。

一番私生活で謎なのはやはりカレンだし、ヘティに至っては、1955年にレーシン
グカーレースに参加していた事が判明。アンダーテスアに悩まされたとして
いたけど、体型的にはレーサー向きだけど、一体何をしていたんだか
という感じだね。

流石にバグダッドから金をアメリカに運び込む辺り、相当違和感が有った
し、SIMカードを現場に残して行くというマヌケさ加減がちょっとあり得なかった
けど、今回は容疑者のベネリを泳がしたり、カーティスもまた泳がして
真相をたぐり寄せようとする所など、二度に渡る同様の方法論を使用
していた。

また8話に続いてレンコー捜査官が再登場。
今回銀行員で不正を働いている人物・カーティス役には「プリティ・リトル・ラ
イアーズ」で女子高校生に手を出して居る教師エズラ役を演じている
Ian Hardingが登場していた。